パンデミックからの気づき

メディア等々で、政府の対応が遅いとか意思決定できないとかたまに目にします。民間事業サイドで言うと、特に自分がこれまで見聞き、お付き合いさせていただいた日系企業における危機管理能力にすごく危機感と課題を感じてきました。

自分はこれまで事業でも「攻め」よりは「守り」サイドに軸足を置きながら、事業開発とガバナンスの両立を模索してきました。守りときくと一見、おもしろくなさそうとか地味というイメージがあるのはそのとおりだし、それは事実。自分でもなんでこんな誰もやりたいと思わない(と自分でおもってるだけかもしれませんが)ことやってるんだろうって思ったことはあります。さらに、経営も頭ではこの分野は極めて重要と頭では理解してますが、オフェンスにばかり目がいってしまい、ディフェンスは任せてる状態が多い。その結果、危機対応態勢が脆弱な会社が多い気がしてます。上流でのせき止めをすることに目が向かず目の前の課題にばかりフォーカスしてしまう、ある意味人間の性のような仕組みに脳が支配されてしまっている状態なのかもしれません。

さらいうと、オフェンス出身の経営がかなり多く(これはファクトがないのであくまで感覚です)、ディフェンスへの意思決定が遅れるとか、施策を打てないとかもあり、且つ、日本は事前対応よりは事後対応が圧倒的多数をしめていて、事故るまで動かないようなところもあり、評価されてこなかった。事前対応をして無駄に終わるとたたかれ、なんでコストをそこまでかけるんだと!とPLと守りへのコストをごちゃごちゃして考えてる。

こういうことをみてきて、自分がやりたいことがより明確になった気がします。ディフェンスに対して(当然オフェンス)迅速に的確に意思決定をできる経営者になろうということ。オフェンスへの意思決定ができる経営者多数いるけど、オフェンスへの意思決定ができるところはとてもすくなく水色の銀行も調べたり調査報告書を読むとそのあたりにとても課題があった気がします。これは今読んでる上流思考という本でも同様の事が書かれていてびっくりしてます。

BCP対策できてますか? 問題の今回を抑えてますか?起こってないことを真剣に考えれれてますか?という問いすべての経営者にとってとても大事だと思います。もちろんあらゆるリーダーにとって。


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