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RTA in biim 2022 運営日誌 前編

主催をお譲りしたぐれ兄貴が蒸発したので、代わりに色々と動いていたら、ほとんどの人たちが私を"主催"呼びしていたので、もう主催でいいです。

珍しくご機嫌の主催様(前が見えねェ大会直後)

すご~~~~~~~~く機嫌がよかった。
とにかくやる気があった。
いつもなら「2度とやらんわ こんな大会!!!note書く時間が一番手間がかかるんじゃ!!!!」などと全てを投げ出して、ストレス発散のために他所のニコ生放送の監視に勤しんでいた(日課)。あとbiim兄貴から催促されていたゲーム(omori やら ペルソナ5とか)をやらないといけないし。

しかーーーし!今回は違った!!
謎のやる気に満ち溢れていたので、すぐに冬の大会に向けて動き出した。

このやる気の源は……う~~ん、認めたくはないけれど、前が見えねェ大会においての例のアレのアクティブな行動と面白いお喋り、あと色々と考えて動いている姿に感化されたのが一番だね。

アレ

もちろん、忙しい中でも合間を縫って手伝ってくれたスタッフ達の支えも大きい。

あと出禁になった奴をフルボッコにしたことで、よからぬ輩を一掃したことだな!!

スパーン!!

余談だが、かの出禁になった輩は今回の件とは"関係の無い人"に謝罪のDMを送ったそうだ。理由は知らん。アホの考えることはアホにしか分からん。
周り回ってその情報が私に漏れる辺り、色々と複雑な気分になったので忘れることにした。

さて、話を戻して次回大会への行動だ。
まずは視聴者推移の分析会議!!

これはうちのスタッフが作成したもので、アクティブユーザー数とコメント数から各時間帯の伸び率などをまとめたものだ。
ご丁寧に毎回まとめて頂いているので、私はそれを見て(はえ^~、このゲームと走者さんが人気あるんだなぁ~ ンモー)と月並みな感想で満足していた(思考停止)。

だが今回は謎のやる気に満ち溢れていた!!
もう1歩踏み込んだ話をしたいと思い、珍しーーくスタッフを交えて打ち合わせしたいと頼み込んだ。いや、いつもはしないよ?だって自分から声をかけるのも恥ずかしいし(乙女)。

内容については省略するけれど(だって君たちガチの話は興味なさそうだし)、自分では到底思いつかない分析や視点を聞いた。
はえ^~、賢くなった気がした(池沼)。その勢いのまま企画会議を・・・する前に、事務周りの整理を図った。

ホムペの更新からスケジュール表の作成、それこそ1か月後の告知配信のフリップから当選発表用のお知らせ文章などなど、時間がかかる作業は私が先に終わらせた。もちろん、手が回らないものは事務を割り当てたり、各班のスタッフから状況を聞いたりするなどして、全体の落とし込みも図った。
前回は各班の長のケツを叩く役割だったが、今回は率先して事務権限の集中させることで、過去最高率で事務作業が捗った。

そんなわけで運営会議から1週間前に、7割方の事務を終わらせたのだった。
(と思っていたのだが・・・)

企画会議(10/9)

会議の前に自分の指針をまとめることにした。
まず本番日は24日と25日。そして26日から31日はワンオペ予備日(後に後夜祭へと改称)として組むことにした。8日間連続開催だ!
これにはいくつかの理由がある。

1つ目は追加日程への対応。
これは毎度の如く応募者が殺到したので、後から「あっ、皆さんのご要望にお応えして日程を増やしま~す」としていた(白々しい)

我々を信じて応募してくれた人を可能な限り通したい想いがあるので、超々無理をしてミラーの時間を増やしている。
だが走者さんからすれば、「文句を言う立場じゃねぇけど、こっちの予定もあるんだから、だったら最初から増やせよコノヤロー」と思われてもいやそんな不遜な事を言う奴はいないだろう。
(過去に似たような事を発言をしていた走者はムカツクので落としました)

余計な争いを避ける意味でも、後手後手になるのはよくない。よって、余裕を持たせる日程とした。

だがそれなら誰が8日間もミラーをするのか。

それが2つ目の理由、私自身の技量が上がったこと。
去年のワンオペ2連荘と今年のプチ企画での経験により、9割方は自分一人でも運営業務をこなせる自信がついた。もちろん、スタッフが作成してくれたマニュアルやミラーのやり方の直接指導あってのことだ。

単純な作業量で言えばかなりの負担ではあるが、結構好きでやっているので苦には感じなかった。なんだかんだ動画を作っている理由と同じく、見てくれている人を喜ばせたいのに通じるからだろう。

そうそう、Rijとの日程被りは特に意識していない。というか後から気が付いた。この大会も当初の意義?はTwitchと光の大会頃す大会だった気がするけど、正直な所、私(とスタッフや走者さん)の都合が合う日ならばいつでもいいのが本音だ。

さて、煩雑な事務を終えると心の余裕が生まれたのか、アイディアが溢れ出てきた。他所では見かけない企画が思いつく思いつく。
特に今回のワンオペは最大6日間!
言い換えれば私の好きなように使っていい時間だ!

