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リーグワン2022-2023 第5節までのレビューとこれからの展望!! 〜Div2,3編〜

 あっという間に1月が終わり、2月に突入し、気温も上がったり下がったり、リーグワンも順位が上がったり下がったりする中、今回のオニギリ's eye!!は、前回のDiv1に続き、Div2,3のこれまでのレビューと、今後の展望を予想しちゃいたいと思います!
 それではいってみましょう(^ ^)

 まずは、Div2の現在(2/10時点)の順位は以下の通りです。

 Div2は2/11に浦安DRと釜石SWのゲームが第5節として残っていますが、現在の首位は三重Hです。
 今季、アルゼンチン代表マテーラとオーストラリア代表トムバンクスが加入し、FWとBKに脅威となる選手がおり、昨年以上にチームとしての力強さを感じます。初戦の浦安Dとの戦いは前半同点で、後半にも追いつきそうな時間帯があったものの8点差で敗退。ここはホームということで勝ちたかったところではありましたが、昨季Div1でプレーしていた浦安Dに対して互角に渡り合えたのは大きかったです。
 CTBクワークが新人の中で先発での出場が多く、チームにエナジーを与えています。また今季サントリーから移籍したHO金井と、埼玉WKから移籍してきたWTB藤田は全試合先発と、経験値の高さでチームを引っ張っています。FW・BKで色々な意味でバランスが取れており、このままシーズンを通して戦い続ければ昨季果たせなかったDiv1昇格に向けて期待が出来るところです。

 続いて、2位は浦安DRです。1試合少ない中ではありますが、負けなしの全勝を続けています。ほぼ昨季Div1で戦っていた選手だけあり、コンタクトなどの面でもDiv2内では突出しています。昨季ドコモとNTTコムの一部の選手たちが混成されたチームとしては、ここまでまとまりを感じます。昨季までFLだった金選手もHOでの出場が多く、順調にフロントロー街道を歩き始めました。日本代表の竹内はスクラムだけでなくフィールドでも走り回っており、日野戦でのトライはフロントローとは思えないスピードで、よくラックサイドを走り切りました。
 BKは安定してFBフォラウが最後尾から最高峰のランニングスキルを見せ、3試合で5トライを上げています。またレイドローは9,10番ができる貴重な存在であり、日野戦では急遽メンバー外から先発になり、大役を果たしていました。セットプレーでも高さと強さのあるラインアウトとモールがあり、今季は必ずDiv1へ戻るんだという意志を強く感じます。毎度メンバー入替が多く、経験を積ませているのか、ケガ人が多いのか分かりませんが、多くのメンバーが出ていることは全体のチーム力が上がっていくことと、終盤にかけてもしケガ人などが多く発生しても対応できるような準備に繋がっていると感じます。浦安DRの好調は続きそうな予感です。

 3位はS愛知です。Div3から昇格してDiv2のレベルの高さについていけない部分があり、浦安DRと三重Hとはダブルスコアの差がついてしまいました。特に接点の部分で差を感じました。ただ日野との試合は、逆転し、逆転されてから再逆転しての接戦をものにしており、それは大きな自信になったのではないかと思います。インパクトプレーヤーのナエアタは5節2トライとまだ力を発揮し切っていないように見受けられます。ファンタジスタのような選手は多くありませんが、堅実なイメージの強いS愛知。ナエアタのような選手が暴れ始めたら脅威な存在となることでしょう。

 4位は日野RDです。久富選手の最高齢出場記録が更新され、オーストラリア代表のローリーもラインアウトで長身を生かしたプレーをし、BKもオーガスティンプルがマルチな活躍をしていました。そのような矢先、グラウンド外の部分で残念なニュースが出てしまい、無期限での活動自粛ということは非常に悲しく思えます。今後どのような動きになるかどうか、リーグワン全体にも影響が出てくることでしょう。

