私事 1994年の憂国忌(1)
文化の日、所用で三軒茶屋に行き、久々にTSUTAYAに寄ったら、本の売り場に三島由紀夫没後50年のコーナができていた。三島由紀夫が、1970年11月25日に、市ヶ谷の自衛隊本部で自殺した事件から50年が経ったのだ。ちなみにこの事件は小生が生まれる4年前の出来事だ。
自分が三島由紀夫の小説を初めて読んだのは、仮面の告白である。この小説で衝撃なのは、何と言っても同級生の男子生徒の裸体を見て、性的興奮を覚えてしまう行だ。この小説を読んだときは、三島事件のことは何となくは知っていたが、あまり深くは知らなかった。しかし、自分にとってややそれが身近な事柄になった。それは1994年4月。当時通っていた専門学校の講座を通してであった。
ここから先は
1,356字
¥ 300