見出し画像

ペットビジネスをやるなら知っておきたい。「コンテンツ」ってなに?

ペットビジネスをされている方にとって、コンテンツづくりは身近であり、また難しいもの、でもあるのではないでしょうか?
この記事では、私が体験したコンテンツ制作のポイントや、ペットビジネスにおけるコンテンツ戦略の重要性についてお伝えしていきます!



コンテンツとは?ペットビジネスにおける定義

ペットビジネスにおいて「コンテンツ」とは、単に商品やサービスを説明するためのものではなく、顧客(=飼い主さん)とのコミュニケーションを生み出す大切なツールです。
ここで言うコンテンツは、記事やSNS投稿、動画、カタログ、イベントなどさまざまな形で表現されます。それぞれが顧客との接点となり、信頼を築き、ブランドのメッセージを伝える役割を果たします。

特にペットビジネスにおいては、「ペット自身ではなく、飼い主に向けて作られる」という点が非常に重要です。よく考えれば当たり前!ですが、犬や猫が商品やサービスを選ぶわけではなく、飼い主さんが自分のペットのために選んでいるため、飼い主さんの心を動かすことが必要不可欠です。

つまり、ペットコンテンツは「飼い主さんとペットの関係性」にフォーカスし、その絆を深めるためのストーリーテリングが大切なのです。

ペットビジネスにおけるコンテンツの重要性

ペットビジネスでコンテンツが果たす役割は非常に大きいです。
例えば、ペットフードの販売ページに栄養価や原材料などの説明しかなかったらどうでしょうか。栄養や原材料にとても詳しい人なら熟読し、他商品との違いを見つけて「買おう」となるかもしれません。しかしほとんどの飼い主さんはそんなことはないはずですよね。

そこでコンテンツの出番です。商品説明に加えて「このフードで愛犬がどれだけ元気になったか」というストーリーや、実際に使ったレビューなどをコンテンツ化することでペットとの生活がどのように変わるかをイメージすることができます。

売る側はどうしても「うちの商品の優れた点」を伝えたくなってしまうのですが、特にペットビジネスにおいては飼い主さんの心とつながることができる“コンテンツ”が売上の明暗を分けたりもします。

効果的なコンテンツいろいろ

さて、一言でコンテンツといってもさまざまな手法があります。ここではペットビジネスに効果的な4つのコンテンツをご紹介します。

1. 記事コンテンツ
王道なのが記事コンテンツです。
雑誌、新聞、Webなどみなさんもいろいろな場所で記事コンテンツを目にすることが多いと思います。最近では私もWeb記事を制作することが多くなりましたが、同じWeb記事でも目的によって制作する内容が違ってきます。例えば記事をWeb上で検索の上位にヒットさせ、そこから商品購入ページに誘導したい場合はSEO(検索エンジン最適化)に即した記事が必要ですし、顧客ターゲットのファン化やリピートを望むならブランドの世界観をきっちり表現した記事が大切になります。
また、ペットの健康やケアについての商品などは、信頼性を担保し飼い主さんに安心して購入してもらうことを狙った「獣医師(専門家)監修記事」も効果的な記事コンテンツの一つです。

2. 動画コンテンツ
すでに定番である動画コンテンツは短時間で視覚的に訴求することが可能なので、ペット商品の使い方を紹介する動画や、飼い主さんのレビューを映像化することで、信頼感や購買意欲を高める効果があります。
私は先日、箱型ペットドライヤーハウスの商品PRに向けた動画コンテンツ制作のお仕事をさせていただきましたが、その動画では動物行動学の先生に「犬にとって箱型ドライヤーはどう感じるのか、そのトレーニング方法について」をお話しいただき、実際に犬をどのように誘導するのかの実演も収めました。文章や写真では伝えきれない動きの詳細もストレートに伝わるので飼い主さんにとっても便利なのが動画コンテンツなのではないでしょうか。

