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【11月23日ヒスブロ配信使用デッキ解説】蜂と預言者と深きもののパーリナイ

おはようございます。バーチャルPWの重寝 累花です。
先日、久々にヒストリックブロールの対戦会枠を行いました。
いつもはTwitterでちょっと解説して終わり! なのですが、新規カードの多かった今回、なんでこれ入ってないの事案などが多発。
140字では足らないため、noteにて解説します。

おおよそ、今回選んだ理由、コンセプト、良かった点、改造ポイントの4本仕立てです。


《微光蜂、ザーバス》

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モダンホライゾン2(MTGAではヒストリックホライゾン)よりの新顔。
モダホラ2では赤白が接合の色となっており、ザーバスはその顔です。
たぶん。

接合1、接合を一個上乗せする能力、赤マナで自分のアーティファクトを割る能力、白マナで飛行を得る能力と盛り沢山。
蜂なんだから素で飛んでいてくれよ、その羽はなんのためにあるんだ、と思いましたが長時間の滞空には向かないのかもしれないですね。

ヒスブロにて赤白は攻撃力に長け、稲妻やソープロ、稲妻のらせんと軽くゲームレンジをズラせるカードも十分。
ウィノータなどは(ウィノータ本人がイカれてるからですが)Tier1クラスですし、タージクやオーガスタも愛用してますがかなり戦えます。

では、ザーバスの強みはというと一番は接合シナジー……ですが、MTGAの接合持ちは数えるほどしかおらず、全部入れても全く足りません。
ザーバス込みで7枚しかいないです。オリジナルセブン。

もちろん引いたときはザーバスがハイパー化(※敵が小さいってことは、私が勝つということ)しやすいので、フル投入しています。

しかし、接合は閉じたメカニズムではありません。
+1/+1カウンターを乗せれば乗せただけ後続も強化できますし、乗せ先のアーティファクト・クリーチャーは接合でなくともかまいません。
接合リレーこそできませんが、決して緩くないシナジーを形成します。

《オゾリス》《天使火の覚醒》なども使いこなせ、ザーバス自身が軽く取り回しが良いため赤白ジャンクとして良い働きをしてくれました。
《ブルーノー・バトルハンマー》なども採用し、もっと装備品に寄せてもいいかもしれません。
《アクスガルドの武器庫》が《イラクサ嚢胞》など生体武器の追加で実質クリーチャーサーチとして振る舞いやすくなったのもありますし、装備品使いたちの手を組む魅力はありそうです。


《苛まれし預言者、エルス》

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イニストラード真紅の契りより、一番使ってみたかった統率者枠として《苛まれし預言者、エルス》を組みました。

3/2/4ウィザードという無難なサイズですが、カードを引くなら代わりに2枚衝動的ドロー(追放し、このターンプレイしてもよい)を行うという破滅的な能力を持っています。

単純にドローが倍になるようで、使えるのは1ターン限定のため打ち消しを構えることには向きません。相手のターンに手札を増やす手段も、ドローではなく「手札に加える」などを活用する必要があります。

もちろんその癖の強さに見合ったスペックはあります。
プレインズウォーカーなどを押し付けるタップアウト・コントロールとして振る舞うのに向いており、しばらく維持できれば土地もみるみる伸びていきます。そうしたら《記憶の氾濫》や《アズカンタの探索》など、手札に加えるカードで蓋をするカードを探すだけ。 ね、簡単でしょ?

他にもルーティングとの相性が良かったり悪かったりなど気難しいポイントは多数あるのですが、まずは《表現の反復》と《川の叱責》ぐらいから入れましょう。本当になんで入ってないんだ。


《流城のルノ》

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上2体を組んで、「やっべ、赤すぎる!」と黒い統率者を探していたところ忘れかけてたこいつを発掘しました。ルノ・ストロムカークです。

cipで墓地のクリーチャーを1体デッキトップに積み込み、アップキープに6マナ以上のクリーチャーがデッキトップにあると試験に合格して変身。
裏面のクロサスが殴ったとき、他の攻撃クリーチャーのコピーを殴っている状態で生成。
海産物(クラーケンや、リバイアサンや、タコや海蛇)なら2体出します。

クソデカ海産物大好き滝行クトゥルフおじさんに見えますが、実は海産物を必要するタイミングは一切なく、そこそこのファッティがあれば変身できます。もちろん海産物をコピーできればかなりデカいです。

デカくて強いクリーチャーを積みまくると当然事故を起こす確率が高まり、コピーしても伝説性により消えてしまう伝説のクリーチャーは採用を吟味する必要があります。
私の答えは《マーフォークの物漁り》をはじめとするルーターや、《縞カワヘビ》《波起こし》など自発的に捨てられるコスト専用ファッティの採用でした。また、できるだけ素出しを見込める6マナ域を優先しています。
結果的にクロサスの変身条件を満たすカードは13枚
積み込み無しでの合格もそこそこ狙えます。

当日ようやく組み終えたにも関わらず、おそらく今回の3デッキ一の完成度と自負しています。
というか《灯の分身》をクロサス化することで大量にクロサスが増えたり、《燃えルーンの悪魔》からの《来世への門》+《王神の贈り物》や、《失われた宝物庫の学者》+《アールンドの天啓》など実質一択パッケージなど、一度動けば圧倒的なアドバンテージを得られる動きが割と多いんですね。

現状でも十分戦えると思いますが、クリーチャーを墓地に送り込める《ファイレクシアの塔》や、強力だが墓地を肥やさないジェイコブ・ハーキンなどの評価精査など、まだまだ考えられるポイントはあると思います。
《不詳の安息地》がクラーケン(大嘘)のため、氷雪シナジーを取りに行くのも手かな。


おわりに


というわけでざっくり解説でした。2400文字、Twitterじゃ足りなかったですね!!!

そんな私のTwitterはこちら。またヒスブロの海で会いましょう。



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