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’22.3.20/21 レース回顧


◎ スプリングS GII
スタートでつまづきながらも先頭に立ったビーアストニッシド。1コーナーではアライバルが2番手につけた。最終コーナーでもこの位置どりは変わらず、アライバルが差を詰めるもその2頭でゴール。

本命のアルナシームは雨の影響で渋った馬場への適性が気にはなっていたが、その影響か全くいつもの走りが見られなかった。決して気性の影響ではなく、コース・馬場適性がマッチしていなかったためと結論づけている。残念ながら適性を見誤った。上記適性への懸念が幾分かあったため、本命に近い対抗としていたサトノヘリオスは内目からジリジリ伸びて3着となった。スピードの絶対値は低いのでこういった馬場は適しているのだろう。レースを見る限りでは三番手のアライバルは最も強い競馬をしたと見ている。雨の影響がなければ差し切っていたかもしれない。これも競馬だが、クラシックへの切符を手に入れたのは大きいだろう。

馬券的には本命の買い目ではないが、しっかり太めのワイドが的中し、今週の収支のプラスを確定した。相変わらず馬券の調子は良いが、幾分運が良かった感があるので来週以降は、馬券的中確率を上げるために適性の見極めに磨きをかけていく。

◎ フラワーC GIII
コルベイユが先頭に立ち、前半6Fが61.3秒の平均的かややスローなペース。好位につけていたスタニングローズがゴール前できっちりニシノラブウインクを差し切り重賞初勝利となった。

タイム自体は平凡で、ラップ・レース内容もこれといって高く評価できる馬はいない。昨年とは異なりクラシックには直結しないレースと見る。本命のキタサンシュガーは最後方からの競馬で、このペースでは手も足も出ない。中山のレースを数レース乗っているにも関わらず、なぜその位置どりなのか理解に苦しむ。前日の前売り時点で1番人気と人気が先行したのも嫌な流れだった。対抗のダイムは、4コーナーでは内から伸びてきたが最後はシンティレーションの切れ味に屈した形となった。この馬自身はおそらくバテてはいないのでもっと早めの競馬をしていれば違った結果になっていたと思う。またもや、前回フェアリーSで本命としていたニシノラブウインクが好走した。(前走本命馬の好走)前走は結果的には体調不良ということまで結論づけていただけに、ここで重い印を打つことができなかったのが悔やまれる。ただこの負けの代わりに得た大きな進歩は、3月の中山適性の理解が進んだこと。来週以降に必ず生かしたい。

両重賞ともに先行した馬のレースとなった。これがあるだけに中山のレースは位置取り想定含めて重要になる。それにしてもルメールJのアライバルの騎乗は見事だった。決まりきった乗り方ではなく、その時の最適な状況を見て最適な乗り方をする。それが一流ジョッキーだと思う。

来週は高松宮記念だが、天気予報では昨年に続いて道悪になる可能性が高いので、手広く薄く買う程度になるかもしれない。日経賞にはお気に入りのタイトルホルダーが出走するので、楽しみなレースである。

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