(∩´∀`)∩ 独裁万歳! (∩´∀`)∩

走者へのリスペクト?私物化?いやいや、もちろん最低限はやりますよ、最低限は。でもね、自分で走ったゲームを自分で編集しているような人たちには、好きなようにやらせた方が面白いゾ。

というわけで5つほど思いついたので、運営会議の前に私の個人配信で反応を確かめた。


これはひどい。
この他にも辺野古でデモをしている人の横で、ゲーム交換しようという企画も提案されたが、諸々の事情によりお蔵入りとなった。沖縄は遠いからね、仕方ないね。

ちなみにbiim兄貴は「脱衣麻雀BANされたら勝利RTA」を所望されていた(却下)

さて運営会議だ。
過去の会議では事務周りの話に1時間ほど費やしてから、企画の話に移っていた。形式としては私が最初に提案をして、それに対してあーでもないこーでもないと各班の話を聞き終わってから、最後に私が判断をする形だ。正直な所、日本特有の停滞感あふれる会議に近しいものを感じていた。
こうなる原因は第2回大会から危惧していたが、当時は若く、私に雰囲気を変えるだけの力がなかったので何も言えなかった。

しかーし、今回は事前に事務周りを整理していたので、たのしーく企画の話に集中できた。この手の事務や効率的な会議、組織の展開などはいくらでも語れるのだが、うちの読者は興味ないだろうからカットする。

肝心の企画案については、自分1人では思いつかない真っ当なアイディアが続々と出てきた。特筆すべきは東方妖々夢並走とスーパーカケフブラザーズだろう。

前者はつるポン兄貴の案だ。
いや~正直びっくりしたね。えっ、この人メトロイド以外にもまともな企画を出せるの!?って。いやいや、前々から賢い人だとは思っていたけれど、ガチで盛り上げるための姿勢を見せてくれたね。

普通の人はご自身のRTAでの実績や人脈を生かした企画を提案するものだ。どれだけの方が参加してくれるかの期待値が読みやすいし、安定した視聴者数が見込まれて、自分の得意フィールドで戦える安心感がある。

しかしつるポン兄貴はすごい!彼はどの層にウケて、どう盛り上がるかを考えた上で妖々夢並走を提案したのだ!いや~この企画にはやられたね。誰が見てもbiim兄貴の大会に相応しいゲームだもの。

それに比べてアルバスとかいう奴と来たら(呆れ)
こいつは決して運営スタッフでも何でもないのだが、前が見えねぇ大会でのスーパーマリオ並走にて、U兄貴が画面を全部隠して走る羽目になったのを見て、次の大会でもやって欲しそうな発言をしていた。

分かっていない奴である。
あれは思い付きでやってみたからこそ、新鮮なリアクションが視聴者にウケたのであって、事前に目隠しで走るのを告知したのでは意味がない。

はっきり言うぞ。目隠しでスーパープレイを見せても出オチだ!!!!

と、アルバス兄貴が言っていた気がする。
まぁ、私の心はプーチ●ンコ首相よりも広いので、採用しておいた。

話を戻してカケブラも凄い!
カケフくん特有の癖のある加速力とジャンプの挙動を再現するために、シャルニキが5時間もかけて調整した傑作だ!あの改造ゲームを始めて触った時は何度も爆笑した。私の中ではこのゲームはいけると確信した。

それに比べてアルバスとかいう奴ときたら(呆れ)
こいつは決して私の知り合いではないのだが、じゅうべえ並走をお題枠として告知したにも関わらず、応募をしてくるまで2週間もかけてから参戦を表明した。全くじらしやがって・・・
応募もRTA記録も早ければ早いほど伸びしろがあるのだ。

そうそう、お題枠について触れないといけない。
いつもならば「biim兄貴と運営スタッフが見たいゲームを優先して通す」枠を設けていたが、今回は東方と女神転生のみにした。なぜなら過去の大会の傾向として、自由募集枠だけでもある程度埋まるからだ。

そしてもう1つネックがあった。
仮に特定のお題枠への募集が殺到した場合、並走の前説・段取りを仕切れる人物がいないのだ。いや~、なんせ運営の主力とされているスタッフが軒並み仕事で忙しいからね。私しか自由に動ける人がいあにのよ。人を集めておいて中途半端な仕切りでグダるのも嫌なので、私の手が届く範囲での応募概要とさせて頂いた。

