YouTube7000万インプレッションを獲得したチャンネル設計図
YouTubeはまだまだブルーオーシャンです。
今からでも、戦略次第でYouTubeは伸ばすことができます。
新社会人の4ヶ月目の夏、脅威的なチャンネルを作りました。
インプレッション数 : 7,000万超え
視聴回数 : 3,400万超え
100万回再生超え : 14本
▲ チャンネル開設から約2ヶ月目のアナリティクスです。
コンセプト設計、世界観、戦略を事細かく立てて臨んだため、
「これは絶対に伸びるチャンネルができた!」と確信はありましたが、
正直、このインプレッション数と再生数には驚きました。
このチャンネルの立ち上げ時、設計部分で気をつけたことや
工夫をしたことについて詳しくお話ししていきます。
◆ チャンネル設計
冒頭に、ブルーオーシャンであると言いましたが、
何も考えず、好きなように投稿して伸ばすことは不可能です。
というのも、今のYouTubeは無数のチャンネルが存在するため、
工夫がなければ、伸ばすことは非常に難しくなっています。
チャンネル初期設計で今後の9割が決まる。
と言っても過言ではありません。
そのため、とにかくここを突き詰めます。
具体的に決めるポイントとして、
・コンセプト設計
└ ターゲット選定(ペルソナ)
・ 世界観
・チャンネル名
・チャンネルアイコン・アート(背景)
これらが挙げられます。
一つ一つ解説していきます。
◯ コンセプト設計
何をするのか、どんなチャンネルにするのか、など
まずは「テーマ」を決めることからスタートします。
そこで重要になるのが、ニッチなことをしすぎないことです。
ジャンルを決める際、ニッチなジャンルには競合が少ないこともあり、
「狙い目じゃん!」となるのも分かりますが、ブルーオーシャンとは
異なります。
ニッチなジャンルには、そもそも見込み顧客(視聴者)の母数が
少ないため、どれだけ良いコンテンツを投稿したとしても、
YouTubeの性質上、チャンネルを拡大することが難しくなります。
また、完全オリジナルコンテンツで挑まないことも重要になります。
完全オリジナルは9割9分転けてしまうため、おすすめはできません。
そこでおすすめになるのが、掛け合わせになります。
Point① 掛け合わせ
掛け合わせとは、「人気 / 伸びている / トレンド」などの既存のコンテンツにオリジナル要素を組み合わせる手法です。
人気コンテンツ ✖️ オリジナル要素
参考例:「とっくんのYouTubeチャンネル」
こちらのチャンネル概要としては、大蛇丸(NARUTOのキャラクター)の
モノマネをしながら、料理を作って食べるというチャンネルです。
人気の「料理コンテンツ」とオリジナル要素として「モノマネ」を
組み合わせており、1本目から100万再生を突破しています。
◯ ターゲットの選定 (ペルソナ)
誰に向けた動画であるのかを事細かく決めます。
1人の架空の人物を想像できるくらいまで絞り込みます。
→ ペルソナ
例:料理チャンネルを開設
▼ 人物イメージ
ターゲット
女性
20代後半〜30代前半
主婦(既婚)
⬇︎
ペルソナ
佐藤 実
29歳
主婦(既婚)
家族3人暮らし(夫:30歳、子供(男の子):4歳)
共働き / IT企業 人事 リーダーポジション / 明るくて元気な女性
このようなペルソナを設定した場合、主婦 ➕ 共働き ➕ 子持ちである
ことから、料理チャンネルでも、「キャラ弁」や「時短料理」などが
適切なコンテンツになります。
逆に、既婚者でも子持ちでない女性をターゲットとしていた場合、
「キャラ弁」は不適切なコンテンツになります。
ここでおすすめになるのが、特化チャンネルになります。
Point② 特化チャンネル
失敗例でよくありがちなことは、歌ってみた。ドッキリ。食事。ゲーム配信。ありとあらゆるコンテンツを雑多に投稿してしまうチャンネルです。
雑多に投稿することでのメリットはありません。
むしろ、誰に向けた動画なのか。何のチャンネルなのか。
が分からなくなってしまい、ファンが付きにくくなります。
逆に、特化させることでのメリットは複数あります。
1. チャンネル回遊率がUPする
2. チャンネルにファンが付きやすい
3. チャンネルの評価がUPしやすい
→登録者数、再生回数の増加。認知拡大に繋がる。
上記のメリットをわかりやすく説明すると、まず特化したチャンネルにすることで、届けたい視聴者層を統一することができます。
例えば、音楽好きには音楽動画。料理好きには料理動画。といった具合で求めている動画は人それぞれ異なるため、そこを統一させることは非常に重要です。
