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「ネットビジネス進化論」

「ネットビジネス進化論」
尾原和啓著


ネットビジネスの成功方法はないかと思い本書を手に取った。

ネットビジネスの基本を学びたいひとすべてにお勧めの一冊ということになろうか?。


著者は、1970年生まれ。京都大学大学院工学研究科応用システム専攻人工知能論講座修了。マッキンゼー・アンド・カンパニーにてキャリアをスタートし、NTTドコモのiモード事業立ち上げ支援、リクルート、ケイ・ラボラトリー(現:KLab、取締役)、コーポレートディレクション、サイバード、電子金券開発、リクルート(2回目)、オプト、Google、楽天(執行役ふ員)の事業企画、投資、新規事業に従事



インターネットの大事な本質の一つは、情報や物を小分けにして、離れていたものをつなげることなのだ。それによって、いままでなかった情報の流れ、物の流れが起こり、そこに新たなビジネスが生まれる。

「どんなことでも瞬時に判断できる「ものさし」をもっている人にたくさんの人が引き寄せられています。」

ポイント
① 「グーグルは「知りたいことがすぐにわかる」から、アマゾンは「ほしいものがすぐに手に入る」から、フェイスブックは「知りたい人の近況がすぐにわかる」から、 LINEは「話をしたい友だちとすぐに連絡がとれる」から、ユーザーに広く受け入れられました。スポティファイは「聞きたい音楽がすぐに聞ける」から、キンドルは「読みたい本がすぐに読める」から、実際に音楽を聞いたり、電子書籍を買ったりする人が増えたのです。  同じように、「お金を払いたいときにすぐに払える」「お金をもらいたいときにすぐに受け取れる」キャッシュレス決済も、世の中にこれまで以上に浸透し、ユーザーの行動パターンを大きく変える可能性を秘めています。」
② 「企業の IDにひもづけられた決済データを分析することで、ネット企業なら当たり前にやっていた「アクセス解析」と同じことを、リアル店舗でもできるようになります。それによって明らかになるのは、個人経営の商店ごと、店舗ごと、企業ごとの「信用情報」です。従来、金融機関や信用調査会社がもっていた信用情報よりもきめ細かく、リアルな決済データに裏打ちされた「信用情報」は、企業の資金調達を大きく変える可能性があります。」
③ 「自分はどう生きたいか、世界とどう対峙して、どういう切り口で切り取るかというのは、結局、何を信じるかという信念(ビリーフ)の問題です。誰が何といおうと、自分はこういう信念に基づいて決断し、このように行動する。それを前面に打ち出したのが企業のビジョンであり、ビジョンを強烈にアピールした企業は、それ自体がブランドになります。」
④ 「お金は「経済の血液」といわれますが、お金の流れが可視化されると、お金がより自由に、より効率的に動き回れるようになります。経済全体が血液サラサラの健康体に近づくということです。その結果、投資・融資・保険という「金融」の三つの機能すべてが大きく変わる。それこそがキャッシュレス決済がビジネスにもたらす第二の大きなインパクトです。」

なりたい自分になれるというサービスをつくるという思い、そこから新しいアイディアが出てくる。

本書の目次から印象的な言葉をいくつか抜粋するので、気になった言葉があれば是非本書にあたってみてほしい。
●IDと決済を握ったものが覇者となるのはまぜか
●次の主戦場は信用経済とスモールビジネス市場
●個人がパワーをもつ時代
●有限資産を滑らかにつなげる ブロックチェーンとクラウドファンディング
●これからネットビジネスを始めるひとへ


参考書籍
アフターデジタル


ディープテック

ウェブ進化論

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インターネットの次にくるもの


#ネットビジネス #インフルエンサー#rubiconbookreview#ブロックチェーン#クラウドファンディング

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