見出し画像

リーグワン2023-2024閉幕

 どうも、余韻が未だに残っているオニギリですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
 ついに、2023-2024のリーグワンが閉幕いたしました!!
 昨年12月からスタートして、あっという間に2024年5月。今シーズンの面白さは決勝に詰め込まれたといわんばかりの決勝だったかと思います。
 まずはBL東京のリーグワン初優勝、おめでとうございます!!
 ラストワンプレーまでどちらが勝つかわからないほどの、まさに“死闘”という言葉通りの決勝でした。
 今回のオニギリ's eye!!は、現地観戦していましたプレーオフ決勝、埼玉WKvsBL東京の試合をレビューしたいと思います。
 それでは行ってみましょう!!

 試合開始早々、BL東京のキック処理ミスから埼玉WKが攻撃を重ね、SH小山のトライかと思いきやTMO判定でノートライ、BL東京のペナルティからPGを選択し、松田のPG成功が最初のスコアになりました。続いて、埼玉WKはリーグNO1の得点力を誇るチーム、継続そしてゲインライン突破の連続、FB山沢がトライかと思いきや、インゴールでリーチが必死のDFでグランディングをさせず、またしてもノートライ。ここで2つのトライを与えなかったBL東京の意地を感じましたが、埼玉WKが焦ることはありませんでした。前半20分にまたしてもBL東京がペナルティ、埼玉WKはPGで得点を重ねて、6-0とリードします。
 前半20分の時点では埼玉ペースに動いていたように思えましたが、トライをさせていないBL東京に何か異様な空気を感じました。前半26分にはBL東京が、敵陣スクラムからBKが外に展開し、最後はWTBジョネナイカブラが足を止めずにドライブし、トライ。モウンガのゴールも決まり、7-6と逆転。続いてBL東京は、埼玉WKのキックをクイックスローし、ゴール前まで継続、相手がペナルティを犯し、PGを決めて、10-6となりました。前半37分、BL東京ボールのハーフウェイからのラインアウト。フェーズを重ねて、モウンガの仕掛けに反応した松永がラインブレイク。その外をサポートしていたWTBジョネナイカブラが独走するかと思ったが、埼玉WKのWTBコロインベテがジョネの襟を持ってタックル。これがシンビンとなり10分間の退場となりました。ゴール前でピンチの埼玉WKは、FLボーシェのジャッカルによりピンチを脱出して、そのまま10-6BL東京リードで前半を終えました。前半だけで色々な場面があり、現地でオニギリの喉はカラカラになっていました。

