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リーグワン2023-2024 中間レビュー その1&THE CROSS BORDER RUGBY

 どうもオニギリです。
 気温が上下して温かかったり、寒かったり。そんな中でリーグワンの熱は上がりっぱなし!好ゲームが続いておりますね。
 今回はリーグワンのディビジョン1中間レビューと、今週から始まるTHE CROSS BORDER RUGBYの注目ポイントについてオニギリ's eye!!しちゃいたいと思います。
 現在の順位は以下の通りです(1月28日現在)。

Division1

(リーグワンHP参照)

 首位は埼玉WK。今季も順調な滑り出しをしており、ここまでのトライ数が51個と攻撃力に目を向けられるが、埼玉WKが強い理由はDF。ここまでの失点数も最も少ない。ただここまでは昨季下位であったチームばかりで、ここから上位チームとの試合が続きます。次節は東京SGと熊谷で、その次が昨季敵地で唯一負けた静岡BRとヤマハスタジアムで対戦します。
 現在2位と好調のBL東京は、埼玉WK同様全勝だが勝ち点差で2位となる。初戦の静岡BRとの試合に勝利し、勢いよく東京SG、神戸S、S東京ベイと昨季上位チームとの接戦に勝利してきました。この好調を支えているのが今季加入したモウンガ、フリゼルのオールブラックスコンビでしょう。存在感があり、強さだけでなく、連携もうまくできているように見えます。今季のBL東京はセットプレーも安定しており、次節は昨季プレーオフ進出で争った横浜Eとの対戦で、非常に楽しみです。
 ここまで1敗で3位の東京SGは、初戦で昨季王者のS東京ベイに完勝したものの、府中ダービーのBL東京に敗戦。そのほかの試合では接戦で勝利しており、圧倒的な強さは感じられないもののここぞの爆発力を感じます。相模原DBとの試合では29点差をひっくり返して勝利しました。今季加入したコルビ、ケインの活躍、日本人選手らも尾崎兄弟らの活躍、フロントローの細木らも存在感があり、若手選手の伸びを感じます。次節は山場となる埼玉WKと熊谷で激突。ここに勝利して上位をキープしたいところです。
 2敗で4位の横浜E。開幕戦は埼玉WKに大敗し、元気がないように感じられましたが、続くトヨタVとは2点差で勝利し、花園L、相模原DB、BR東京にも勝利しました。しかし残念な知らせが。南アフリカ代表のデクラークとクリエルがケガのためチームを一時離脱することになりました。チームの主力2人が抜けるのは痛い。前節の神戸Sとの試合も終盤で逆転負けしました。次節は好調のBL東京。次節までの時間をどれだけ有効に使えるのか注目です。
 5位静岡BR、6位S東京ベイ、7位神戸S、8位トヨタVはここまで3敗で並び、勝ち点差での順位となっています。静岡BRは昨季王者のS東京ベイに勝利したものの、東京SG、BL東京、神戸Sに僅差で負けています。日本人選手主体の静岡BRは昨季以上にまとまりを感じており、FWでのモールや早い大外への展開力に注目しています。昨季王者のS東京ベイは、大きくメンバーは変わっていないものの、マルコムマークスがケガで今季不在なことが大きな要因であるが、今季加入したコールズがその穴を埋めています。王者であるがこその他チームからのプレッシャーも強い中、それをどう乗り越えていけるか、プレーオフ進出に向けてここから負けられない試合が続いていきます。神戸Sは、開幕節で昇格してきた三重Hを圧倒したが、BL東京、東京SG、S東京ベイに7点差以内での敗戦が続きました。昨年の世界最優秀選手のサベアの活躍もあるが、あと一歩で勝てなかった。そのあと一歩をどう修正してくるか。トヨタVはバレット、スミスのオールブラックスHB団の活躍もあるが勝ち切れない。特に埼玉WK戦では、前半19点差でリードしていたが、後半逆転されました。プレーオフ進出に向けて負けられない、真価が問われます。
 9位相模原DBは昨季前半戦で好スタートを切ったものの終盤で連敗し入替戦に回りました。今季は、昨季最下位の花園Lに1点差で勝利と、ミスの連発も目立ったが6節東京SGに前半は29-0と大きくリードできる場面もありました。最終的に負けたものの実力はあります。今季は入替戦から抜けたいところ、上位チームにどう勝つか注目です。
 10位は1勝5敗のBR東京。日本代表で活躍したアマト、元イングランド代表ヒューズ、BKにはルーカスらがいる中、他チームと比べて世界的プレーヤーが少ないが、今季は下位から脱出したいところです。上位チームとも接戦での敗戦、特に6節はS東京ベイにラスト1プレーでペナルティを犯し、PGを決められて敗れました。実力がないわけではないが勝ち切れない。ここから下位脱出にはこの僅差をどう勝ち切るかがポイントになってきます。チーム力が問われてくるところです。
 ここまで未勝利なのは花園Lと三重H。花園Lが勝点1リードしているが、今季も上位とは厳しい戦いが続いている。クーパー、ゲニアがいるものの、いかに失点を減らすかがポイントとなってくる。上位チームと僅差での戦いをできるようになれば入替戦回避に望みがあるでしょう。今季から昇格した三重Hは戦力補強が進んでいたが、W杯でケガしたアルゼンチン代表マテーラの離脱は痛いところです。しかし、東京SGやBL東京で見せたDF力は大事な部分です。上位チームと戦う上で失点をどう抑えていくかがこちらもカギとなりそうです。
 今季はどの試合でも観客動員数が昨季よりも増えており、それに伴って試合自体も面白い戦いが続いており、ラグビーワールドカップ後の熱量が続いていることを感じます。

