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【コース試走&解析】ふくい桜マラソンを全部走って解析してみよう🏃♀️
こんにちは!株式会社sci-boneの宮澤です🥸
弊社は,運動時の全身の動作解析を1デバイスで行うAIやウェアラブルデバイスの研究開発をしているスタートアップ企業です!
弊社が研究開発を実施している福井県にて,県内初のフルマラソン”ふくい桜マラソン”が開催されることもあり,コース試走&解析を実施してきました!ぜひ走られる方は参考にしてください🏃♀️
ふくい桜マラソン
2024年3月31日に1回目が開催される"ふくい桜マラソン".福井県初となる1万人規模のフルマラソンで,3月16日に北陸新幹線が延伸・開業したことも追い風に,非常に注目度の高い大会になってます🌸
コース特徴
コースも新幹線も止まる福井駅近くからスタートし,周辺の観光地をぐるっと回るコースとなっています.
コースのアップダウンもかなり少なく,非常に走りやすいコースです.
前半の市街地+住宅街,後半の川沿い+桜といった構成になってそうね!
![](https://assets.st-note.com/img/1711616991847-uE0BcIHZCc.png?width=1200)
コース試走
と,いままで,コースの情報をいろいろ書いてきましたが,実際に試走してみないとわからないよね,ということで試走してきました.
ランナー
試走したのは,たぶん弊社で一番脚の速いインターン生の古川(インターン生って言うのか微妙な気もするけど).前日,福井県内での打ち合わせに来て,翌日40km以上を走るハードスケジュールにも対応してくれました🏃♀️
![](https://assets.st-note.com/img/1711617514094-LN1BbqpSgR.jpg?width=1200)
【試走したインターン生の情報】
名前:古川大晃
所属:東京大学大学院
自己ベスト:
・フルマラソン 2時間16分14秒
主な競技実績:
・日本インカレ出場
・全日本大学駅伝出場(日本学連選抜)
・熊本城マラソン 優勝4回
計測内容
①弊社デバイス
弊社で開発する首元に装着して全身の動作分析をするデバイス.
古川さんのフォームの変化や,特徴を解析する.
![](https://assets.st-note.com/img/1711618846420-H9DOVE3hPy.png)
②Garmin
ランナーならみなさんご存知のウォッチ型のデバイス.
心拍数やペースの計測が可能.
③GoPro
1km毎+要所での撮影を実施しています.
全部に古川さんが解説の音声が入ってる.
と言うわけで,フルアーマーすぎる状態で走ってもらうことに..
解析
計測時間は,なんと5時間20分!
※途中,コースを確認したり,ロストしたり,休憩したりと色々あったのでこの時間
データ全体を見ると...
全体的にごちゃごちゃしてる...(5時間分のデータをギュッとしてるからね)
ところどころ,休んだり,迷って止まっているところが見られる
![](https://assets.st-note.com/img/1711621486338-chiP6C61uh.png?width=1200)
これを5秒分だけ見てみると...
1歩分の波形がきっちり見える!
![](https://assets.st-note.com/img/1711621113902-RdRQ8HSDOK.png?width=1200)
こうやって一歩ずつ,怪我リスクやパフォーマンスにつながる要素を解析していきます.ここでお見せしているのは,ほんの一部だけなので,本来はもっと多くの解析をしています!現在も開発中なので,また開発進んでいったらお見せするかも..
古川選手の解析結果
ピッチ周期は前半と後半で,左足の接地周期が短くなる結果に.
(太くなってるところが,ピッチの周期が多い部分)
衝撃も若干左右差がありそう.
フルマラソンの距離でも,1km3分20秒を切って走るランナーには余裕だったのか,前半→後半で大きく変化することはなさそうですね(さすがやね)
ちなみに,古川選手といえば,左右で異なるシューズを履くことで有名でして,左右で異なるシューズを履いて走って違和感をなくしているそうです(今年優勝した熊本城マラソンでも左右で違うシューズで出走).今回は同じシューズでランニングしたので,しっかり左右差が出たのではないかと思います!
歴史めぐりフルマラソン🏃♂️❣️
— 熊本市 (@kumamotocity_) February 18, 2024
先頭の選手がゴールしました!
八代市出身 古川大晃選手(東京大学大学院)
熊本城マラソン史上初の4回目の優勝です🏆
おめでとうございます🙌🥇
#熊本城マラソン#熊本城マラソン2024 pic.twitter.com/FT1R3vOolM
詳しい結果はまだ色々な都合で見せられないので,宮澤に聞いてね!
コース感想・アドバイス
古川さんに走った感想を聞くと,全体通してかなり走りやすいコースとのこと.十分に走り慣れている方は,記録を狙っていけるとのことです.
とはいえ,トップランナーの意見はかなり参考にならないような気がするので,サブ4〜完走を狙うランナーに向けて,日本中でデータ解析+ランナーヒアリングをしている宮澤からコースについて,アドバイスをするなら...
絶対に後半(30km)まで余裕を持っていけ!
前半飛ばしやすく,後半に心が折れるポイントが少し多めなのがこのコースの特徴.
・スタート直後で余裕がある+新幹線並走や名所多めで飛ばしてしまいやすい前半
・応援が少なくなる川沿いエリア
・橋での小刻みなアップダウン
ただでさえ,30km以降はキツイのに,一回脚が止まり出すと歯止めが効かなくなりそうです.比較的余裕のある20km~30kmの段階で,残り体力と相談し始めるのが良さそうです🏃♀️
ゴール数km前からは市街地に入り,大きな声援で出迎えてくれると思うので,もう一度気持ちが入りやすいコースです.30km~をうまく乗り越えられると,目標の達成にも大きく近づけると思います!
さいごに
今回のふくい桜マラソンでは,弊社株式会社sci-boneも実証実験をしております.ここで解析されるデータや,ランナーのみなさんの意見を聞きながら,サービスのリリースに向けて進めていければと思います!
3月30日,31日は私も現地にいますので,ぜひお声がけ頂けますと嬉しいです!
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