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これから初めてスマートフォンとやらを契約しようと思う 第一話

自分は いわゆるガラケーと呼ばれる 本体が二つ折りの携帯電話を2022年4月現在所有している。

今回は、なぜ自分が今もスマートフォンを所有していないのか、というお話。

①電話・メールならガラケーでもできる

親戚縁者とは電話連絡が主流。

戦前生まれの祖父母が一時期 メールを打つ技術を獲得し、身内の連絡網としてメール文化に賑わいがあったが、その祖父母が今は超高齢者となり、打ち方を忘れてしまったようで、(それは寂しいことだが仕方がない) 再び電話連絡が主流となった。

②iPodとPCで完結

友人との連絡も、親戚と写真を送り合うのも、メッセージ機能やアプリで出来てしまう。
そう、iPod touchならね。

iPhoneアプリの話にも問題なくついていけるので、そもそも自分が非スマホ所有者だと周囲から思われていない感じもある。
そう、iPod touchならね。

仕事の連絡や仕事に必要な資料の作成はPCで。

③自信をつけてしまった

2010年代に何度か携帯電話ショップを訪れ スマホ契約の相談をしてみたが、現在の生活スタイルである
「ポケットWi-Fiを使ってiPodとPCへのインターネット接続を可能にし、身分保証の一つである電話番号を保有するために安価なガラケーを契約」
(ガラケーのお値段事情は⑤にて。)

これがショップ店員さんからとにかく「賢い使い方ですね」とお褒めの言葉をいただく。

嫌味が込められている気配も感じるが、店員さんは こんな話を聞かされてしまうと もはやスマホを勧める気持ちを消失する。

なぜかと言うと、このスタイルにスマホを投入すれば iPodは不要になるし、ポケットWi-FiをPCのためだけに使うには持て余してしまい  生活スタイルが大きく変動する、と言うよりも契約と同時に解約作業が出てくると話が複雑になってくる。

外部から新しいモノが入ってくると生態系が崩れる、さすがガラパゴスな携帯電話を使っているだけのことはある。

そんな訳で、自然とスマホ契約の話も進まなくなる。

現代とはかけ離れ、ジェネレーションギャップもカルチャーショックも感じるような、どちらかと言うと叩いて伸ばされて成長してきた自分にとっては 店員さんというプロフェッショナルからの不慣れな「褒められ」「今のままで良いんだ」という強い自信に繋がってしまった。

④ちょっとしたトラウマ

自分は大学進学と同時に携帯電話を初めて所有したが (その頃高校生の携帯所有率は98%と言われており、実はこの時点で出遅れている) 中学時代の友人とはもう3年間連絡を取っておらず なんだか気まずく、そして大学では友達が出来ず。

誰とも連絡先を交換していない大学の校舎で 高校時代の友人とばかり連絡を取っている環境は、大学内での居心地を余計に悪くさせた。

そこで携帯電話に対する一種のトラウマや拒否感のようなものが生まれたのかもしれない。

⑤ネタになる

現在使っているガラケーの月額料金は安くて300円代。

通話時間によって月々の料金が変動する。

生活に困窮しているわけではないが、単純に「なにその値段」と言ってもらえることが少し楽しい。
(もちろん引かれることもあるが、そこを恥じたり変化に転じないのが愛すべき自分の性格)

単純にガラケーオンリーユーザーというだけでもネタになるのは言わずもがな。

⑥必要になったら買いますと言い続けて

かれこれ10年近くになる。

スマホがなければ 致命的に重大な手続きができませんよ必要な補助・補償が受けられませんよ、など 生活に支障が出るならスマホに替えようと言い続けてはいる。

しかし前述のiPodが特に優秀なため、あまり知られていないかもしれないが、スマートフォンを持たずとも 現代社会を問題なく生きていけるのだ。

そう、意外と生きていけるのだ。

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