【ブログ】ポケモンSVの物語は日本の神話や昔話がモチーフじゃないか、という妄想話【ネタバレ考察】
こんばんは。クロシオです。
ポケットモンスター スカーレット/バイオレット
ダウンロードコンテンツの番外編が公開されましたね。
https://www.youtube.com/watch?v=OgSL4U7rmM0
楽しみ〜。
現在プレイ可能なダウンロードコンテンツ『翠の仮面』『碧の円盤』までの内容について、思い至った妄想…考察を、書きなぐって纏めておこうと思いまして。
ネタバレありき、かな~り雑な妄想まとめですが、良ければ読んでね。
ではどうぞ。
■1.日本昔話のポケモンたち
追加コンテンツ前編・碧の仮面。このお話が何を元ネタにしているか、皆さん分かりますでしょうか。
分かりますよね。桃太郎です。
この追加コンテンツの内容としては、実際には真逆、鬼側が正義側の物語だったのですが、表向きこの昔話がテーマなのは間違いないでしょう。
https://www.pokemon.co.jp/ex/sv_dlc/ja/story02/
続きまして、
追加コンテンツ後編・藍の円盤。
こちらでは伝説のポケモン、亀が登場します。
さて、我々日本人にとって昔話のカメと言えば…?
浦島太郎ですね。
ポケモンSVは特に『時間』と『宝』がテーマになっていますし、”海の中にある理想郷”という点でも竜宮城と共通している物があります。
これで「桃太郎」「浦島太郎」が揃いました。
…ここまで来たら、日本三大太郎、揃えたくない?揃えたいよね?
製作側もそうに違いない。
ご存知、金太郎。
他の二太郎よりも、物語の内容が知られていないことで有名。
ザックリ言うと
・力持ち
・クマと相撲で勝った
・偉い人のしもべ、四天王になって名を轟かせた
みたいな人です。
熊、居たね。そういや。
因みに金太郎の本名は『坂田金時』
『金』、つまり『宝』と『時』。
この太郎も今作のテーマとメチャクチャ合いますね。意味深~
という訳で、表向きのテーマ…というより、追加コンテンツの目玉ポケモンの元ネタは『三太郎』なんじゃないかなと思いました。
ここまでは「まあ、考えてみたらそうだね」って感じよね。ここからが本題。
この金太郎、最終的には偉い人、源頼光さんの家来になります。
源頼光自体はどうでもいいんだけど、その後の話に意味があるのよね。
源頼光は化け物退治で有名です。とても強い鬼の『酒吞童子』や、化け物『土蜘蛛』などを打ち倒す物語です。
因みに酒呑童子というのは、八岐大蛇という顔がいっぱいある蛇の子供と言われています。
日本書紀や古事記にも登場し、そこから日本神話に繋がっていく大蛇ですね。
…ん?オロチ…?
きみじゃ~ん!!!
鬼を追いかけ自らが鬼になってしまったスグリの手持ち。
カミツオロチ…「神」「つ(≒古語で「の」)」「オロチ」という意味も含まれている気がしてきますね。
また、『土蜘蛛』という奴らも、諸説ありますが日本書紀に出てくる「地元の悪くて強い奴」みたいな蔑称。どちらにしても日本書紀という神話に繋がっていく化け物になります。
こちらもまた「虎のような胴体」「蜘蛛のような足」「鬼のような頭」の見た目をしており…
https://zukan.pokemon.co.jp/detail/0487
どこかで見た邪神を彷彿とさせますが…まあ、これは考えすぎかも知れないので、深掘りするのは今回はやめました。
…と言うわけで、桃太郎、浦島太郎を語る追加コンテンツではあったものの、金太郎…神話に繋がる話を妙に匂わせている気がします。
これちょっと気になりません?
今作は全体的に、「明かされていない歴史」を読み解いていくストーリだし。…なんかあるんじゃない?
という訳で、さらに日本神話にまで妄想を広げて見ましょう。
■2.日本神話のポケモン達
裏のテーマとしては、日本神話の神々をモチーフにしているのではないかという話。
つい最近まで、パルキア・ディアルガのレイドバトルが開催されていましたね。イッシュ地方、第5世代の地方がテーマの追加コンテンツなのに、何故第4世代の伝説ポケモンに焦点を…?
また、追加コンテンツの伝説祭りにもこいつらだけ参加してません。なんで?
以前からレイドバトルに登場していたミュウ・ミュウツーはともかく、直前作の奴すら出ているのに第4世代だけ何故か別扱い。
露骨に印象に残そう、復習させておこうとしてない?
https://zukan.pokemon.co.jp/detail/0483
まず『パル』『ディア』で『パルデア』になりますね。
パール、ダイアモンド…財宝ですね。
パルキア・ディアルガの司る力は「空間」「時間」、それらの名前が「財宝」になっている。うーん意味深…。
でも考え過ぎか?