応募が来ねぇ~~~~!!!!(10/20)

初回の告知放送を無事に終えると、その日は2通の応募があった。真っ先に意思を表明してくれてたのでありがてぇ(感涙)
よしよし、あとは日が経つにつれて増えてくるだろう。

一週間後、応募数は2通のままだった(大ショック)

少なく見積もっても3日に1通ぐらいは来るだろうと期待していたが、まさか変わらず仕舞いとは・・・。
すぐさま現状を分析することにした。

まず、応募開始前に定めていた運営方針は「省エネ運営」だ。
これは先述の通り忙しい人が多いので、キャパを超える負担を強いるのは避けたかった。正直、私自身も"去年から9月大会までにいろいろとあった"のでリソースは減らしたい。また、運営発足から1年半を経過しているため、積極的な宣伝をしなくても応募があると考えていた。

次にスケジュールだ。
今回は締め切りまでに1か月超もあるので、走るゲームを吟味している人もいるだろう。それに10月の応募開始時点で年末の空日を調整している人もいるに違いない。

最後にとあるイベントと丸被りしているのがネックだ。それは・・・

こいつだよこいつ。
当選発表日が思いっきり被っているのだ。

10/9 闇の大会運営企画会議
10/15~11/12 闇の大会応募期間

残念ながら、まだ我々闇の大会は光に勝てるだけの力はないので、どうしても当落を待ってから動向を決める人も大勢いるのだ。
いつか潰す。そんなわけで、応募数が少ないのは当然と言えた。

しかし、私の中で引っかかるものがあった。
それは去年から燻っていた不満や問題が、一気に今年で爆発した”ゴタゴタ”である。

今となっては片付いた話なので、私としてはかなりスッキリした気分だ。それに大なり小なりこの手の話はどこにでもあるので、今更騒いでも仕方がないだろう。とはいうものの、好ましく捉える人はいない。

しかしながら、昨今のネット炎上事件を分析すると、悪意ある切り取り方をされてSNS等に流出・拡散されるのは日常茶飯事だ。あのJですら不味い対応をしている件もある。

私としては何年もRibを続けていきたい想いがある。更に言えば、他所様とは一線を画した大会を目指したい。その為には清廉潔白をアピールして角が立たないように裏で解決するよりも、トラブル対処に真剣に取り組んでいる姿勢を見せた方が信頼されると考えている。よってカケフ書ける範囲では今後も詳細な日誌をお届けしたい。
ネタは汚くても、運営には真摯に向き合う。
その一方でこの件が尾を引いているならば、私の至らなさで申し訳が無い気持ちで一杯だ。

さて話を戻してこれからはどうするか。
恐らく11月になると応募が増えると見込まれる。気持ちの上でも焦らなくていいと整理がついている。今後も開催することを考えたら、リソースは抑えて余力を残した状態で来年頑張ればいいさ。実際、周囲にも「(応募数は)まぁこんなもんだろう」と漏らしていた。

だが日が経つにつれて、自分の中で「大会を盛り上げたい」気持ちが膨れ上がっていくのと、(こんな所で終わってたまるか!)という反骨審が芽生えてきた。

何よりも"この私が"足並みを揃えるように俯瞰してみるのは終わりでいいだろう。なので私が面白いと思ったものは片っ端からやることにした。ついて来れる人だけが付いてくればいい。

省エネって何だっけ?(10月中旬~11月上旬)

まず、大会開催の認知度を上げる必要があると考えた。
その為にはTwitterのでの周知。
特に今回は企画物が多いので、具体的にどの層をターゲットとしているかを広めることにした。私は告知放送をするにあたってフリップを作成していたので、それを使い回しして1日1企画を宣伝した。

それから週1回の告知配信。
企画物が多いとはいえ、主軸はRTAである。
「あれ?自由枠は募集していないの?」と誤解を与える訳にはいかないので、言葉を選んで告知をした。あとやっぱり楽しそうにしている雰囲気を伝えたいし。

次に並走枠の追加。
大会で一番盛り上がるのは、腕に自慢のある走者が一堂に集まることだ。何としてでも人を集めなければいけない。
そこで真っ先に応募をしてくださったQ氏のDQMに目を付けた。幸いにもQ氏も並走相手を欲していたので話は進んだ。

その結果、異種並走をやることになった。他所の大会は知らないけれど、うちは割かし何でもありのルールなので、DQMのリメイク作や移植を問わないこととした。
これなら確実に人は集まるだろう。

と、残念ながらこれだけやっても応募数は芳しくなかった。
まだ足りない、まだ動かないといけない。

4つ目は告知動画。
前の記事でも触れたけど、あまり動画編集には関わりたくなかった。
だが前回・前々回の動画再生数からみても、目に見える形で最も関心を集めているのは、万再生を誇る告知動画だろう。
重い腰を上げて取り掛かる事にした。

