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【Jazz Standard】Ella’s Small Hours

連日しつこく、同じ曲の演奏の紹介。ボーカルの大御所エラ・フィッツジェラルドの1958年のライブ録音から。

https://www.youtube.com/watch?v=fZqz5_pzXQE


エラの朗らかで明るいトークからバースに入って始まる。以前 Note でエラが学校の音楽の先生みたいに真面目とか書いたが、これもそんな生真面目さで始まる。

そしてなんと途中で勝手に曲をマイナーに変えてしまっている(もちろんバックもそうしてるので示し合わせた上での転調)。マイナーで、深夜丑三つ時の暗く重たい感じ。それが4小節でまた元に戻っていく。なかなかニクイ演出。この短い曲にさらに奥行きがでる。

聴いてて思ったが、you will be his if only he’d call は、先日訳した、彼が電話してくれたら片想いでなくて一緒になれる、じゃなくて、彼があなたを his と呼んでくれたら(she is my girl friend とか)、一人格所有代名詞による両想い昇格かと再認識。ちょっと古風な歌詞。英語も奥深い。

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