 5位は釜石SWです。開幕から大差での敗戦が続いていましたが、江東BS戦では快勝し調子が出始めていたところ、S愛知にはまたも50点差での敗戦となりました。FWで劣勢が続く厳しい戦いとなり、特にスクラムでの改善を求められます。バックスリーでのトライは取れており、外に数的優位を作ってトライするテンポアップがこれから見えてくると上位に食い込んでくることもあるかと思います。古豪復活には地道に積み上げていく道のりしかないでしょう。

 6位は江東BSです。Div3から昇格し勢いがありますが、惜しいところで勝利を掴めていません。前節三重Hとの対戦も、前半7-10と互角のスコアで折り返したものの、後半スタートから三重Hのペースとなり、途中シンビンも出てしまい流れを掴めず10-29で敗戦しました。
 今年はフレッシュなメンバーが5名入団し、アーリーエントリーで登録もされました。早い段階で若手起用してみるのも面白いかと思います。Div2として1年目、若さという勢いがチームの戦績につながっていけば、一つでも上の順位になること間違いないでしょう。


 続いてDiv3の現在(2/10時点)の順位は以下の通りです。

 首位は九州KVです。九州唯一のチームがDiv3で奮闘しています。今季移籍したWTB山田も出場した直近3試合では毎試合トライしています。WTBの仕事でもあるトライへの嗅覚はどこに行っても健在です。初戦のRH大阪戦では、ラスト1プレーで逆転のトライを許して敗戦しましたが、実力的にはほぼ互角で、2/26の再戦が楽しみです。

 2位はRH大阪です。Div1からDiv3へ降格となりましたが、Div1での経験者が多い分、実力者が多くいます。但し、まだ波があり、安定した戦いが出来ていない模様です。WG昭島にアウェーで敗れたのは痛いところです。NTTコムからの移籍組と、ドコモメンバーの混成という意味で言うと浦安DRと同じ条件下ではありますが、Div2昇格こそRH大阪の真価が見えてくることでしょう。ここからの奮起に期待したいです。

 3位はWG昭島です。昨年は勝ち星に恵まれませんでしたが、ここのところ3勝と好調なWG昭島。RH大阪との試合では、WTBトムイングリッシュが大きなストライドを活かし、後半の流れを作ったのもトムイングリッシュでした。そしてFWがスクラムでペナルティを取り、最後は粘ったDFで勝利を勝ち取りました。昨年とは違って、伸び伸びとプレーしている感じがします。Div2への昇格も今後の戦い方次第で十分可能性があるかと思います。

 4位は中国RR。WG昭島とSA広島に1勝ずつしています。WG昭島に勝利している実力があり、上位にも踏み込む実力があるものの出し切れていないように感じます。ただ、ここ最近の試合ではNo8河口がCTBをやっており、縦の強さがあり、違和感を感じない試合をしています。大型CTBとして今後注目していきたいと思います。

 5位は広島SAです。勝利がなく厳しいシーズンスタートなっています。イシレリマヌ、オズボーン、テビタタイらの大型外国人選手がDFをこじ開けて、バックスリーに展開できれば面白いでしょう。スクラムも九州KVに対して押すシーンもあり、波に乗れたら上位の可能性もまだまだあると注目しています。

 以上がDiv2,Div3のオニギリ's eye!!、前半戦の前半レビューとなります。
 Div2も3も上のリーグを目指しているところ、Div1と比べて試合数が少ない分、練習ゲームなどを入れて工夫も見られています。

 先日、Div1のトヨタが発表した、オールブラックスのボーデンバレットとアーロンスミスが加入というニュース。そして神戸にはレタリックが戻ってくるという、リーグワンも多数の世界的プレーヤーが集まるリーグとなってきて面白いですね。

 Div2も3もDiv1に負けないくらいの熱い戦い見せてくれています。今週はDiv1がないので、みんなでDiv2,3を見にいきましょう!!

 今週もワクワクが止まりません^ - ^

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