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'22.3.26/27 レース回顧

◎ 毎日杯 GIII

午前中から雨が降る中、稍重で行われた毎日杯。小頭数だがレベルの高いメンバーが揃った。稍重であるが直前の芝のレースでは33秒代の上がりが使えておりそこまでコンディションは悪くはない。ピースオブエイトが逃げる展開で、ラスト1Fは12.5秒で苦しくなったが粘り切った。

本命のドゥラドーレスは、スタートで出遅れたこと、最内枠のため3コーナーから4コーナーにかけて進路がなかったこと、3コーナーでスムースさを欠いたことで、追い込んではきたものの3着止まり。スムーズな競馬であればダービー出走への道が開いたことだろう。またのめっていたという騎手のコメントからも、決して得意な馬場ではなかったと思うが、上記の状況でも3着に来たことは評価に値する。今後の予定は不明だが、馬主の意向と馬のコンディション次第ではダービートライアルに向かう可能性もあるだろう。個人的には菊花賞に向けて、自己条件で経験値を上げつつ、しっかり賞金を稼ぐ方が古馬での活躍につながるような気もする。

対抗のリアドはもう少しやれるかと思ったがよほど馬場がこたえたのか、新馬戦のような走りができなかった。能力は高いは間違いないので、いずれ再び重賞で顔を見せることだろう。

◎ 日経賞 GII

日中は天気は持ち堪える予報だったが、なぜか関東の中でも船橋付近のみ連続的に降る状況で稍重まで馬場が悪化。

レースは圧倒的人気のタイトルホルダーがスローペースに持ち込んで2枚腰を使ってボッケリーニをクビ差凌ぎ、前哨戦をしっかりと勝ち切った。

本命のタイトルホルダーは、思ったほど2着馬に対して着差がつかなかったが、レース適性がベストではないこと、得意の持続力を生かす展開ではなかったので、勝てただけでも良しとすべきだろう。次走は順調にいけば天皇賞・春で、得意の阪神ということもあり、良馬場であれば馬券圏内は確実と見ているが。

対抗のヒートオンビートは好位からの競馬でジリジリと伸びてきたが、ボッケリーニを差すまでは至らなかった。雨も特に問題ないと思っていたので、この馬本来の能力が発揮できたと考える。

馬券は本線のワイドが的中。配当は思ったほど付かなかったが、勝負レースなのでしっかりと的中させることの方が重要。

◎ 高松宮記念 GI
前日から降り続いた雨で重くなった馬場。その影響により結果も大荒れとなった。

当初の予想に反して、道悪にしては前半3F 33.4/5F 55.9の超ハイペースとなり追い込み馬が有利な展開となった。後方にいたナランフレグが内から差し切り1着となった。2着はハイペースの展開でも粘り切ったキルロード。

本命サリオスは見せ場なく凡走。彼なりの力を発揮できたと思う。自信の本命としていたが完全に馬場適性を見誤ったということだろう。中京重馬場、難解であり今後の課題を残す結果である。一方で、このレースはもう一回やれば結果は変わるだろうというくらい展開にも大きく左右されたレースだった。その中でもキルロードだけは何回やっても上位に来るかもしれないというくらい強い競馬だった。先行する馬の中で驚異的な心肺能力で唯一粘り切ったのは高く評価できる。それにしても高松宮記念はスプリンターズSと異なり不思議と大きく荒れる。馬場・展開ともに水物なので、あまり真剣に予想しない方が当たるのかもしれない。

来週は大阪杯。ジャックドールだけは高確率で馬券圏内だと考えているが。

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