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頭の中のテレビ

小説を読むことに抵抗がある。
あるいは、国語に出てくる物語、小説を読むとき、文字を目で追うことに集中してしまって、内容が頭に入っていない。
といった方いるのではないでしょうか。
実際、自分がそうでした。
本をあまり読む子供ではなく、外遊びが大好きな少年でした。
ですが、今ではたまに外遊び(釣り、テニスなど)しながらも、小説を読むことが習慣になったある一つのキーワードを教えることで、
自分と同じ経験を抱える人の助けになればいいと思います。

頭の中のテレビとは

絵本って絵が付いてますよね。
でも、小説はほとんどついていません。
そのため、ストーリーというものを頭の中で想像することが必要となってきます。
でも、想像するといっても、どうやってやるの?と小さいお子さんだったり、学生さんは思うかもしれません。
そこで登場するのが「頭の中のテレビ」です。
みなさんの頭の中には、思い出、何気ない動作、風景、様々な感情などが、画像だったり、映像で記憶されていると思います。
それを文字とリンクさせて小説を読んでいくことで、頭の中に一種のテレビが出来上がってしまうのです。

早速テレビをつけてみよう

言葉で説明するだけであれば、分かりづらい所もあると思いますので、
早速テレビをつける方法を教えたいと思います。
実際の小説の一節を引用しながら解説していきたいと思いますので、
ご自身の「頭の中のテレビ」をスイッチONしてみてください。

夜の海。静寂の時。
単調な波の音だけが、果てしない暗闇の奥から湧き出しては消える。
                 

(綾辻行人 十角館の殺人より)

上の一節はミステリー小説の冒頭部分です。
「頭の中のテレビ」をつければ、この一節だけで、この小説の世界観が分かります。
では、テレビをつけていきます。
(できれば、静かな場所でやってください)
次に出てくる単語から連想する映像や画像を
上から順番に思い浮かべてください。
そして、順番にそれらの画像や映像を
頭の中でつなげてみてください。

それではスイッチON!
夜の海
静寂(静か)
波の音
暗闇
湧き出す
消える

どうですか?
ぼやっと夜の海がみえましたか?

上の風景に近いものが頭の中に流れたら、
「頭の中のテレビ」がついている証拠です!
もし思い浮かべられなかったというひとも、上のような動画を頭の中に記憶していれば、
先ほどの小説の一節も頭に入りやすくなっているのではないでしょうか。

テレビをつけるうえで必要な力

テレビをつけるうえで必要な力は
簡単に言えば語彙力です。
しかし、単語の意味を覚えるのは
めんどくさいですよね。
でも、小説はあまり聞かない言葉も出てきます。
そこで大事なのが画像動画なんです。
小説で分からない言葉があると、
テレビをつけることが難しくなるので、
辞典なり、インターネットで意味を調べます。
ですが、その単語に関連する画像や動画を
見てほしいです。
すると、文字を見ただけでぼやっと画像や動画が浮かび上がってきます。
単語の意味を覚えることが少し楽になると思いますし、テレビをつけることもできます。
例えば、私たちが知っているリンゴ。
この単語の意味を事細かに覚えている人はあまりいないと思います。
一様、意味を載せておきます。

リンゴ(林檎、学名:Malus domestica, Malus pumila)は、バラ科リンゴ属の落葉高木、またはその果実のこと。植物学上はセイヨウリンゴと呼ぶ。、白または薄紅の咲く。人との関わりは古く、紀元前から栽培されていたと見られ、16世紀以降に欧米での生産が盛んになり、日本においても平安時代には書物に記述がみられる。現在世界中で生産される品種は数千以上といわれ、栄養価の高い果実は生食されるほか、加工してリンゴ酒、ジャム、ジュース、菓子の材料などに利用されている。西洋美術、特に絵画ではモチーフとして昔からよく扱われる。


(Wikipediaより)

自分は恥ずかしながら、リンゴがバラ科であったことを初めて知りました。
ですが、ほとんどの人ははりんごの画像としてりんごを記憶していますよね。
「走る」という単語も一緒で、「走る」という動作を記憶しています。
このように、知らない単語を画像、動画と一緒に記憶すれば、意味もあとからついてくると思います。

まとめ

  1. 小説や物語を読むときは、頭の中のテレビをつける!

  2. 単語を覚えるときは画像、動画と一緒に!

ここまで見てくれてありがとうございます。




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