広報というお仕事

広報というお仕事に携わって、はや20年と少し。いまだに「広報って何するの?」というご質問をいただきます。

広報のお仕事は、企業や組織・団体の活動内容や商品について情報を発信することで、ターゲットとなる情報の受け手となる人々に知ってもらうこと、わかってもらうことです。そして、その先に好意を持ってもらう、購買活動などのアクションにつなげていくこと、なのだと思います。

よく違いを聞かれる「広告・宣伝」や「マーケティング」の分野との違いは、情報発信の手法が、発表内容を文章に落とし込んだニュースリリースであったり、社長など経営陣がスピーカーとなって記者会見やメディアインタビューを行ったり、最近ではオウンドメディアと呼ばれる自社メディアを活用したストーリー発信であったり、発信方法の違いが主でしょうか。

では、誰に向けて発信するのか? 情報の受け手としては、まず思い浮かぶのは商品やサービスを購入してくださるお客様です。しかし、広報が情報を届けたいと思っているのは、お客様だけではありません。

情報の内容や発信する目的によって、従業員やそのご家族、取引先企業、将来株主になってくれる可能性のある皆さん、業界団体、NGOやNPOの方々など、企業を取り巻く「利害関係者(ステークホルダー)」と呼ばれる人々です。

そして、そのような活動を社内のあらゆる部門(経営陣、人事、マーケティング、広報・宣伝、営業、製造等など)と協力しながら、”誠意をもって”行っていくのが広報の仕事だと思います。

このNOTEでは、広報のお仕事やその魅力、持っていると役立つと思われる資質やスキルについて、広報のお仕事に興味を持ってくださる皆様、特にこれから広報に力を入れてビジネスを拡大していきたいと考えている経営者の皆さんや、将来広報という仕事に就いてみたいと思っている皆さんに向けて発信していきたいと思います。

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