特化チャンネルにすることで、視聴者が求めている動画のみで構成されるため、動画の関連、チャンネル一覧から動画を見てもらいやすくなります。
→ 一度に複数の動画を視聴されやすくなる。
また、需要と供給がマッチしていることで動画のエンゲージメントが上がりやすく、それに伴いチャンネル自体の評価が上がることでYouTube側からプッシュされやすくなります。
→ おすすめ、関連に表示されやすくなる
結果、その人のおすすめに載りやすくなる。
→ 露出回数が増える
露出が増えることでチャンネルのファンに繋がりやすい。
→ 単純接触効果
◯ 世界観
ここが最も重要なポイントになります。
これができていなければ、動画がバズったとしても、
チャンネルに訪れた人のチャンネル登録率はかなり悪いものになります。
① 一貫性のあるキャラクター作り
② 統一感のあるオリジナルの世界観
この2点を抑えて、「視聴者からどう見られるか」を考えて、意図的に演出することでチャンネルのイメージや雰囲気を創り出すことができます。
ここはブランディングにも近しいです。
参考例:「夜更かしするレオ」
こちらのチャンネル概要としては、8年付き合った婚約者が親友2人に寝取られて婚約破棄になった男のチャンネルです。
こちらのチャンネルは、非常に世界観が上手く作れています。
この話が本当なのか。作り話なのか。実際のところわかりませんが、
それ自体が世界観を上手く作れている証拠です。
このチャンネルでは、基本声なしのテキストで語る構成をされていますが、
ライティングが非常に上手でリアリティのあるストーリーを作り込んでいます。
ただ、テキストのみでここまでの世界観を創り上げることは非常に難しいため、挨拶 / 口調 / 撮影風景 / サムネイル / BGM / ライティング / チャンネル名 / チャンネルアイコン•アート 全てをブランドにして、世界観を創ることが必要です。
◯ チャンネル名
チャンネル名でチャンネルの登録率はまるで変わります。
個人的な肌感では、1.5倍から2倍ほど変わりました。
チャンネル名で気をつけるポイントとして、
「引きの強さ」
「世界観に合うか」
「一目で何のチャンネルであるかわかる」
「SEOで引っかかりやすいか、競合はいないか」
上記を気をつけて名前をつければ、特に問題はないです。
ここでポイントになるのは、メディア感を払拭することです。
特に企業チャンネルでよくありがちなのが、
「株式会社〇〇公式チャンネル」のようなチャンネル名です。
差別化ができていないことや何のチャンネルかが分からず、
このようなパターンは他チャンネルに埋もれてしまいます。
企業チャンネルでは、特にチャンネル名の公式感が強ければ強いほど、
登録に繋がりにくい傾向があるため名前は “人” 要素を付与した
チャンネル名にすることをおすすめします。
◯ チャンネルアイコン・アート(背景)
最後に、チャンネルの顔にもあたるチャンネルアイコンと
チャンネルアート(背景)です。
ここはイラスト、実写どちらでも大丈夫です。
ただ、 “世界観に合うか、合わないか" ここだけ気をつける必要があります。
そこだけクリアしていれば、基本何でも大丈夫です。
一点お話するならば、画質やクオリティは高いものを使用することです。
どうしても、画素の低い画像を使ってしまうとチープに見えてしまうため、
基本そのあたりのクオリティは必要になります。
◯ 最後に
ここまで読んでいただきありがとうございました。
以上が、7,000万インプレッションを獲得した時のチャンネル設計で
気をつけたことや工夫したことになります。
このnoteを最後まで見ていただけた方はYouTubeを少しでも伸ばしたい
と思っていただいた方だと思います。
YouTubeを伸ばすことは、個人・企業ともにメリットしかありません。
YouTubeの成功がそのまま事業の成功にも結びつけることができます。
YouTubeを始めるのはもう遅いと思われる方もいるかもしれませんが、
まだまだ遅くないです。むしろ今、YouTubeを始めるのはタイミングが
良いです。できるだけ早めに始めることをおすすめします。
このnoteがご自身または会社でYouTubeチャンネルを立ち上げ時の、
ヒントになれば、とても嬉しいです。
ー 出典 ー
NARUTO - ナルト - / 岸本斉史(集英社)
鬼滅の刃 / 吾峠呼世晴 (集英社)
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