 そんな中、今週末よりリーグワンと、南半球最強リーグであるスーパーラグビーとのコラボ、「THE CROSS BORDER RUGBY」が行われます。昨季プレーオフに進出したS東京ベイ、埼玉WK、横浜E、東京SGの4チームが来日するブルーズとチーフスと対戦します。
 対戦カードと日程は以下の通りです。

(リーグワンHP参照)

 2月23日から開幕するスーパーラグビー。ブルーズは、昨季は準決勝敗退したが、攻撃力が持ち味で、トヨタでプレーしていたトゥイプロトゥがキャプテン、アキラとリーコのイオアネ兄弟、W杯でオールブラックスメンバーだったパパリィ、テアラ、ケイレブクラーク、ソトゥトゥ、トゥウンガファシらが来日します。今回は東京SGと横浜Eが対戦しますが、注目はコルビとテアラの対決になるでしょう。NZと南アの対戦がこのように見られるのも面白いところです。またケインとパパリィ、ソトゥトゥらの対戦も見応えがあります。
 チーフスは、昨季リーグ戦では1位だったがプレーオフ決勝でクルセーターズに敗戦して準優勝。東京SGでプレーしていたマッケンジーやオールブラックスでも活躍してレイナートブラウンらが来日します。やはりこちらも攻撃力が魅力的なチームで埼玉WKとS東京ベイが対戦します。このように異なる国のクラブチーム同士の対戦というのは、お互いの国の競技力向上だけでなく、ラグビーの魅力の新たな発信にも繋がることでしょう。2週に渡っての対戦となるので、ブルーズ、チーフスの選手が国内をウロウロしていると思うと…バッタリと見かけられたら嬉しいですね。

 今回のオニギリ's eye!!はいかがでしたでしょうか。
 2024年も早くも1ヶ月が経とうしています。新年早々に起きた能登半島地震で被災した皆様が苦しい生活を続けている中、各チーム、試合会場で募金活動など被災地に向けた活動が積極的に行われています。被災した皆様にも何か生きる糧となるようなものが少しでも届いて欲しいとオニギリは切に願います。ラグビーが身近にあるという感謝の気持ちを忘れず、ラグビーの魅力を引き続き発信していきたいと思います。
 今週もワクワクが止まりません。

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