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宇陀市 東海自然歩道

4月20日土曜日のことです。

室生口大野駅前案内所で、歩いて室生寺行きたいんだけどと尋ねたところ、
土砂崩れで道が塞がっているからとバスを案内されました。仕方なくバスで室生寺前まで来たけれど、バスからハイカーさんらしい人、見たんよね。

室生寺の受付やそこここで確認した結論は、
室生寺までの道は大きく二つあって、
バス通りと並行した舗装路の方は通行止め。(バスは迂回路を運行)
山道である東海自然道は通行可能。

↑いま、この状況です。奈良県宇陀市。室生寺近辺。

とりあえず下山を試みます。

今日もビブラムのファイブフィンガー。


この矢印、どうにも民家の細い道を指しています。


ちょっとほんとにこの方向なのか不安なので、この道標前のお店の女性に訊ねましたが、やはりこっちとのこと。丁寧に教えてもらった後、歩きだしてすぐに、

「この先、飲食調達できる場所、なかなかないんでは?」

と思って引き返します。教えてもらったのに逆を行く。不審者か?


室生寺参拝前にも食べましたが、もういちど購入します。
参拝前は、ずーーっと喋ってるばあちゃんが店番でしたが、
今回はそのご家族と思われる男性が店番。


2回目のよもぎ回転焼きを食べて、里山の道を歩き始めます。

いい景色ですね。
いい感じです。
里山の春やに!!
「桃源郷」のイメージを具現化するとこんなんでは。
曽爾は三重県。
この看板、芸術の森がどこかはわかりますが
下山の道がいまいちわからない・・・
・・・何かをわからせる気ないですよね?
今どこかもわからん・・・


当初の予定にはありませんでしたが、
この「芸術の森」公園も入ってみることにしました。


有料公園。入口は南北2か所。
ダニ・カラヴァン という野外作品の彫刻家の設計・監修らしい。
人はまばらですが、寂しい感じはないですね。
広いし、ピクニックやお散歩の人たちがそれぞれ楽しんでいます。
遊具とかがある公園ではありません。
庭園美術的なところです。


わざわざ公園工事せずともそのままでも?
とか はじめは思いましたが、
うまく風景になじんでいている空間でした。


この「芸術の森」前の道からの下り道が榛原(はいばら。室生口大野の隣の駅)を指しているので、おりてみます。「室生」方面、とないのが気になりますが・・・途中で山の中に折れる道あり。「不動明王」の看板もあるし、こっちか。

出入口
え?どうやって開けるん??


待て待て待て待て待て。これはなんか違う気がする。

さっきの里に戻って確認や。

戻ってます。

道中の「民宿むろう」さまに確認、やはり「芸術の森」の前のところに入口があるらしいが・・・そして害獣除けの柵があるらしいが・・・それってさっきの「出入口」ではないのか?

「芸術の森」の受付で確認、どうやら「芸術の森」の駐車場あたりから山道があるようだ!!

これやろ!!
これや!
さっきの「出入口」は誰用?
あ、不動明王専用?
「室生」に下るで。


石畳。


熊鈴りんりんして歩きます。
立ち止まると、しーんとした中、鳥の鳴き声しか聞こえません。
水が湧いているので足元はちょっと滑りやすい。
杖を使って上ってくる2人組とすれ違いました。
倒木やに。跨げる。
(無理な場合はくぐる。)
だんだん平坦。
犬の散歩の女性とすれ違いました。里は近い。
出口が近いらしい、車も通れそうな道。
出たー。
こっち側には獣除けの柵がありません🦌
山を出たところ、駅方面と逆側に通行止めの看板ありました。
昨日4/26に解除になっているようです。
早期復旧。


室生寺は何度か参拝をしたことがありますが、車に同乗させてもらってばかりで、自力では今回がはじめてでした。歩いたり公共交通機関を使うことで、見えるものもあるんですよね~🦌


いいな、宇陀。
三重県側赤目から奈良県側長谷のあたりの川って本当にきれい。
近鉄からいつも、ちょっと感動してます。
をー🦌
道なりに、写真ではとてもわかりづらいのですが
こちらが宇陀の摩崖仏 弥勒様。
ここらからは、駅まで一本道。


しかし写真では弥勒様わかりにくい!!ので山種美術館の作品で見直します。

東京は渋谷の山種美術館。
小林古径「弥勒」


川と道をはさんで弥勒様の向かいに大野寺。
趣があっていいです。


いやー、室生寺門前町から山道入るまでは道に迷いましたが、駅起点なら、わりとすんなり行けそうな気がします。

この日はお天気も良くて、良かったです。
行程は片道6.5k程度🦌
往復歩行も十分可能ですが、飲食の調達地点は限られている印象です。

室生口大野駅。

通行止めも解除されたようだし、また行きたいな~と思います。
宇陀のひと、みんな道きいたあと「気いつけて」と言ってくださるんですよ。心がぬくい地域なのですね🦌ありがとうございました。

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