ありがとうございますに対して

するっと「どういたしまして」と言えたらどれだけ楽だろう。
大抵、「いえいえ」と返すか、スンっとした態度をとってしまいがちなのだ。
自分では大したことをしてないのに「ありがとうございます」や「ありがとう」と言った感謝の言葉をもらうと「どういたしまして」はしっくりこなくなってしまう。だが、何かしらの返答や行動をしないと聞こえてないのか無視しているのかと思われる可能性が高い。故に「いえいえ」が出てくる。まだ出てくるだけ良い方だ。
返答がすんなり出来ず、スンっとした態度になった時、相手は良い気分にはならないだろう。その行動をとった数分後に、さっきの行動は良くないんじゃないかと反省し始めて相手に事情を話してあるないに関わらず誤解を解こうと思い立つ。
タイミングを見計らう、今ならいけるかも、あれ?何て言えば伝わるのか?
「あなたのありがとうございますに対する返答を考えていたらスンっとした態度になっちゃいました、いえいえどういたしまてと言おうとしたんです」
でも今更言うことか? 相手も私と同様に私がしたことが大したことじゃないとしつつ定型文とした「ありがとう」と言っていた場合、今から私のする言い訳は見苦しいものになるんじゃないか? で結局なにもせず終わり、1人になった時に後悔と反省が始まる。そうならない為にも「いえいえ」は言っといた方が楽だ。
「どういたしまして」に変わる言葉を考えてみる。
「こんなの朝飯前っすよ!」→己の声帯、雰囲気が合わない
「普通のことですよ」→スカしている感、癪にさわる
「友達なら当たり前〜」→アルシンドでもない限りドン滑る
妙案が浮かばない、どういたしましての意味を調べるとこう出てきた
・お礼を言われたり、詫びを言われたりした時に答える挨拶の言葉。丁寧に打ち消す意を込める。
意味からして「いえいえ」と「どういたしまして」は同じ。ってことはしっくりこなかった自分の解釈不足、どういたしましてへの課題評価だった。
これからは気兼ねなく言えるや、気づかせてくれてありがとうございました。

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