いざ編集ソフトを開くと、自分でも驚くほど快調に作成できた。
記録は8分間の動画を約2時間で作成、めでたく自己ベを達成して次の日には投稿した。
まぁ種を明かすと前回の告知動画の構成を流用したのと、biim兄貴が見ている前(よくうちの配信に来て頂いているのです)で編集をしたから集中力が増した。何だかんだ兄貴も見守ってくれていた。

最後にRTAの生配信だ。
私自身もいくつかの作品で参加するため、宣伝を兼ねて公開練習配信をした。普段は見知らぬ人と関わるのが面倒なのでコミュ限でやっていたが、案外いい広告になった(と思う)。

以上のように思いつく限りの事は全てした。
いつの頃からか裏で遊んでいた「世界樹」や「マリオストーリー」、「パワプロのペナントレース鑑賞」などのプレイもやめて、全てを大会に注ぎ込んでいた。省エネ運営とはいったい。

ついでに言えば、「じゅうべえくえすとに耐えられるだけの体力をつけなければいけない!」と奮い立ち、裏でフィットボクシングを始めた。
なんだこいつ、無駄に活き活きとしているな(ドン引き)

その想いが伝わったのかは分からないが、ぽつぽつと応募が増えてきた。
Jの当選発表日前になると、合計10通(+1名解説)となった。

客観的に見ればコスパに見合わない成果だが、私にとっては心強い10通だ。

企業との交渉(10/13)

話はやや前後するが、応募開始する前の事。

フライヤーである。毎年やってるあの宣伝チラシである。
正直な所、あんまーーーーり気が進まないフライヤーである。

それはなぜか。一言で言うと
「俺様が関西住まいなのに、関東のお店で配るから過去の大会を含めて未だに1枚も手元になく、そのくせ発注代金が私持ち、そして去年まで我々とBEEP様を繋いでくれていたお店の店長さんが辞めたからパイプがない」からだ。
特に最後の理由は致命的だ。普通の人なら心が折れちまうぜ?

ちなみに絵師さんとの連携はS兄貴がやってくれている(感謝)

さて面倒ではあるけど、配布すれば盛り上がる事には間違いない。
モノは試しにと運営スタッフに聞いてみると、約1名だけが「欲しい!」と声を上げた。まぁノリ気な人がいるならやってみるか~。

さてBEEPさんとの交渉である。
繋ぎ役がいないので、何から始めていいのかが分からなかったが、根気よくホームページを探しているとお問い合わせフォームを見つけた。
後は勢いに任せてメール凸!!

なんだこのビジネスメールは、たまげたなぁ。
ちなみに上の文章は実際には送っておらず、某氏に添削を頼んだものを送信した。さて手間暇かけて文書作成したものの、正直な所、こんな大会に応じてくれるわけがないと考えていた(弱気)

所が翌日の朝!
許諾のメールが届いていた!!ありがてぇ、素晴らしい企業だ(媚びを売る)

落選発表日(11/6)

そんなこんなで応募開始から4週間が経過した。
ここまでの応募数は10通。大晦日にて闘うじゅうべえくえすと並走を除けば、1日間が埋まる程度だ。幸いなことに、この10通の応募者は審査基準をクリアしていた。どのRTAも見応えがあるので期待できる。

また本当に珍しい事に、冬の大会開催期間中は変なトラブルが1件も発生しなかった。
どうしたRib!出禁走者の件が効いたか!膿を出し切ったか!それとも変な奴が来ないほど廃れたからか!?
理由は分からないが、心穏やかに過ごせることができた。

さて応募締め切りまで後1週間。
この日はJの当選発表日だ。私も走者の端くれとして応募しているが、間違いなく落選する。他の方々も大勢落選するだろう。

これを見逃す手はない!!

国内最大手のイベントに応募するからには、それ相応の腕前がある人達だ。そんな方が自分は落選の憂き目にあったのに、当選した人を素直に応援するだろうか。

私は素直なので応援するけど、他の人たちは分からないね(豹変)
貴重な時間を割いて準備してきたのに、謎の審査基準やお金が足りなかったりするなどで落とされたら腑に落ちないだろう。賢い人なら表面上は協調路線を装っても、思う所はあるはずだ。

そこを狙い撃つんだ!!
急ぎ落ちそうな有力者をピックアップして、裏の大会へ闇落ちさせるのじゃーーーーーー!!!!
※真に受けないでください。

冗談はともかくとして、Ribに限らずとも受け口は合った方が走者や視聴者にとっても喜ばしいだろう。選択肢の自由はあればある方がいいのだ。
実際、去年も複雑な事情でこちらの大会にご参加された方もいるし。

