見出し画像

「ゼノギアス」感想・レビュー

祝25周年。はクリアしてから知ったけどいまさらながらゼノギアスを再プレイ。発売当時にがっつりやったけど、いつかまたやろうと思ってはや四半世紀。相変わらず思い出補正全開しつつレビュー。


レビューするひと

rsec

好きなUNIXコマンドはfiglet、エディタはvi派。

■ゲーム基本情報


  • [タイトル]ゼノギアス(Xenogias)

  • [ジャンル]RPG

  • [ハード]PlayStation(ゲームアーカイブスPSV,PS3,PSP)

  • [開発]スクウェア

  • [販売]スクウェア

  • [発売日]1998.2.11

  • [CERO]D

  • [公式サイト]https://www.jp.square-enix.com/game/detail/xenogears/


■ストーリー・世界観

神は、堕ちてきた… ゆっくりと船は星へと沈んでいった…。
それから幾千年の時が流れた。

忘却の彼方より繰り返される悲劇。輪廻と再生。破滅と癒し。
神とは何か? その意図するものは?

辺境の村で平和に暮らしていたフェイは、近隣の森の中でエリィという少女に出会う。この出会いが、神話の時代から繰り返される物語の幕開けだとは、このときの二人には知る由もなかった。

公式サイトより

■さっくりレビュー

5点満点で4項目、20点満点のさっくりレビュー。


レビュー[総合点:15点]

クリアタイム

80時間

設定・ストーリー[5点]

単純にストーリーだけで考えたら、あの時代にこんな緻密で壮大で難解でSFで神でロボットで合体で変身で後継機で高次元でナノマシンがごにょごにょごにょ・・・とよくもまあここまで盛り込んで作ったなという盛りだくさんさはまさに神がかってる。
一回プレイしただけじゃ到底全てを理解できないなと思うし、発売当時にプレイしていた自分はいったいどこまで理解できていたのだろうと思うほどに複雑だけど、でも単純で分かりやすい部分も多く、最後はかなり王道な終わり方をするという意味では、今回25年の時を経てやり直してみたのがとても良かったのと、全く色褪せて無いなというある意味完成されていたのかなということで5評価。
アニメシーンも結構多いけど一部のグロ表現とかなければそのままアニメとかにしてもかなり見応えある作品になりそう。
とにかく、終盤のよく言えば怒涛、悪く言えば間に合わせ展開はちょっとアレにしても、令和の今プレイしても十分に楽しめたことは間違いない。

システム・操作感[3点]

3Dの操作は特に違和感ないし、個人的にはぐるぐるぐるぐるしても酔ったりは全く無いのですが、
役にたつMAPがほぼ無いのがかなりストレス。
一回方向感覚無くすと序盤のダンジョンでもかなり迷ったりしがちなのと、エンカウント率が結構高めなのでストレスが溜まりがち。
でも戦闘システムは結構好きで、各キャラがボタンの押し順とかで必殺技持っていたり、専用のギア(ロボット)に乗って戦ったり、結構飽きない感じでバトルも楽しめるので、バランスの悪さはあるけども意外にハマってしまっている。
ダンジョンとかでミニマップ的なものがあったりしたらかなり良かっただろうな。今時普通になった画面の隅のミニマップ、みたいのあったらかなり良かったはず。ワールドマップだと出る。わかりにくいけど。

グラフィック[3点]

3Dマップに2Dキャラをっていうのは、当時のポリゴンの技術から言うと最善だったんじゃなかろうか。
あとアニメパートすっごい頑張っていて、やっぱりこのテイストで全編アニメ化してほしいぐらいだ。
かなり昔のゲームなのでもちろん画質の荒さとかはゲーム中もアニメ中もかなりあるけど、すごいこだわりを持って作られてたんだろうなってのはとても伝わってくる。3点っていうのはあくまで今やってみての評価なので、むしろ当時のゲームをやり直して今の基準でも3点あげたくなるってすごい。

サウンド・BGM[4点]

全体的にかっこいい。心地いい。
相変わらずレビューで思い出補正(特に音楽面で)が出てしまうのはよく無いと思いつつも、
「飛翔」はかなりの名曲だと思う。「ゼプツェン発進!」までの流れの一連のシーンはカメラワークの良さと音楽とが相まって全俺のゲーム脳の中でも1,2を争う名シーンとなって涙腺を崩壊させにくる。やったでチュー。
もともと音楽でかなりゲームを見ている自分としては、申し訳ないけど完全に覚えてる曲は少ないながらも、この曲(シーン)だけでも味わって欲しくて他者におすすめできるレベル。

良かった点

好きな人が好きなことを好きなだけ盛り込んだ(盛り込もうとした)という意欲がとても伝わってきて、様々な面が良い効果を生んでる良作だと思います。
いろんな伏線があるくせにかなりスッキリ回収されてる感があって、プレイ後の充実感はかなりのもの。
エンカウント高めで飽きがちな戦闘も、独特のシステムがとても光っていると思うので、やり込み要素では無いですが全必殺技ちゃんと覚えさせて確認しようとか思っちゃうし。
とにかく、「こういうことやりたい!」っていう人たちが頑張って作りました!って感じが伝わってきて、なんか嬉しくなる。

悪かった点

「こういうことやりたい!」という思いが強すぎて、予算なのか締切なのか分かりませんが何かに追われてしまったであろう結果のあのDisk2。
Disk1の壮大な冒険を全力で否定するような怒涛の紙芝居展開。わかっていたけど、改めて残念。完全版(?)をプレイしたかったな。
Disk2もストーリーだけ見るとちゃんと作り込んであったであろうけど、それらを昇華しきれずに発売に至ってしまった無念さが伝わってくるようです。想像ですが。
そりゃリメイク熱望の声も多いよなあ。あれじゃなあ。

その他

25周年おめでとうございます。ゼノサーガとかゼノブレイドもやってみたい。そしてやっぱりリメイクやリマスターをずっと願い続けます。CEROとかいろいろひっかかりそうなアレとかあるけども。にしても、今やり直してもこんなに楽しめたのはすごいな。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?