馬鹿野郎じゃねえか

怖い体験(※心霊系ではないです、人間の方です。怖いのはだいたい人間)をした。
とある店に行き、帰り際にトイレに向かっていたら目に入ったのはふらりと女性トイレに入る白髪の初老の男性。あまりにも自然に入って行ったのであれ?目の錯覚か?と思った。恐る恐る伺うと既に個室に入っていたようだ。一旦外に出てなかったことにしようかと思ったが(仕事帰りで脳疲労が半端ない状態)、瞬時に諸々を天秤にかけて、「クソしょうもねえもの見ちまったな」と心の中で舌打ちしながら男性店員に声をかけた。「少々お待ちください。女性店員で確認します」と言い残し、焦った様子でトイレに向かっていた。程なく声が聞こえ、恐らく注意された男性がニヤケ顔で出てきた。怖すぎる。この時、「不審者の第一発見者を不審者が出てくる可能性がある出入り口付近で発見者を待たすのはどうなんだ」と思ったが、しかし非常事態でそこまで頭が回らない気持ちもわかる。
そう、男性が女性トイレに入ってるのは非常事態なのだ。指示通りに待っていたことを後悔しつつ、案の定というか何というか声をかけた男性店員も出てこない。トイレの様子を再度伺う。女性店員がトイレ内を確認しているところだった。
「ここにいた人さっき出て行きましたよ」
「出て行きましたね…」
「間違えたのかもしれませんが怪しいと思って」←今思うと庇う必要なかった
「うーん、、、ありがとうございます」

完全に推測だが、女性店員の悔しさを滲ませた表情から、あのニヤつきながら出てきた初老の男は常習犯なのかもしれない。
しかし不快なこと極まりない。男性トイレと女性トイレを一緒にする考えもあるようだが、個人的には犯罪がゼロにならないうちは危険だと思う。
もう少し人間がアップグレードしないと難しいと思います。
少なくとも駅などの公共の場で明らかに性的な女性キャラクターを晒すことを「表現の自由」とか言っているうちは無理だね。

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