 後半から、埼玉ワイルドナイツはフロントローを3人交代させ、PRミラー、ヴァルそしてHO堀江を投入しました。人数で不利な埼玉WKは後半早々での失点は避けたいところ、BL東京はそんな穴をしっかりとついてきました。後半5分、モウンガの50:22のキックで敵陣22mからのラインアウト。クリーンキャッチはできなったものの、ブラインドサイドの穴を見ていたジョネナイカブラがライン際を走り切りトライ。ゴールも決めて17-6となりました。シンビンが解消されて15人に戻った埼玉WKは、松田の裏スペースへのショートキックからWTB竹山が下のボールをさらにキック、敵陣ゴール前まで進み、ボールを持っていたBL東京でしたが、埼玉WKのガンターがこれをターンオーバーし、そのままインゴールに飛び込みました。こちらも角度のあるところからのキックを決め、17-13。この時点で残りは20分。
 後半27分、ラインアウトからフェーズを重ねて、FB山沢が裏スペースへキック、そのボールをこの日まだいいところがなかったコロインベテがボールを手にして、ゴール前で捕まったものの、最後はラックサイドに走り込んできた小山がインゴールへ飛び込みトライ。トライとゴールで埼玉WKが逆転し17-20。残りも10分近く残っていた。時間が経つのも早かったが、またここからのドラマがすごかった。後半32分、フェーズを重ねたBL東京は、途中交代で入ってきた森が大外へ展開し、松永がライン際を走り、ジョネにボールが渡り前進、最後はリターンパスをもらった森がインゴールに入ってトライ。ゴールも決めて、24-20とまた逆転。TMOのチェックも入ったが、ここのトライは一歩間違えれば、タッチに出ていたり、スローフォワードしていた場面。ここをギリギリのプレーでトライまで持っていたBL東京の繋ぎはすごかった。しかし残り5分、またもう一つドラマがありました。
 後半38分、埼玉WKの今シーズンを象徴するような、繋いで、繋いで、繋いで、自陣から16フェーズを重ねて、最後は途中出場の長田がトライ。と思われたが、ここでTMOのチェックが入ります。結果、堀江のパスがスローフォワードという判定に。映像を見れば見るほど、スローフォワードという判定を覆せない前に軌道していました。残りも1分。BL東京のスクラムにまだ埼玉WKは諦めなかった。組んだ瞬間にヴァル、堀江、ミラーが足をかき続けた結果、BL東京のコラプシングでペナルティをもらえた埼玉WKはラストチャンスを得ました。既に80分のホーンはなっており、松田のタッチキックは22m以内に入らなかったが、埼玉WKボールでのラインアウト。クリーンキャッチはできなかったが、マイボールを確保。ただここでBL東京のジョネナイカブラがジャッカルし、これがノットリリースの判定に。最後はモウンガがタッチに出してノーサイド。BL東京が激闘に勝利し、トップリーグ時代を含めると14シーズンぶりのチャンピオンとなりました。
 BL東京は2010年から苦しい月日を経験してきました。2016年9位、2017年6位、2018年11位、2021年9位と低迷期が続いたものの、リーグワンに変わってから、4位、5位そして今季優勝と見事復活を遂げました。オニギリの印象としては、日本人と外国人のバランスが良かったように思えます。世界トップクラスのモウンガとフリゼル。FWとBKにインパクトのある選手がおり、安定したセットプレー、経験値の高いリーチらの存在、木村、原田、小鍛冶、佐々木、眞野、松永、桑山ら日本人若手選手の成長、これらの要因がこのチームを支え、優勝という最高の形を迎えることができたに違いありません。

 今シーズンを振り返ると、リーグ戦は埼玉WKの1強と感じるくらいの得点力とDF力でした。この埼玉WKをBL東京、東京SG、横浜Eが追いかける形になっていましたが、今思うとこの4チームは拮抗したチーム力だったかと思います。プレーオフを見ても、横浜Eも埼玉WKを最後まで追い込めていました。プレーオフに出た4チームはシーズンを通じての成長度合いも他チームよりあったかと思います。プレーオフには出場できなかったものの、神戸S、S東京ベイ、トヨタV、静岡BRもプレーオフに出場したチームと僅差の試合が多かったです。今回のBL東京のように若手の成長と外国人選手とのバランスが良くなれば来季プレーオフ進出の可能性も高くなることでしょう。
 入替戦は、花園LがDiv2で優勝した浦安DRに敗戦し、来季はDiv2に降格。三重HとBR東京はS愛知とGR東葛に勝利し残留を決めました。入替戦もまたドラマがありましたが、次回以降にまたレビューしたいと思います。

 簡単ではありますが、1年通してのリーグワン2023-2024振り返りでした。今日の内容は以上ですが、正直書きたい内容が多くて困った次第です(笑)。ですので、今回書けなかった内容については次回以降のお楽しみにしてください!!

 さぁ次は日本代表シーズンとなります!
 5/30に発表された日本代表スコッドは以下の通りとなりました。

(JAPAN RUGBY JRFU Instagram参照)

 エディJAPANとして久々の試合となります。相手はイングランド。欧州の強豪国とどのような戦いをするのか楽しみしかありません。選ばれたメンバーを見ると前回W杯で惜しくも入れなかった選手もいれば、帰ってきた選手もいれば、やっぱりこの人は必要!というような、色々なイメージが持てたのではないかと思います。超速ラグビーをどのように体現するかワクワクです!

 以上、いかがでしたでしょうか?
 リーグワンが終わったロス感はありますが、これから日本代表シーズン、そして高校ラグビーは夏合宿とセブンス大会を経て花園予選・本選があり、大学ラグビーも秋から開幕してきます。
 次世代の活躍がこれからの日本代表の成長に影響されていく中、こちらも楽しみですね。
 リーグワン終わりましたが、夏に向けてワクワクが止まりませんね^_^

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?