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三体Ⅰ,Ⅱ(劉 慈欣)を読んだ (21/1)

劉 慈欣
(大森 望 訳, 立原 透耶 訳, 泊 功 訳)
『三体』
早川書房、2019年・2020年。

アジア圏の作品として初のヒューゴー賞長篇部門に輝いた、現代中国最大のヒット作。物理学者とはちゃめちゃ警察官。そして謎の三体と呼ばれるVRゲーム。。。

はっきり言ってめちゃくちゃ面白い。ハリーポッターや指輪物語と同じ興奮を感じながら読んだ。すでに中国では映像化が進んでいるらしい。
(プロデューサーは毒殺されたらしいけど。。)

ちなみに三体といのは、物理学では有名な三体問題に由来があるらしい。


物理学の難問を取り扱うとはいえ中身はとてもわかりやすい。『息吹』のような読み手を選ぶ作品とは対照的に、物語の進め方が上手い。後書きでも記されているが、単純な二項対立に落とし込むことで読み手が混乱しないようにしている。

SF初心者にも自信を持って勧められる本作。21年の春には第3作も発売される。今から楽しみである。

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