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【2024/01/11】西武・ソフトバンク間で起きた人的補償の一件を整理しよう ※1/12 19:30追記

2024年1月11日、山川穂高のFA移籍において、西武・ソフトバンク間で発生した人的補償に関する一件を、ひとまず時系列順に整理しよう。

第一報

2024/01/10未明、日刊スポーツにて、『【西武】山川穂高の人的補償に和田毅指名へ 近日中に発表 ソフトバンクの顔が衝撃の移籍』の報道。

ただしこの時点では、

西武がソフトバンクにFA移籍した山川穂高内野手(32)の人的補償として、和田毅投手(42)を指名する方針を固めたことが10日、分かった。

日刊スポーツ

のみの報道であり、正式発表はなし。

第二報

2024/01/11昼頃、ヨテミラ!においても同様の報道がなされる。
※『ヨテミラ!』は、株式会社テレビ西日本(TNC)が運営するインターネットニュース媒体

地元メディアからの報道もついに出ることとなる。しかし、公式発表は未だ無いまま。

一転、人的補償は甲斐野

2024/01/11夕方5時頃、未明から続いた「人的補償:和田毅」の報道が急展開を迎える。

突然公式からなんの前触れもなく、「人的補償として甲斐野獲得」のリリースが出される。公式発表なので疑いようのない確定的な情報である。

その後の報道

急展開のあと、各社続々と記事をリリース。

・1/11 17:32 フルカウント『鷹・甲斐野央が西武移籍 球団発表…山川の人的補償「感謝しかありません」』

・1/11 17:30 西スポWEBOTTO!『西武、国内FA山川穂高のソフトバンク人的補償に甲斐野央 最速160キロのドラ1右腕が移籍』

・1/11 17:38 デイリー『西武・渡辺久信GM 人的補償で甲斐野獲得の理由を説明「救援投手が大きな補強ポイントでした」』

・1/11 17:42 中日スポーツ『山川穂高の人的補償、ソフトバンク和田毅ではなく甲斐野央、西武が獲得発表』

・1/11 17:50 日刊スポーツ『【ソフトバンク】甲斐野央が山川穂高の人的補償で西武に移籍「ホークスには感謝しかありません」』

ソフトバンク地元紙からも

・1/11 17:55 ヨテミラ!『【速報】ホークス甲斐野投手が西武ライオンズに移籍 山川穂高選手の人的補償 和田投手に打診も方針転換』

18:00以降では選択の経緯にも少し触れた記事も出回る。

・1/11 18:00 フルカウント『西武・渡辺GM、甲斐野獲得の決断は「今日です」 救援右腕加入に「現場も喜んでいた」』

ソフトバンク視点の記事も見られるように

・1/11 18:13 フルカウント『鷹GM、甲斐野リスト漏れは「苦渋の選択」 山川の人的補償で移籍「層の厚さを勘案」』

・1/11 18:14 日刊スポーツ『【西武】渡辺GM「魅力的な投手」ソフトバンク甲斐野央を山川穂高の人的補償で獲得』

以下1/11 22:15追記

・1/11 21:58 日刊スポーツ『【こんな人】人的補償のソフトバンク甲斐野央は「愛されるムードメーカー」明るく、礼儀正しい男』

・1/11 22:11 日刊スポーツ『ソフトバンク山川の人的補償、異例決着の舞台裏 西武は和田毅打診も反響など鑑み急きょ方針転換』

1/12 追記

一夜明けてさらに過熱した報道が続く

・1/12 5:00 スポーツ報知『【西武】人的補償で最速160キロのソフトバンク甲斐野央を獲得 渡辺GM「現場がすごく喜んでいました」』

・1/12 5:00 サンスポ『西武、山川穂高の人的補償に甲斐野央 和田毅を打診も方針転換 渡辺GM「熟考した」』

・1/12 5:00 東スポWEB『【ソフトバンク】和田毅プロテクト漏れ チーム内は動揺「山川の人的という特殊なケース」』

・1/12 5:00 東スポWEB『【西武】球界ザワついた〝山川穂高移籍〟のウラ 甲斐野央以外に挙がった人的補償候補3人』
ここで東スポWEBから、「(人的補償「和田」の)報道が出た時点で人的補償の結論は出ていなかった」、「(甲斐野以外の人的補償候補は)先発の和田毅、内野手の三森大貴、外野手の柳町達」という報道。

・1/12 5:30 スポニチアネックス『人的補償“和田ショック”衝撃拡大の理由は? レジェンド左腕、不確定報道で知らされたプロテクト漏れ』

朝の記事も多くがこの件で賑わいを見せ、その後も報道が続き明らかになる部分も

・1/12 11:21 zakzak『ソフトバンク・和田毅〝流出寸前〟ドタバタ劇 王会長も動き、一時は三森の名前も浮上 山川の人的補償で甲斐野が西武移籍』
ここでは当初報道の和田がプロテクトリスト外であったことが確定的であることが判明。

和田が28人のプロテクトリストから外されていたことは間違いないとみられ

zakzak同記事

その上で、和田自身も覚悟を決めていたことが伺える。

長崎で自主トレ中の和田に、ソフトバンク球団から人的補償で指名される可能性があると連絡が入ったのは10日夜。その時点で和田は「腹をくくって行くしかない」と移籍の覚悟を固めていたというが、正式決定ではなかった

zakzak同記事

また、こんな内容も。

28人のプロテクトリスト作成に関わっていなかったとみられる王貞治会長も動き、一時は三森大貴内野手(24)の名前が浮上するなど情報が錯綜した。

zakzak同記事

記事の最後では、和田がプロテクト外となったことに対して、ソフトバンクへの不信感に触れた内容も記載。

和田は将来の監督候補の1人にも入る貴重な人材。ある球団関係者は「球団がプロテクトから外したことは丸わかり。本人はもとより、チーム全体がリスト作成の責任者に不信感を抱いてしまう」と憤った。

zakzak同記事

生々しい通告の場面が伺える記事も。

・1/12 14:04 フルカウント『甲斐野、人的補償で移籍に涙「いろんな感情」 新年の挨拶直後…Zoomで通告「ですよね」』

相手はソフトバンクの編成担当者だった。「Zoomできるか?」。電話を切ってZoomに参加すると、三笠杉彦取締役GMをはじめ3人の編成担当者が待っていた。

フルカウント

zoom入った瞬間重役並んでるの怖すぎワロタ

・1/12 17:04 number『和田毅と“一緒にいた”選手からDM「確定ですか?」ソフトバンク番記者が目撃した“人的補償パニック”「甲斐野まで傷つく…リスペクトあったか」』

ここで今回の人的補償騒動についての指摘を入れた記事が出る。

もし、これ(寸前での方針転換について)が事実だったとした場合。重ねて仮の話にはなるが、そんな“ゴネ得”がまかり通るのならば、現行ルールに則っているとは到底言えない。ファン、球界関係者すべてへの裏切り行為となってしまう。

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まだまだ収まる様子は見られない今回の騒動ですが、第1報から時系列でざっくりとまとめているので、追加・訂正があればTwitterにください。

ぼくの考え・お気持ち云々はTwitterや別のnoteで出すかもしれないし出さないかもしれないのでここでは概ね事実陳列のみにとどめたい。

文章書きの励みになります。