ちゃんとした社会人とは、ちゃんとした受け答えができることだと思う
学生時代の友達や後輩と会うと、驚く。
みんな私よりはるかに社会人っぽいのだ…。
私だけ見た目は老けたけど中身が成長していないような気がしてくる。
この違いは一体何だろうか。
もしかしたら、接客をしているかどうかの違いなのかもしれないなと思った。
職業に応じて、磨かれる能力が変わってくるのかも。
接客業をしていると、受け答えが相手優先となり、老若男女に分かるような表現を上手に使える。話し方もきっちりしており、何よりおどおどしていない。
それがプライベートの会話にも影響してくる。
唐突に「わたしニンテンドースイッチ買ったんですよ」と話し始めるか
「最近何かゲームやってますか?」と相手の出方を伺った後に
「実は私ニンテンドースイッチ買ったんですよ」と、言い始めるかどうかの違いな気がする。
前者は、相手を自分に合わせるように無意識で促している。
後者は、相手の出方によって自分の出方を考えている。
高校の友人レベルの関係なら全然アリだが、職場の方と飲みに行くレベルだと、後者の方が「付き合いやすい奴」であろう。
そうして後者の人はどんどん新しい人間関係を築く。
営業さんは必須の能力なのかもしれない。
しかし、そのような接待スキルが必要ない職場もある。
私の現在の部署は必要性が薄いと思う。
(そして接待スキルも一向に磨かれない)
今の部署では「相手の気持ちに合わせる」ことより、
「自分がなぜこう思ったのか」を論理的に説明できることが優先される。
物事の良し悪しを、前置きなく、無駄なく人に伝えることが大事だ。
「なぜ」これを選んだのか、とずっと理詰めで考えるために企画のみなさんは少々理屈っぽくなってしまう。
そして、理屈っぽさを打ち消すために「ゲーム、エンタメ」に沢山触れる(仕事に役立てるためでもある)ようになる。
ゲームは、自分自身がその世界観に「没頭」して楽しむこものだ。
あまりに没頭している状態が長いため「普通の人の会話」から遮断される。
そうして空気が読めなくなり、唐突に「自分語」で話し出してしまう。
そういう人種が部署でほとんどを占めており
みんなが一様に自分語で話し出す。とってもほほえましい。
ああ、今日も○○さんの感性全然理解できないや。笑 という感じである。
聞き手も話を聞くかどうか選べる。相手を理解する義務もない。
分からなかったら受け流す。自分にとって聞くメリットがなかったらスマホゲームをする自由さがある。
話し手は自分の話が多くの人に聞かれなくても
喋ることで自分の頭が整理できたら、それでもう満足なのだ。
皆一緒にいるけれど、いなくても自分ひとりでも楽しい。それが今の部署の関係性な気がする。
こんな高校生のような関係性で仕事をしているが、
他ではあまり通用しないことを、リアルの高校生時代の友人から教わりヒヤリとする。転職したらどうなるのだろう。
同じ業界ではなくいろんな業界の人と話さないと
自分自身がガラパゴス化して、汎用性がなくなるなあと危機感を覚えたのでした。たまには昔の友人に会おう…。
おしまい
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