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’22.5.1 レース回顧 🎯

◎ 天皇賞・春 GI
当日は降水量が9mm+αと道悪の予想が外れて、9Rの2勝クラスのレースの時計も速く、曇り空にも関わらずかなり良馬場に近い稍重まで回復していた。それにしても最近の阪神の馬場は乾くのが速くないか。ゲートが開いてシルヴァーソニックが落馬ということで、空馬がずっと走り続けていたのでペースが乱されないかと見ていたが、タイトルホルダーの緩急つけた逃げが功を奏し、7馬身差の圧勝だった。

展開で注目したのはスタートしてからの初めの正面ストレート。ストレートの入りはタイトルホルダーとの馬身差がだいぶあったが、ストレート終わりの1コーナーではほとんど差がなくなっている。この正面ストレート部で、後続はだいぶ体力が削がれたに違いない。それからペースが12秒〜13秒で緩み最後の6Fの持続力勝負となった。こういった展開が自由にコントロールできるのもタイトルホルダーの高い心肺能力があってこそだろう。またタイトルホルダーにとっては、馬場がだいぶ乾いていたことも功を奏したと思う。

本命のテーオーロイヤルは、スタートも良かったが空馬がずっとそばにいた。どうだったのだろうか。見た感じはそれほど影響はないように見えたが、乗りにくかったに違いない。最後の直線では足を滑らせた?のか体勢を崩していたので、レースでは初めてバテたのかもしれない。最後はディープボンドに差されたものの初GIで3着は上出来だろう。

それにしても相変わらずディープボンドのスピードはないが持続力の高さには驚かされる。これは凱旋門賞を制したダンシングブレーヴの血に由来するのかもしれない。道悪になっていれば状況は変わっていたかもしれない。

阪神3200mの天皇賞は今年で終わり。来年からは阪神から京都コースに変わるので、走る馬とそうでない馬の傾向がガラリと変わるに違いない。

馬券は血統表から道悪適性が高い馬を絞り込んで印を打った4頭が見事に上位4頭となり、ワイド・三連単が的中した。これで馬券の調子が上向くことを期待する。

来週からは5週連続GIとなる。その第一弾はNHKマイルカップ。個人的にはGIの中でも好きなレースだ。今年は小粒な感じが否めないが、気になる馬は何頭かいる。GWを挟むので考える時間はたっぷりある。今年の春のGIは、桜花賞を除いて全て雨が絡んでいる。馬場に頭を悩まされない良馬場での開催を祈願する。


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