地元
幼い頃から転居が多く
各地を転々としていた
大人になり
"地元がどこか"
この話題は最初の自己紹介としてもよく飛び交うようになった
その時私はいつも迷う
私が地元と呼んでいいのはどこなのか
どこだろう、と
この問いは常に私を悩ませた
なんだかずっと辛かった
アイデンティティがない、感覚
地元があって、帰る場所がある人たちが羨ましかった
それでも、私の人生の中で残った人間関係は、
私が転々としてきた各地に確かに存在していた
ネガティブな方向に捉えがちだったけど
大切にしたいと思える人間関係が今も続いている事
出会えたことが尊くて、離れても、時は経てど、
変わらないものがあった
出会いに感謝し
そのどれもが地元なんだと切り替えよう
紛れもなく私の人生の一部始終なのだから
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