見出し画像

韓国とケーキ。ホールケーキの思い出。

韓国旅行に来て、カフェ巡りをする人も多いと聞いた。
おしゃれなカフェ、美味しいデザート。
そんな言葉をSNSとかでよく見かけるのだけども。

私が韓国のケーキ、となると思い出すのは、十数年前に通っていた韓国の語学堂での出来事。

担任の先生ごとに違うと思うし、今でもやっているのかはわからないけど。
私の通っていた語学堂では、クラスに誕生日の人がいると、担任の先生がホールケーキを買ってきてくれて、クラスのみんなでお祝いをした。

あれは、まだ韓国に来て1ヶ月目くらいだったかな。
初めて、クラスで誕生日会をした時のこと。

先生が誕生日の人のためにサプライズでケーキを用意してくれて、
みんなで韓国語でハッピーバースデーの歌も歌って。
その日が誕生日の人がケーキを切り分けてくれて。

私はいくつかのケーキの中で、上にチェリーが乗ったものを選び、喜んで口に運んだ。
日本を旅立って1ヶ月ぶりの、そして初めて食べる韓国のケーキ。
ワクワクしながら、食べて感じたのは、違和感だった。

「チェリーじゃない・・・」
「クリームがおいしくない・・・」

私がチェリーだと思ったものは、プチトマトだった・・・
そして、クリームも生クリームじゃなく、バタークリームだ・・・

後になって知ったのだけど、当時の韓国では、チェリーではなくプチトマトが乗っているケーキはザラにあったし、生クリームよりもバタークリームが主流の時代だったらしい。

おそらく先生が自腹で買ってくれたであろうケーキ。
文句も言えず、いただいたけど、正直かなりの衝撃だった。

その後からは、ケーキを買う時にはチェリーなのかプチトマトをよく観察するようになった。

ちなみに当時、ケーキはパン屋で購入するものだったし、今でもパン屋に行けばケーキを買うことができる。(もちろん、カフェとかケーキの専門店もある)
上の写真もチェーン店系ではないパン屋で購入したケーキで、なかなか美味しい。
(もちろん、生クリーム)

韓国のケーキも美味しくなったなあと感慨深いのだが、いまだにイチゴなのかチェリーなのかプチトマトなのかをじっくり観察する癖は抜けずにいる・・・



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?