(ゆる遍)四国八十八箇所霊場を巡る旅〜8番札所〜
ゆるいお遍路旅、略して「ゆる遍」は続きます。
なんの情報もありませんが、ぶらぶらと気楽にお寺をめぐりませんか。
前回は、こちら。
8番札所 熊谷寺
車を降りた時から、遠くで何かの声がしていました。
祭り? カラオケ大会?
お寺に近くほどに、声はどんどん大きくなります。
ああ、これは!
声は、お寺が流してる御詠歌(仏教の教えを歌にしたもの)でした。
なんとも斬新な演出です。
あまりに言葉一つ一つを伸ばすので、「ちょっと何言ってるかわかんない」状態でしたが、どこか荘厳な感じがします。
ガイドブックによると、この熊谷寺は、「薪をとり谷の水を汲む難行を熊野修験者がこの地で行ったこと」が起源とされています。
「薪をとり谷の水を汲む難行」とはどんな修行だったんでしょう。
紅葉の美しい参道を歩きます。
歌はだんだん遠ざかり、静けさが戻ってきます。
本堂に到着しました。
階段をとてとてと上がりましょう。
カラフルな仁王様がお出迎えしてくれました。
驚きますか?
仏像は、もともとカラフルだったものも多いんですよ。
例えば、興福寺の阿修羅像。
もともとは、水銀朱色(辰砂)を使って、全身が真っ赤に塗られていました。
(画像はネットから拝借)
※実は持ってます
古代の人は意外とファンキーだったみたいですね。
こちらの手水舎には、龍がいらっしゃいますが、ホースが巻かれていて、花には針金がひっかけられていて、ちょっとかわいそうな感じ……
本堂は古めかしい風情。
お参りを済ませて、大師堂へ向かいます。
36段の階段を登って振り向くと、境内が見渡せました。
なんでもこの熊谷寺、あじさいが有名らしいです。
次は、初夏に来よう。
お腹が空いたので、この辺で。
さてお昼にしましょう。
マガジンやってます。
サポートいただけると、明日への励みなります。