新卒入社の会社を4ヶ月で辞めた話

大学を卒業した春、就職活動の末、内定を頂いた会社に就職した。

4ヶ月後の7月、辞職した。


大学時代、体育会サッカー部に所属していた僕は部活動を優先し、就職活動を最低限の範囲で行っていた。

説明会、面接は自分が少しでも行きたいと感じたところのみ足を運んだ。おかげで部活と就活の両立は出来たと思う。

そんな中で内定を頂いた会社に入社することを決めた。

大学を卒業し、入社する日が近づいてきた時に新卒入社は僕1人だということを知った。入社前は関係ないと思っていたが、後に同期がいない辛さを感じることになった。

初日のオリエンテーションのみで特に研修はなかった。入社した次の日には営業に同行した。

分からない用語、つかめない話の流れ、メモを取るよう促された僕は必死にメモを取った。つまらなかった。サッカーをやっていたときの向上心は一切込みあげてこなかった。僕の人生にあったサッカーという太い幹が無くなっていた事の大きさをそこで初めて感じた。

入社1週間後には辞めたくなっていたが、世間体、辞めた後のこと、逃げるという選択肢が怖く前を向いた。

入社して間もなく、電話は鳴る前に取るよう注意されるようになった。パソコンで作業しながら、電話が鳴る前に光る瞬間を見逃さないように意識するようになった。1コールや2コールで電話を取った後、よく注意された。

学生生活とのギャップや先輩しかいない社内でのストレスが徐々にたまり始めたが、愚痴の吐きどころがなかった。家族には心配させたくなかったし、同期もいなかった。もちろん簡単な仕事や楽な仕事は存在しないことは分かっていたので何とか前を向こうとしていた。

3週間が経ったころ、メンタル的にやられてきていることを実感した。体育会で過ごしていたためメンタルには自信があったはずだった。そのメンタルがやられさらに自信を無くした。

入社して1ヶ月が経ったときに部署異動があり新卒で配属された部署を去った。しかし、平日は毎日同じ時間に会社に行き約10時間ほどパソコンと向かい合い帰宅する毎日への心情は変わらなかった。土日の休日も切り替えられず何も手がつかなかった。そんな日々が3ヶ月続いた。

7月頭に行われた6月の納会で上司に「控えめに言って死んだ方がいい」と言われた。反射的に「じゃあ僕死にます」と言ってしまった。危ないと思った。

その時僕は会社を辞める決意をした。

「辞めます」というワードを口にすることは僕にとってとても体力のいることだった。言わないと自分が潰れることは当時の心理状況から明白だった。

意を決して直属の上司に伝え、7月末に辞職した。

辞めた後はサッカーコーチにトライしようと決めていた。そして現在周りのサポートもありながらサッカーコーチとして働けている。かなり未熟者ではあるが選手からも色んなことを学んでいる。

嫌々続けるより、時には辞めることも良い転機になることもある!

当時の気持ちを忘れないためにこのnoteを書きました。
そんな僕ですがnote始めました!


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