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盛岡生活記

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日々変わる盛岡、その時々の風景を忘れてしまわぬよう今日もnoteに盛岡を綴っています。いつか自分が読み返した時、誰かがこのnoteを読んでくれた時、 その風景を思い出せるように。
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#ふるさとの風景

白くない盛岡

寒くない、雪がない。 アスファルトむき出しの白くない盛岡。 今朝はちょっと雪が降った。 通勤の道端、じゃれたであろう野良猫の足跡がくっきりしてて可愛かった。 道路に残った痕跡を辿るのは楽しい。 昼前にはすっかり溶けて消えちゃったけど。 ◇ 雪あかりの夜は本当に明るい。 しんしんと雪が積もる日の気温って意外に低くないから、降り積もる様子をずっと眺めていたくなるもの。 最近、雪あかりを見ていない気がする。 ここ、雪国なのにな。 ◇ 2月になったら少しは積もる

跡形もなく

なくなってしまった。 建っている姿に見慣れてしまっていた自分に気付いた。 盛岡市内開運橋そば、ホテルルイズ 確かに、頻繁に使っている訳ではなかったけどさ、 大通りで飲んだ帰りに1階のコンビニでデザート選んだなぁ さんさのときかき氷買ったなぁ 屋上のビアガーデン家族で行ったっけなぁ、早い時期に行ったから誰もいなくて貸し切り状態だったのがちょっと面白かったなぁ テナントに入ってた中華料理屋さん、美味しかったなぁ なくなっちゃったんだなぁ ◇ 屋上のビアガーデン

べるでデート

大学時代に所属してたサークルの後輩(女の子)とデートしてきた。 その子は8歳年下、つまり私が在学してた頃、彼女は中学生だった。 同じ時、同じ場所にいなかった子。 それがある日をきっかけにものすごく仲良くなり、2人でご飯を食べに行くまでになった。 彼女はまだ未成年なので、行くお店は居酒屋ではなく「ご飯屋さん」に絞られる。今日は盛岡市民なら誰でも知っているであろうハンバーグレストランのべるに行ってきた。 べるは全国チェーンにもなっているびっくりドンキーの1号店。 有名

橋だらけの街、盛岡

盛岡には大きな川が流れている。 北上川という名前、岩手県外在住の方は知っているのかしら。 とにかく、でっかい川が県庁所在地にどーーんと通っている、それが盛岡市。 故に、やたらと橋が多い(と私は思っている)。 舘坂橋、夕顔瀬橋、旭橋、開運橋(別名 二度泣き橋)、不来方橋、富士見橋、上の橋、中の橋、下の橋、与の字橋、明治橋…… とにかく、やたらと橋がある。 ◇ 盛岡には昔お城があったから、周囲に川が流れてることは守備の面から考えれば大きなメリットだったのだろう。

初冬の盛岡

毎日浴槽にお湯張ってあったまりたい私 VS でも水道代とガス代が気になって躊躇ってしまう私 気温と己の寒さへの抵抗力を天秤にかけながら日々の過ごしている盛岡在住の卯月です。 盛岡はすっかり冬の空気に変わってきた。乾いた冷たい風が吹いて、鼻で息を吸うと鼻の奥がツーンと痛くなる。岩手山も徐々に白くなってきて、県内ニュースで白鳥の飛来が話題にのぼっている。 盛岡は本州一寒い土地?らしい。確かに真冬は殺人的な寒さだし(ちょっと言い過ぎか)、水道管が凍ることも珍しくない。

雨の夜、待ち合わせ

10月も終わりに近づいた頃、雨の夜に私はカワトクの入口に立っていた。 カワトクとは、岩手県盛岡市にある老舗デパートのこと。1階は化粧品売り場になっていて、なんとも言えない芳醇(?)は香りが漂ってる。私はその香りを「大人の女性の香り」だと思っている。上の階には婦人服、紳士服、寝具、ギフト、キッチン用品、書店などなどの売り場があり、地下には食料品、最上階はレストランエリアになっている。 盛岡市民、いや、岩手県民にとってのTHE 百貨店、THE デパートというべき建物がカワトク