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リーグワン2022-2023開幕!!Div1編 その①

 紅葉も各地で見頃を迎え、東京・秩父宮ラグビー場周辺のイチョウも綺麗な季節となりました。どうもオニギリです。
 日本代表のオータムツアーも先週のフランス戦で終了し、日本代表メンバーも帰国してきました。この秋に、オーストラリアA代表、オールブラックス、イングランド、フランスと戦い、来年のワールドカップフランス大会に向けて、充実したツアーであったとオニギリは感じました。特にオールブラックスとの試合では、相手はバレット3兄弟らがいないメンバーであったものの勝利目前までの試合ができました。最後のフランスとの試合も大きな力の差を感じない試合展開が繰り広げられました。そして一番の収穫はイングランドとの大敗ではないでしょうか。相手は現地で本気の戦いを見せてくれ、これがティア1の本気だなと感じました。ワールドカップ前に目を醒まさせてくれたに違いないとオニギリは感じました。

 さぁ、オータムツアーも終了し、ここからは日本ラグビー最高峰のリーグワン開幕まで残り3週間となりました!!
 今回のオニギリ's eye!!は、リーグワン開幕間近の各チームの注目ポイント(今回はDiv1)をオニギリ目線で紹介したいと思います。

 まずは、リーグワン2022-2023のDiv1チーム構成です。

 昨季と変わったところは、花園近鉄ライナーズと三菱重工相模原ダイナボアーズがDiv2から昇格となり、NTTコミュニケーションズシャイニングアークスとNTTドコモレッドハリケーンズの2チームが降格となったところです。それ以外は、変わらず12チームの編成となります。

 まずは、昨季チャンピオンの埼玉ワイルドナイツは、稲垣、坂手、ミラー、コーネルセン、山沢、ライリー、野口らの日本代表選手をはじめ、堀江、ヴァル、ガンター、長谷川など日本代表経験メンバーが多くいます。ここにプラスして、ボーシェ、ディアリンディ、コロインベテ、アソらNZ・豪州・南アフリカ代表経験のある選手らが揃っており、今季もメンバーが充実しています。ここに新人で、早稲田主将だった長田、関東学院から大型FBの川崎、そして南アフリカ代表のデヤハーが加入してきました。これだけ見ても隙がないと感じます。そして、昨季ケガした松田選手がいつ帰ってくるのか注目です。日本代表のSOとして存在感があり、復帰が待ち遠しい限りです。強化試合でレッズに負けましたが、前半は一方的であったものの、後半だけ見ればスコアは勝っており、後半の強みは昨季同様に粘り強さを感じます。今季も間違いなく優勝候補筆頭に挙げられるでしょう。

 昨季準優勝だった東京サンゴリアスも埼玉ワイルドナイツ同様に充実したメンバーが揃っています。垣永、堀越、タタフ、流、齋藤、中村、中野、松島の秋の日本代表メンバー、それ以外も日本代表経験メンバーを挙げていったら、リーグワンで最多であります。また各大学からのスター選手、細木、小林のフロントロー、FL山本も戦力となっており、誰が出てきても驚異を与えられるメンバーとなっています。昨季はNZからマッケンジー選手が加入していましたが、今季は移籍組として、神戸からアーロンクルーデン選手が加入してきました。オーストラリア代表のサムケレビも健在で、ケガからの復帰が待ち遠しいです。また大きな変化といえば、監督がミルトンヘイグ氏から、GMだった田中澄憲氏に交代となりました。明治大でも監督経験があり、GMを経て監督となった田中氏。リーグワンでは外国人ヘッドコーチが多い中で、日本人監督というのは嬉しいものです。強化試合では、リコーに敗れたものの、Div2の日野、豊田自動織機には勝利しました。日本代表メンバーが抜けた中でも若手が育っており、開幕までにチームがまとまり、今季も優勝に手が届く位置にはいそうですが、最後勝ち切れるかどうか、今季も楽しみなチームの一つです。

 昨季プレーオフ3位だったのが、クボタスピアーズ船橋・東京ベイです。今季もルディケHC、立川キャプテンという体制です。ラピース、マキシ、根塚、ゲラードと色々な場面で活躍した選手らがチームにいいエッセンスを落とし込んでくれるに違いありません。FWにはマルコムマークス、BKにはバーナードフォーリー、ライアンクロッティがおり、今季もFW,BKのバランスが良さそうです。2年連続4位以内とチームの成長を感じます。2016年からHCに就任しているルディケHCも7年目を迎え、継続力がチームの文化にもプレーにも出ています。この継続力は相手チームに脅威となり、今季も上位に絡んでくるに違いありません。

 次に、昨季プレーオフ4位だった東芝ブレイブルーパス東京。今季はマネジメントの動きが大きいです。世界有数のユニークなラグビークラブを目指しており、プレシーズンマッチでの有料試合開催や、オリジナルの小中学生の大会「ルーパスカップ」の開催、アカデミー部門でもバディ幼稚園と連携するなど様々な取り組みを行なっています。今季もトッドブラッカダーHC率いる狼軍団は、リーチ、ディアンズ、中尾の日本代表メンバーはじめ体を張るメンバーが揃っています。特に注目しているのが、フロントローに慶應から原田、東海から木村の2名の新人選手です。木村は、昨季の東海大FWの中心メンバーで、スクラムや、フィールドでも走力を感じるプレーを見せてくれるでしょう。原田は、サンウルブズにも招集された逸材で、スクラムワークからボールキャリーまでHOとは思えないほど走り回っていた選手です。東芝のFWに若さが入ってきたことは楽しみであります。BKも若手の成長を昨季感じプレーオフ4位まで進むことができました。今季も牙を研ぎ、どのチームにも鋭い牙を向けてくるに違いありません。

 昨季5位はトヨタヴェルブリッツです。ここ数年、マイケルーフーパーやキアランリードなど世界最高峰のキャプテンがトヨタに集まってきていました。今季もデゥトイ、ウィリールルーの南アフリカ勢が揃っています。日本代表でも活躍した姫野、三浦、秋山、木津らもFWに揃い、古川、吉田、新人の小池など三列目も充実したメンバー陣です。ジュニアジャパンにも選ばれている丸山も加入しBKにも厚みが出てきました。決定力もあるWTB陣にボールを運べば今季も上位に絡んでくることでしょう。

 昨季6位は横浜キヤノンイーグルスです。沢木監督になってから実力は上位のチームに引けを取りません。今季の注目はやはりスクラムハーフに南アフリカからデクラークが加入したことではないでしょうか。かつてオールブラックスのTJペレナラが加入したドコモレッドハリケーンズがガラリと変わったように、デクラークも同じようにチーム力をグッと上げられるのかどうか。デクラーク、田村のハーフ団は見てみたいですね。また今季は、NECから川村が移籍し、チームに勢いを与える選手の加入は見物です。日本代表クラス経験者も多く、経験値の高い選手が揃っていることで対応、修正力も際立っています。6位から更に上を目指すには、ここに若手の力がどう混ざるかがキーではないでしょうか。

 今回はここまで!!
 注目ポイントが沢山ありすぎて、各チームを見ていると1日があっという間に…なんて思うほど、リーグワンの面白さを感じます。
 次回は、Div1の残り6チームに注目していきたいと思います。

 大学ラグビーも終盤戦に進み、12月に入れば入替戦、そして大学選手権が始まります。
 高校ラグビーは、出場校そしてシード校が決まりました。選抜大会決勝が行われなかった中、真のチャンピオンはどこの高校か?
 さぁワクワクが止まりませんね♪( ´θ`)ノ

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