あっ、一応記載しておきますが当初の予定ではここまで露骨にやるつもりはなかった。だって本番日は12/24と25、あとは後夜祭にするぞと前々から宣伝していたもの。
うちのスタッフの中にもJを優先する人がいるので、被らないように配慮したつもりだ。

とは言うもののBの大会も沢山応募者がいた方が盛り上がるだろう。いつの間にか8日間開催を前提で動いていたので、この落選発表日こそが勝負所と考えていた。

さて迎えた告知放送。
いつのタイミングで落選を発表するのかが分からないので、19時からスタンバっておいた。残念ながら私のトーク力では場を持たせることは出来ないので、今回の目玉企画である「カケブラ」と「東方妖々夢」の実戦配信をしてお茶を濁した。

ありがたいことに東方の実戦配信ではM氏が駆けつけてくれたので、並走を実現することができた。マジでありがとー!

ところが丁度4面辺りを攻略中に落選発表のお知らせが飛び込んだ。視聴者は誰々が当選しているかの話題でざわついていた。
だがそんなことはどうでもいい!こちとら弾幕を避けるのに必死なんだよ!というか途中からお喋りも黙っていたし!
落ちると分かっている大会なんてどうでもいいのじゃあああああああ!!!!

上納金が足りなかったようだ

はい(2年連続落選)
当選用のフリップなんてご用意しておりません。

さて、お待ちかねの落選者キャッチタイムである。具体的にはこんなことをした。
・落選発表と同時にTwitterでの緊急記者会見告知
・主催のお気持ち表明からの同情票狙い
・落選者優遇措置キャンペーン。当選率2倍ぐらい
・お題枠として見てみたいRTAの大幅追加
・枠が空きまくっていることを打ち明ける
・知り合いに声掛け

この想いが通じたのか、この日だけでも8通も応募が来たのだった。
やっぱコミットって大事だね(棒)

応募締切日(11/12)

露骨な落選者狙いが功を奏して、応募数は合計18通となった。
また、ありがたいことに参加を考えているので、スケジュールを調整して下さっている方も何名かいた。よしよし、当初の予定通り本番日2日間は埋まる事だろう。

満足のいく形にはなったものの、応募者を促進させる策は尽きた。
後は締め切りまで残り1週間、座して待つのみとなった。

そして応募締切日当日。
最終的に応募数は46通となった(意味不明)

うん、何度見ても意味わかんないね。駆け込みスギィ!
主催者を困らせるんじゃない!!

この現象を真面目に分析すると、年末の予定がまだ分からなかった人が大勢いたから・・・と思うことにする。
ただ、帰省やら何やらと色んな選択肢がある中、うちの大会を選んでくれた方々には本当に感謝する。ありがとう。

選考会議(11/16)

何やかんやあって(中略)、過去最大規模の当選数となった。
内訳はこうだ。

新規参加者からお馴染みの顔ぶれまで、バランスよく揃っている。自分で言うのも何だが、理想的な成長と言える。
注目すべき作品はハックロム(と配布禁止のフリゲー)だろう。正直な所、この企画を提案された方しかご参加しないだろうと踏んでいたので、3作品も応募して頂けたのはありがたかった。次回は大々的に応募を募ってもいい快挙だろう。

さて、今回のスケジュール決めの権限は私が握っている。
というのも、去年の冬大会は日程班という役割の方(カケフ教祖のこと)が諸々全て調整してくれている。しかし今年はお忙しいとのことだったので、私が組み立てる許可を貰っていた。

つまり、生かすも頃すも私の想いのままだ。
さあスケジュールの組み立てだ!俺様のじゅうべえくえすと並走を主軸に、布陣を組むぞー!

と、現実はそう甘くもなく、実際の所は走者さんのスケジュール都合を最優先に決めることになった。もちろん、1人で全て決める度胸もなく、私が草案を出した後に運営スタッフ達で決めたのだった。

唯一私の意向が色濃く反映されているのは29日~31日だ。
特に29日は凄い!Ribらしさ溢れる汚さ面子だろう。

いっそのこと大晦日に持っていくことも考えたが、怒られそうなので自重した。実を言うと、とある作品についても意図的にその日に指名した。理由は裏でやってるJにぶつけ(ry

ちなみにAM2Rを最後に持ってきた理由の7割方は彼の仕事都合である。
うちは走者のリアル事情優先で動く主義なので、会議が始まると真っ先に彼に都合を聞いた。仮に空いている日が元旦だろうが三が日だろうが、私の方で合わせるように調整すればいいだろう。

それに後の3割は「うちの大会でしか見れないゲーム」「ご本人の実力」そして「人格(人望)」を鑑みれば、つるポン兄貴は相応しい選出だ。
人を呼べるとかの数字も大事だけど、一番は見ている人が楽しめる走者じゃないとダメ。

