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’22.6.5 レース回顧

天候は早朝に少し雨が降ったが降水量もごく僅かだったので馬場には影響なし。ただここ2年くらいの東京コースはそれ以前ほど高速馬場にはならないように調整されているのか、1分30秒台が出るような馬場にはならない。この辺りがレースを的中させるポイントだったか。トラックバイアスは外差し有利。

展開は中間ラップで12.0秒を2回刻み、L1Fが11.4となる昨年以上にスローなペース。持続力+瞬発力勝負となった。ソングラインが外から伸び、勢いがなくなったダノンザキッドを残り100mで差し切ったところがゴール。

本命のファインルージュはスタートの出遅れと早めにリカバリした影響、直線での馬場の悪い内側を走らされたことでチグハグな競馬になったことが全て。能力は高いのは間違いないが不運が続く。ダービージョッキーに騎乗されて嫌な予感はしたのだが。

対抗のシュネルマイスターはやや後方からだったが、最後はスピードを生かして内側を伸びてきたが2着が精一杯。もう少し前目で競馬できればGIのタイトルはもっと取れるのだが、こればかりは仕方がない。

三番手のダノンザキッドは、父ジャスタウェイの限界か。血統的には高速馬場適性があるというのは予想通りだったが、母系とはピッタリマッチしていてこれ以上ない適性だと思っていた。また展開もバッチリだったが、これで馬券に来れないようでは。。。ジャスタウェイ産駒のスピード・持続力の限界が見えた感がある。ルージュエヴァイユの今後が少し心配になった。

穴のカラテは、結果的には高速馬場適性がなかった。完全なる見誤り。早熟キンカメの影響で能力落ちということもあるのかもしれない。いずれにしても、こういった適性の完全な見誤りは可能な限り無くさなければ的中率は上がらない。反省すべき点である。

意外だったのはサリオス。超高速馬場ではないことが幸いしたことは間違いないが、それでもこの着順には驚いた。スピードは上位二頭には劣ったが血統的にここまで走れるとは思わなかった。冒頭の通り、超高速ではない普通の高速馬場のため上位に来れたと結論づける。ただ、サリオスは東京よりも中山向きなのは間違いない。ラストランになるのかは不明だが、今年は有馬記念で是非走ってほしい。それにしても前走本命にした馬がまたしても好走するとは。。

馬券は残り1F時点では期待されたが、完全なハズレ。アーモンドアイやグランアレグリア、インディチャンプがいないマイル界は下克上の戦国時代になった。個人的には圧倒的な強さを誇るヒーローやヒロインの登場に期待したい。

来週は平常運転に戻ってエプソムC GIII、函館SS GIIIが開催される。エプソムCは圧倒的な人気になると予想されたプログノーシスが回避となり面白さが半減したが、それでも能力の高い4歳勢も登場するので見所はある。

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