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蕗谷虹児記念館開館35周年記念 特別展「進化する美人画 池永康晟×蕗谷虹児」展鑑賞。


私の隣で、貴方はこの作品をどんな思いで見つめるのだろう。

池永康晟氏の美人画はPinterestで追い掛けていたので、新潟で観られると聞いてこれは行かねば!と思っていた。
池永氏はジクレーと呼ばれるデジタル版画を用いて作品を作り上げる。
その手法については、展示の中で詳しく説明されているので、是非現地でその凄さを見ていただきたい。

作品に登場する女性は、独特の雰囲気を持っている。色彩のせいもあると思うけれども。
その色彩が(男性が鑑賞するときは)、いつかの女性を思い出すのだろうか、と感じた。記憶の中の女性たちを。
なんと言っても、鑑賞するとき、その女性を目が合うのだ。
こんなに長い時間、女性と見つめ合うことはないだろう、と思うと同時に、作者も作品が完成するまで見つめ合っているのだから、恋もするわ、と思ってみたり。自分の手で完成させる、自分の恋した女性。

だから、男性が鑑賞したとき、どんな感想を持つのか聞いてみたい。
色気とか雰囲気とか、そういう言葉ではなく、深い心の底から感じた感想を。

会期:令和4年4月26日(火曜日)から令和4年7月31日(日曜日)まで

https://www.city.shibata.lg.jp/kanko/1007318/1018480.html

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