ただ、これは読者へ誤解のないように伝えるが、時間の制限を除いて純粋に大トリへ選出することだけを考えると、「ムジュラ並走」「メタルギア」「東方妖々夢並走」「ポケモン黄」「ポケモンSV」辺りが選ばれても不思議ではない。

さて、会議の翌日には早々にスケジュール表を組み立てた。
horaroの仕様には苦戦したものの、満足のいく形となった。どうやら私はこの手の調整作業に向いているようだ。

と、この時は自分の仕事ぶりに満足していたものの、後述の通り最終日の時間設定に最後まで悩まされた。

行き当たりばったり主催(11月中旬~12月上旬)

前半の大きな山場が一段落したので、RTA動画の編集やら細々とした事務、そしてWeb-RTAに出場するための練習を開始した。
時系列がやや前後してしまうので、詳しくは下記の記事をご覧いただこう。

この頃になると本番で走るRTA4作品の練習は全て後回しにした。正直な所、女神転生とじゅうべえは練習しないと”かなりマズイ”のだが、運営の作業に比べたら手を付ける暇はなかった。

ただ嬉しい事もあった。それは前が見えねェ大会中に感染したコロナの後遺症による、3か月も続いていた咳が無事に完治した!今は声を張り上げても大丈夫だ。
また、10月には仕事の関係で異動する羽目になっていたのだが、周りの人間に恵まれたこともあり、平穏無事に過ごせていた。つまり、心身共に充実している。後は大会へ全力投球だ。

そんな中、大会最終日のスケジュールに空きが出てしまった。
(ノ∀`)アチャー

まぁこればかりは仕方ないね。
裏で日程班の力を借りて再構築を試みたものの、私の力不足もあり、うまい事ハマる感じには出来なかった。かなしみ。

このままではちと最終日のメンツが寂しいので、急ぎ穴埋め企画を用意することにした。
 
まず目をつけたのは東方だ。
実を言うと私も妖々夢並走の練習はしていたのだが、他の参加者様が34~37分を出しているのに対して、何故か私は39分台がベストタイムだった。早々に辞退したのは言うまでもない。
 
だが練習したのは事実だ!どこかで披露しないと勿体ない!!
俺様でも勝てそうな東方はないのか!
 


あるじゃ~ん(発見)
このゲームを簡単に説明すると、低速移動時に自機の当たり判定の目安となる印(マーカー)が出ないので、他のシリーズよりも難易度が高いとされています(妖々夢以降の作品は自機判定が見えます)

しかし、自慢では無いけど紅魔郷は7年前にクリアしたことがあるので、自信があった。ならばやるしかない!
 
それと妖々夢ではルールをRTAのタイムとしていたが、今回は最高得点を競い合うこととした。理由はスコアタなら勝てると見込んだからだ。
 
ただし1人で走っても盛り上がらないので、うちの運営で東方が上手いプレイヤーを誘うことにした。
丁度良い具合に「東方全作品ノーマルクリアする」という放送枠と称して、紅から最新作までを順番にプレイされていた。何の記念かは知らないけど、テレパシーが通じたのだと思う。
 
ちなみに紅が20周年という節目の年ということは後から気がつきました。
 
まぁいい、これで30分枠は埋まった。
だが足りない!まだまだ生けに・・いや走者を欲するのだ!

次に目をつけたのは知り合いのポケモン走者だった。
これまたいいタイミングで彼の方からムジュラの解説をしたい申し出があった。その際に「要望があれば何でもします」とのコメントをしていた。

おう、じゃあポケモン走れよ(指令)
と誘ってみたら、めでたくご参加して頂いた。
冗談っぽく書いたけれど、大体本当のことである。
 
信じられないかも知れないけれど、私は第1回大会の頃から、
「解説として参加するよりも、並走相手として名乗りを上げた方が面白くね?」という考え方の持ち主なので、わりかし色んな人を誘っている。
その人達からはどう思われているのかは知らない(無関心)

ともかく枠は埋まった!
よっしゃスケジュールを組み立てるぜ!!

