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ヒストリック・ブロール視点で見る神河:輝ける世界の注目カード
ドーモ、皆さん。
バーチャルPWの重寝 累花です。
ネオカミガワこと神河:輝ける世界のリリースが近づいてきましたね。
間違ってるけど間違っていない日本風の世界、ファイレクシアの侵攻……、ストーリーとして気になる次元であることはもちろん、強力なカード、ヘンテコなカードが様々なフォーマットを賑わせることでしょう。
……もちろん、ヒストリック・ブロールも。
今回はヒスブロ目線でどんな変化があるのか見ていきたいと思います。
●新たな統率者
伝説のクリーチャー33体、伝説のプレインズウォーカー4名、計36枚の統率者が新たに参戦します。
多くない? と思いましたがおそらくサイクル2つもあるのが原因です。
※37枚あると聞いていたのですが、どう数えても36枚にしかなりませんでした。何かが抜けているのか分かったら更新します
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![](https://assets.st-note.com/img/1644046712718-ump4qWly6E.png?width=1200)
固有色の内訳は以下のようになります。
白単色:5枚 (うちPW1枚)
青単色:5枚 (うちPW1枚)
黒単色:3枚
赤単色:4枚
緑単色:4枚
白黒:2枚
青白:1枚
青黒:3枚 (うちPW2枚)
赤黒:1枚
赤白:2枚
緑白:1枚
緑青:1枚(PW)
青赤白:1枚
赤白黒:1枚
青緑黒:1枚
5色:1枚
忍者の色である青黒が3枚、侍の色である赤白が2枚、そして白黒の2枚は文明の技術も神の力も両方使う勢力のカードですね。
今回は特に2色伝説のサイクルなどはなく、やや歪な収録に見えます。
また、久々の3色統率者の収録が目を引きます。
スタンダードブロールでは今までヨーン、エクスタス、ミンスクの3枚しかなく、ジェスカイは久々の登場となります。
ヒストリック・ブロールでもスゥルタイは5枚目(ヨーン、ブロコス、ヤロク、ムルドローサ)で、ジェスカイは4枚目(ヴァドロック、ナーセット、カイカ)、マルドゥは5枚目(エクスタス、カーリア、スナップダックス、グウィン卿)となります。少ないですね。
特に注目度が高いのは《暁冠の日向》でしょうか。
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ジェスカイカラーの統率者で、自分が対象を取るときは軽く、相手が対象を取るときは重くなります。
《崇高な天啓》、《マグマ・オパス》といった対象をたくさん取る呪文はもちろん、《時間のねじれ》や《カーンの経時隔離》など、単純に強力ですが対象を取っているカードも多くあります。
本体スペックも低くはなく、打消しも多くが軽減対象。
ひとたび動きだせば使い手に多大な恩恵をもたらすでしょう。
●ヒスブロ的、神河の注目カード
![](https://assets.st-note.com/img/1644048731898-dDrlZG9asm.png)
よくある《忘却の輪》系エンチャント。
クリーチャーかアーティファクトしか追放できない代わりに、魂力で捨てることでブリンクもできます。
ブロールはハイランダー・フォーマットであるため、複数の使い方があるカードは単純に嬉しいですね。
相手の脅威除去か、統率者など自分の大事なカードを守るか、もしくはcip能力を使いまわしてアドバンテージを確保するか。
攻防一体で運用できる面白いカードです。
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カルドハイムで出た《金への捕縛》の同型再録です。
プレイズンウォーカーや土地の起動型能力まで縛れる、大変優秀なオーラです。
たいていのデッキでは《金への捕縛》と合わせて1枚程度でよいかと思われますが、エンチャントに寄ったデッキや、カードの絶対数が不足するスタンダード・ブロールではダブル採用もアリでしょう。
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可愛いイラストと裏腹に、エゲつないリセットスイッチだと話題の1枚。
ヒストリック・ブロールにもアーティファクトやエンチャント、墓地を使って悪いことをしようとするデッキは多数存在するため、場合によって柔軟にモードが選択できるのは大変便利だと思います。
《次元の浄化》や《啓示の刻》と比べPWまで巻き込むことはできませんが、墓地にも触れられる点や必要に応じて除去しないものを選べる点、ダブルシンボルであることなど、強いところはかなり多いです。
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おそらく今回随一のヒスブロカードです。
能力を失わせた上にタップし続けるというのはほぼ戦場に存在しないに等しく、統率者を統率領域に戻すことなく無力化することができます。