ちなみに先程チラッと出したギラティナは「プラチナ」の財宝から名前が来ています。
こちらの神は「裏世界」を司るもの。作品によっては「死の世界」を暗示させるものもあります。
また、こいつらの出てくる第4世代は、ポケモンにまつわる神話をテーマにしていることも含めて、今作は露骨に日本神話に関係している事を匂わせている…気がします。
それを踏まえて次。
■3.テラパゴスのモチーフ
そもそも何だったんだコイツは。
適当にパルデアの大穴最深部から引っこ抜いて、暴走して倒して終わったじゃないですか。
こいつに焦点を当てて見ましょうか。
https://www.pokemon.co.jp/ex/sv_dlc/ja/pokemon/230808_02/
テラパゴス。今作の目玉ポケモン。
まず、名前を見て見ましょう。
テラスタル + ガラパゴスゾウガメ
でテラパゴス、が元ネタとされています。
古代ギリシア語の"πάγος"(パゴス)は『大きな岩』や『氷』という意味になるそうです。
岩や氷、まさに結晶のような見た目のポケモンにふさわしい名前ですね。
では、「テラ」は?
まず、テラスもギリシア語で「大きな」といった意味。「メガ」「ギガ」「テラ」とかのアレの元ネタの言葉です。
…という訳で、『大きな岩』という意味になりますね。
さてここで、ちょっと話を変えます。
テラパゴス自体は先ほど、浦島太郎のカメをモチーフにしたんじゃないかとお伝えしましたが、
翠の仮面のこいつらも全然桃太郎じゃありませんでした。
その上、『語り継がれてきた昔話と真実は違いました』と丁寧にやってくれましたね。実態はむしろ真逆。
ならテラパゴスも、『表向きは』浦島太郎という考えでもおかしくないのでは?…表向き語り継がれてきたポケモンとしては(浦島太郎に出てくるような)亀、しかし『実際は大きな岩だった』として考えて見ましょうか。
有名な物語の『大きな岩』って何だろう。
まず私がパッと思い浮かんだのは、天岩戸。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A9%E5%B2%A9%E6%88%B8
天照大神という太陽の女神が、なんやかんやで引き籠ってしまった洞窟です。
太陽の女神様が洞窟に籠りきりになってしまうと夜ばかりになってしまうので、困った他の神々はあれこれ考え、最終的に岩の近くでお祭りをして、女神自ら外に出てくるように仕向けます。
…
お祭りをして、女神が外に出てくる…?
あ、
きみじゃ~ん!!!!
テラパゴスの話とは関係ないかもしれませんが、思わぬところからオーガポンの正体が分かったかもしれません。
昔の人達は外部から来た人種を「鬼」とする風習があったとされます。ただ、「鬼と呼ばれていた」ってだけで、鬼だったわけではない。
オーガポンは鬼ではなく女神だったのかも?
あ、だから君メスしかいないのか。
何回捕まえても性格「さみしがり」だし?
なるほどな~!
テラパゴスの話から逸れてしまいましたが、
もう少し掘り下げて見ます。
日本神話の登場人物がかなり明確に出てきてしまった以上、この神話の登場人物を洗い直してみましょう。
天照大神はイザナギ、イザナミという神様の子供。
(※厳密に「子」としていいか微妙ですが、まあ家族です。)
他にもスサノオ、ツクヨミなど多数の人物が出てきますが、有名なのは父母「イザナギ」「イザナミ」ではないでしょうか。
少しだけあらすじをば。
大体こんな感じのお話が有名ですね。
…大岩?…最後に黄泉の国を塞いだ『大岩』
あっ
こいつでは?
そう言えばこのポケモン、明らかに”取っちゃいけない岩”って感じじゃなかった?無理矢理引っこ抜いちゃったけど。
え。
取っちゃったじゃん。これ黄泉の国の入り口開いちゃったんじゃない?
これさあ。そう言えばフトゥー/オーリム博士も、スグリ君もなんか後半狂っちゃってたじゃん?
死の世界から出たいイザナミ(モチーフのポケモン)が、宝に釣られて近寄って来た奴を操ってるのでは…?
■妄想考察終わり!
…まあ、全部私個人の想像なので、全然違うかもしれませんが。
他にも
・オーガポン、女神モチーフをこの世界に落とし込み、最終的にパルデアで滅びた王国の子孫、『王が坊』説
・ブルーベリー学園の主要人物が『死に至る七つの大罪』をモチーフにしていて、スグリが嫉妬の果てに「死の入口に辿り着いた」説
なんかを考えているんだけど、長くなるからこの辺にしておきます。
という訳で来るべき1月11日、午後11時、ダウンロードコンテンツ番外編楽しみですね!!
神様へのお供えが終わる直前ですね。
…
以上!クロシオでした!!!
回ればいいのよ元々空気