・開会式OP・・・・・5分
・ポケモンSV・・・・6時間
・じゅうべえ並走・・6時間
・東方紅魔郷・・・・30分
・AM2R・・・・・・1時間50分
・缶コーラ・・・・・よくわからん
・おまけのサプライズ並走・・・約1時間ぐらい
・セットアップ・・・各5分

・・・・・( ^ω^)

うわぁ、これすっげぇ難しくね?(真顔)
大体どの日程もネックとなっている事項はあるけれど、この最終日に限っては複雑に絡み合っていた。

1つはニコ生の時間制限
皆さんご存じの通り、最大で6時間しか枠が取れないため、予約枠を複数個作る必要がある。当然ながら走っている最中に枠を跨いでしまうと、本部ミラーも視聴者もTwitter班も走者も全ての人間が移動の手間のコストが発生する。

おまけにこの予約というのが厄介で、開始時刻こそ5分刻みで設定できるけれど、延長は30分単位でしか取れない。つまり1時間10分で終わるRTAがあったとしても、1時間半枠を取るしかないので無駄な時間が発生する。

前回はこの問題を解消するために、予約枠を設定しないで区切りの良い時間に放送を終えて、すぐさま手動で次の放送枠を取っていた。おかげで思わぬ事故による延長、または大幅な短縮にも対応できたものの、Twitterでの誘導や走者との連携の手間を考えれば、あまり良い手とは言えなかった。

2つ目はRTAの時間の長さ。
まぁ言わずもがな。

3つ目は開始時間の制限。
走者さんの都合(と本部の事情)もあり、この時間帯にはこれ!というRTAがいくつかあった。

最後が年越しという節目。
やっぱりラストは大団円で盛り上がりたいじゃん?それを稼ぎの最中とか、移動しているだけの場面とか、あまり盛り上がらないポイントで年を越したくない。特に22時前になると光の大会が終わるため、次のRTAを求める視聴者が流れてくる可能性が高い。
実際、去年も大量にこちらを見に来た方がいるので、逃す手はない。

と、まぁ大変なことになっていた。
巻いた場合はどうするべきか、押した場合はどこで調整しようか、問題点は山積みだった。

それともう1つ、うちの大会独自の要素による問題なのだが、「AM2R
」と「缶コーラ」と「最後のオマケRTA」でBANされる可能性があるのだ。そうなると後でタイムシフトが見れなくなるので、予約枠を分けて一種の保険を作る必要性が出てきた。全く頭を抱えさせてくれるものだ。
※なぜBANされるかは各自で考えてください。

こんな時は誰かに相談すればいいのだが、主力スタッフの大半を走者として出場するよう前線へ送り込んだので、後方支援ができる事務スタッフが私しかいなかった(敗戦国特有の人事配置)

いや私も4作品走るんだけど、リソースの割り振りとか時間調整が得意なスタッフの能力とか何やらを考えたら、手持ちのカードがもう尽きてるのよ・・・。

そこで思いついたのが2つの案。
1つはポケモンの前にもう1作品をぶち込んで、30日から31日まで24時間体制でRTAリレーをするというもの。
走るのはFE外伝(約8時間)。もちろん走者は私。

ん?頭おかしい?
何を言っているんだ、私は世界記録保持者だぞ。あまり知られていないけどFEシリーズは2つも記録保持者だぞ。それに否が応でも盛り上がる場を作れるではないか。
多少その後のミラーやら時間調整がグダっても勢いで乗り切れるでしょう。

と、あと5歩ぐらいの所まではGOサインを出そうと思ったものの、体力的な限界と中途半端な調整で走ることの問題、そしてマジレスして怒る人が出るかもしれない一方、本当にやろうとしたら止めてくれる人がいないかもしれないのでやめた。

そんなわけで違う案を練る事にした。
そうだ、もう1個企画を作ってクッション(時間調整枠)としよう。
丁度いい所にニコニコ動画アワードとかやってるわ!パクったれ!

思いついたら即行動。その日のうちに応募フォームと告知用フリップに周知事項、そしてさも温めていた感を醸し出すために告知動画を作った。
流石は主催、見事な行動力だ(自画自賛)
※このエピソードの3割方は冗談半分になので真に受けないように。

一応真面目な話、biim兄貴の名前を冠する大会なので動画勢も楽しめる要素は盛り込みたい想いは昔からあった。その1つが「動画編集座談会」である。そしてもう1つが唐突に発表した「biim動画アワード」だ。やることはシンプルに好きな動画に投票するだけ。

ただ、この手の数字による順位が決まる形式をやろうとすれば、私がやりたい主旨である「たのしい動画、今年伸びた投稿者、まだ埋もれた動画をみんなで共有しましょう」の意義とは別に、目に見える形に囚われ過ぎた輩により、都合のいい解釈をされて争いが生まる可能性があった。
誤解なきように書き記すが、別に一部の声の大きい視聴者が悪いとは言っていない。あんなの無視しているし。個人的に最も厄介なのはとう(ry

おっと話が逸れそうなので詳しい説明はやめておく。ただ、あらゆる説明を端折って一言で伝えると、最も足かせとなっているのは「横の繋がり」だろう。

なので実施するにあたり、わざとガバガバルールにしてゲリラ的な企画発表とした。もちろん誰にも相談はしていない。

こんな形でやったのだから「あっ、思い付きでやってんな」と、冷ややかな反応で終わると予想していたが、この短期間でびっくりするほど投票が集まった。本当にありがとう。
私がどういうつもりでこのbiim動画アワードを実施したのかは、別記事で伝えようと思う。