《神秘の制圧》などに近い系統ですが、何かしらのアンタップ手段を用いなければ戦闘に参加することもできず、PWやヤバいアーティファクトにも当てられるのが非常に強力な1枚です。
もちろん4マナというのは少し重めで、エンチャント除去で復帰される可能性もありますがそれ込みでも重めのデッキであれば採用したい1枚です。
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クアドラプルシンボルを持つ、青の招来サイクルです。
青単or青がとても濃いデッキでしか使えませんが、クリーチャーかアーティファクトを奪い、さらにアンタップします。
相手の統率者を奪い取る動きの強さは、言うまでもないでしょう。
デッキの核であり、何度も出てくる権利を持ったカードを自分の戦場に留めておくんですからね。
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条件付き《対抗呪文》・・・というよりは、即席つきの《取り消し》といった方で適切でしょうか。いやマナ総量とか細かな違いはありますが。
いずれにせよ、アーティファクトカウントがそれなりにあるデッキなら軽く構えられるというのは嬉しいポイントです。
序盤はシングルシンボルまで軽減できる《金属の叱責》の方が強い場面も多そうですが、確定カウンターは後半マナが溢れる頃に活きてきます。
もちろんヒスブロなら2種とも積んでいいですしね。
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色マナは出なくなったもののアーティファクトタップでもよくなった《バネ葉の太鼓》。
ヒストリック・ブロールはハイランダーゆえの再現性のない戦い、統率者を核とした戦略が魅力的なフォーマットです。
しかしそれはそれとして、序盤のマナ加速で差をつけて先に脅威を通してしまった側が有利を取ってそのまま押し切ることもままあります。
緑系のデッキが《ラノワ-ルのエルフ》や《金のガチョウ》からスタートしたときや、《秘儀の印鑑》、《モックス・アンバー》を早くに置いて押し切った経験や、逆に押し切られた経験は誰にでもあると思います。
1-2マナで置けるアーティファクトやクリーチャーが多数入っていることがロケットスタートの条件ではありますが、青いデッキがより強烈なスタートを切れるようになってしまう、ヒスブロのゲームスピードに一石を投じるカードです。
と、ここまでが強い理由その1ですね。もうちょっとだけ続きます。
バネ葉っぽいどだけでもヒスブロカードではありますが、さらに魂力で《道迷い》(デッキボトムへも置く選択ができますが)能力もついてます。
序盤に引けばマナ加速、後半に引けば打ち消されづらいバウンスになる洗練されたデザインです。
もちろんトップに置いて引き直される、不要ならボトムに送れるといった選択肢を与えてるので《道迷い》より中身自体は弱いのですが、魂力であるという点で十分ひっくり返しています。
デッキをシャッフルさせられるリスクがあるときは、統率者は統率領域に返さないといけなかったりもしますからね。
とりわけ相性がいいのはキナンやムルドローサ、航行長ハナですが、様々なデッキで活躍できる可能性のあるカードだと期待しています。
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緑の除去対策バットリの新作。緑1マナで呪禁も破壊不能もつけます。
《英雄的介入》の単体版のようなカードですね。
なぜかライフゲインもあります。
キナンやシッセイなど、「1ターン守ればそのまま押し切れる」系の強力なシステム統率者をほぼ守り切ることができます。
布告や対象を取らない追放からは逃れられませんが、それでも1マナで守れる範囲としては非常に広く、頼りになるカードです。
パーマネント対象なので土地や置物を守れるのも嬉しいですね。
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2種類の魂力を持つ、モダホラ収録カードみたいなたんまりテキストの空亀です。空亀ってなんだよ。
およそ1マナ重い《送還》+1マナ重いがインスタントの《新たな芽吹き》の分割カードのように扱えます。
さらに7マナで大型生物になるモードがあるため、3分割カードのような取り回しのカードになっています。
とはいえアンコモン。複数のモードを同時に使うこともできないので利便性はありますが、ただ使うだけではパワー不足は否めません。
パワーより利便性のカードもデッキの強度を上げるには必要なこともありますが、より強く使うならリアニメイトや、これ自体を回収できるギミックがあると良いかもしれません。
●おわりに
今回はネオ神河の注目カード紹介でした。
神河にはアーティファクト・クリーチャーやエンチャント・クリーチャー、忍者や侍はもちろん、ムーンフォークやネズミ人、蛇人など多様な存在が暮らしており面白いシナジーにも期待したいところです。
最後に、note以外の活動を紹介します
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それでは。
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