3.イベント
飼い主さんとの直接的なコミュニケーションを促進する「イベント」も重要なコンテンツの一つ。単に商品を売る場ではなく、飼い主さんと愛犬愛猫が体験を通じてブランドに触れる機会になりますし、LINE公式やインスタグラムなどのブランドSNSの登録促進にも有効です。そこで集めた飼い主さんとその後の交流をすることで商品やサービスへの信頼感や愛着を生むことに繋げやすくなります。
また、イベントは「行ってきました!」というような飼い主さんのSNS投稿を通じてブランドの認知度向上にも。二重三重の効果を期待できるのがイベントというコンテンツだと私は思います。

4.チラシ・パンフレット
おなじみのチラシやパンフレットなどの紙媒体も、飼い主さんに情報を伝えるうえで効果的なコンテンツの一つです。店舗やイベントで直接手渡しできるため、商品やサービスの魅力を視覚的に伝えられる強力なツールであり、手元に残ることで後から再確認できることがやっぱり魅力です。
印刷物の魅力は、デジタルでは伝えきれない温かみや信頼感を生むので、ターゲットの年齢や属性、接触機会によってはとても効果的なコンテンツになりうると思います。

ペット飼い主さんの心をぎゅっと掴むポイントは?

コンテンツについてわかったところで、次にそのコンテンツを使って飼い主さんの心をぎゅっと掴むことが大事。
ここからは飼い主さんの気持ちを動かす3つのポイントご紹介します。

1. 感情を揺さぶる「あるある」ストーリー
ペットの飼い主さんは心の中で、私とペットなら…という重ね合わせをしながら情報を見ています。だから身近に思えるような「ストーリー」を描くことが大事です。
そうです、あるある、です。
例えば、ある飼い主さんがあるサプリを愛犬にあげたら元気になった!という話をちょっとした読み物にする。それだけでその商品がどれだけ生活を良くしたかが具体的かつ自分ごととしてイメージできるものです。「これ、うちの子にも試してみたい!」と思ってもらえたら大成功です。

2. 視覚に訴える、ビジュアルの力
文字だけのコンテンツよりも、やっぱり視覚的なものがあると反応が全然違います。例えば、かわいい犬や猫の写真や短い動画を取り入れるだけで、パッと目に留まりますよね。特にペットビジネスでは、写真や動画は強い味方になります。
商品や機能紹介をする場合にも犬や猫が登場する短い動画にすることで、説明を聞いているのではなく使用しているシーンを簡単かつ正確に伝えることができます。

3. 仲間意識と参加意識をつくる
ペットの飼い主さんは共通言語で話せる場所、仲間を大切にします。そこで“集まれる場所”を作ることでブランドと飼い主さんの接点を作りましょう。私がフリーマガジンを作っていた頃は、メディアだけではどうしても一方通行になってしまうので、飼い主さんが集まるイベントやセミナーなどを結構な頻度で行っていましたが、直接お話しできる場を作ると飼い主さんたちがいかにペットへの思いを共有したがっているかがよくわかりました。
オンラインでも愛犬愛猫の写真投稿キャンペーンや、無料のペットケアウェビナーの開催などで、飼い主さんの仲間意識や参加意識を生み出すことは可能です。


まとめ

ペットビジネスの成功につながるコンテンツについてのまとめです👇

▶︎ペットコンテンツは、飼い主さんとペットの関係性とその絆を深めるためのストーリーを語ろう
▶︎機能やスペックの説明ではなく、「シーン」を想起させよう
▶︎「あるある・ビジュアル・仲間意識」で飼い主さんの心をぎゅっと掴もう


101では、ペット業界に特化したコンテンツ制作のサポートを行っています。ペットの飼い主さんが皆さんのブランドに共感し、愛着を持ってくれるようなコンテンツ作りを一緒にしてみませんか?
お気軽にご相談ください。

#ペット
#ペットコンテンツ
#ペットビジネス
#コンテンツ制作
#ペットメディア

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?