練習なにそれおいしいの?(12月中旬)

最後にRTAの練習をしてから早3週間が経過してしまった。
その間はずぅ~~~~~~~~っと運営の仕事をしていた。

10月の応募開始時点では7割方の事務作業を終えて、練習もある程度をしていたので余裕があったのだが・・・。
いや、だからこそ大会をより良くするための改善すべき点に着手できたのだろう。あまり大きな声では言えないが、「組織重視の調整役」としての役割に比べたら遥かに楽しくやれていた。
今年初めから9月ぐらいまでの戦いは無駄ではなかったのだ(確信)

さて、最後の事務仕事としてOBSの設定と進行管理表の作成があった。進行管理表とは今までのnoteでも説明していた、本番での具体的な指示内容である。

この通りにやれば間違いはないという、アドリブに弱い主催にも優しい管理表である。それに3日目~8日目はいつものワンオペだし(小声)

そしてOBS周りの設定。これまた音声出力やらブラウザの調整などなど、滞りなく走者の放送へ切り替えるための準備である。
ここで主催は引っかかった!

上の画像は4人並走でよく使われているレイアウトである。
うちの運営は専用のツールを駆使して、自動的に画面の枠を表示している。手間暇がかからない上に、4:3や16:9の両方に対応しているので、汎用性に優れたツールだ。

と、経験の浅い人向けに作られている反面、(自称)動画編集のプロ意識が強い私には物足りなかった。
特に今回は3人並走と5人並走の作品もあるので、このレイアウトをそのまま使いまわすのはよろしくない。ならばアレンジを咥えるしかあるまい!

まずは5人用の枠だ。これは去年の大会でのFF2やDQ2を参考にした。

うむ、いい見た目だ。
実を言うと、昔お世話になったAじ~ん兄貴が置き土産に投げてくれた枠を流用しているだけだったりする。

次に3人・4人並走。これもやる事は簡単で、上の枠を使い回しした。

さすが主催、見事なリソース節制だ。
こうなると2人並走にも拘りたくなったので、あ~でもないこ~でもないと考えてみるのだった。
そして出来上がったのが・・・


・・・・・・(´・ω・`)
なんか見辛くね?(絶望)
4日間ほどかけて試行錯誤してみたものの、やればやるほど前の方がマシに見えてくる現象に陥ったぜ(絶句)

ついでにOBSに並走者毎に設定しようと思えば、
「走者名」「走者画像」「ゲーム名」「カテゴリー」「これらの位置指定」などなどを1つ1つ組み立てる必要があるので、作業量が膨大となった。

普段から使っているツールなら単純にブラウザ(またはウィンドウキャプチャ」でミラーすればよかっただけなのに・・・!
※実際はツールで使用するためにExcelに走者名などを入力していますが、かかる手間暇は明らかに違いますね・・・

やばい、明らかにヤバイ。RTAの練習をしている暇がない。他にも作業だってあるのに。なのに最適なレイアウトが思いつかない。
そしてこれが一番私の悪い所なのだが、クオリティにこだわるあまり、この作業が結構好きになっていた。こいつ、自分の練習や他の作業よりもレイアウトを考えている方を楽しんでいやがるな・・・

連日連夜、配信にて視聴者の意見を募りながらレイアウトの調整に明け暮れていた。
9日の夜にはなんとか形にはなったので運営スタッフや走者さんに案を投げてみたものの、反応は乏しかった。それも例の2人並走だけでなく、4人並走も怪しい出来栄えだったようだ。詳しい説明は端折るけど、タイマーを置く位置や全体の絵面がよろしくなかった。

実にごもっともなご意見なので、全て1から作り直すことにした。11日の日曜は朝からレイアウト配信だ!
真っ当な管理者ならば全体の作業量を考えた上で「今回はもうこれでいく!」と打ち切るものなのだが、自分でも不思議なほどこの作業が楽しかったので、まだ続行していた。
(いやほんと自分でも不思議だけど、すっごい真っ当な意見や感想を貰えたから逆にテンションが上がっていたのよ。よっしゃもっといいモノを作るぜ!って)

さあどうしよう、良かれと思って動いたのに自分の首を絞める形となった。
レイアウトはどうする?biimアワードはどう発表する?最終日のスケジュールはどうする?
なのに他にもやりたいことを思いついてしまったぞ!(悪癖)

気が付けば本番まで残り僅か。
RTAの練習は一切していない。

そんな時、見かねて助けてくれる方が現れるのだった。
その人とは・・・

続く


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