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春近し

2月は、久しぶりに風邪をひいた。おかげで家のことが何も手付かずのまま。

リビングの観葉植物も、庭のウッドデッキの植物たちも、目をかけることもできずにほったらかし。
勝手口のドアを少し開けて、ウッドデッキに置かれた鉢植えにジョウロで水をやるのが精一杯だった。

気づけば、アメリカジャスミンは伸び放題で寒さで葉が茶色くマダラ模様なっている。ユーカリは葉も赤くなってパラパラと落葉してるところがある。すだちの木は萎れて葉が下を向き、元気がない。パセリは黄色く枯れていた。浄化槽の蓋の縁に沿って雑草が丸く生えている。

そんな中で、元気なのはシクラメンとクリスマスローズ。
シクラメンはクリスマスごろからポツポツと咲き始め、今もマゼンタ色の花をたくさんつけて、目に鮮やか。
クリスマスローズは青々とした葉を鉢植えいっぱい人広げている。
我が家のクリスマスローズは3月ごろに花をつける。
「クリスマス」ローズという名前なのに、我が家では春を告げる花なのだ。

今年は手入れが行き届かなかったせいだろう、花芽が見えなかった。また来年かなぁと思っていた。

今日、久しぶりにデッキに出て、枯れたパセリの始末をしたり、栄養液をやったり、色が変わった葉を剪定したりした。
ついでに、クリスマスローズの葉をめくってみたら、ピンク色の花がついていた。

大きな葉の陰に隠れて見えなかったのだ。

花のある部分の葉を剪定し、花が見えるようにした。

昨日、実家の母が「そろそろ絹さやが採れるわよ」と言っていた。そういえば、先週、職場の早咲きの桜が咲いていた。

春近し。

環境が変わったり、別れがあったり、春は不確定要素が多くて、慌ただしくて、人間の営み的にはあまり好きな季節ではないけれど、やはり春を告げる植物の登場はうれしい。

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