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スピードの出し過ぎで交通事故。20代男性の未来は・・・。  『無料公開 投げ銭方式』

●ようこそ身体障害の世界観へ●


スピードの出し過ぎで事故を起こし、身体障害者になってしまった20代男性のお話です。


自慢のスポーツカーを運転し、ものすごいスピードで一般道を飛ばし、あげくの果てに交通事故で重傷を負いました。


その後に待っていた人生とは・・・。


身体障害者になって生きるということでした。


J君は18歳になるとすぐに自動車の免許を取りました。
高校を卒業して社会人になると大好きな車の改造にお金をつぎ込んでいたそうです。


彼は俗に言う『走り屋』でした。スピードを出すことで快感を覚え、サーキット場でレースを楽しむようになりました。


しかし、お金を浮かすため、交通量の少ない深夜に一般道で仲間とレースもどきを行うようになりました。


そんなことばかりしていたので・・・。


ついに事故を起こしました。

スピードの出し過ぎで、カーブを曲がり切れず、ガードレールに激突です。


車は横転して大破! 運転していた彼は気を失っていました。


救急車で大きな病院に運ばれ、一命はとりとめました。


自動車が丈夫に作られていたため、腕や足の切断などの怪我は免れました。。


しかし・・・。ものすごいスピードで衝突したため、脳神経の一部が損傷してしまい、今までのように歩いたり、普通に会話したりすることができなくなりました。

無表情になり、「はい」「いいえ」などの簡単な一言の会話しかできなくなりました。

ほぼ記憶も喪失しており、ここはドコ?私はダレ?状態だったようです。


施設で彼と初めて会ったとき、


え? ロボット???って思いました。 

無表情であるがゆえ、そのように感じてしまいました。


ただ、そんなJ君も男性という感覚は残っていたのです。

彼が思わぬ行動を起こしました。自発的に・・・。

車よりも女性なんだなぁ~って思いました。


それは何でしょう。

続きをご覧ください。


それはですね、女性職員のお尻を触ったんですよ。


断りもなく・・・。(当たり前ですけど!)


状況説明

女性職員が彼の居室で家族が持ってきた荷物を検査をしていました。


前かがみでバックの中身をチェックしていたので、


姿勢がお尻を突き出す形になっていたんですよね。


ぴったりしたズボンを穿いていたので、お尻のラインがくっきりなんです!


そのためでしょうか、

J君が車いすの背もたれから身をスーっと乗り出し 手を伸ばし 

その職員のお尻を触ったのです。


えー!!!!! 私はその現場にいたので、その瞬間を見ていました


だって、彼のお母様と弟が隣にいるんですよ・・・・。

それなのに 自由すぎません?


ケツを触るなんてオドロキです!!!

堂々と ためらいもなく ケツを触りやがるんですよ~。

無表情で・・・。

でも、ちょっと感動しました。 悪いけど・・・。

普段 声掛けしないと動かないのに・・・

J君が自らの意思で動いた!


だって、無表情で何を考えているかわからない彼が、
自分のケツダンケツを触りに行くんですよ。

J君のお母様も最初、驚いていましたが、次に笑って
「あら~ かわいいお尻だから触りたくなったのね~」と言いました。


触られた女性職員も一瞬驚いた表情をしていましたが、お母様の『ナイス声掛け』により、一緒に笑っていました。

その後、お母様は「ダメでしょ~! 触ったら!」って言っていました。

本人は「うん」と答えて 無表情・・・。

弟は「・・・・。」
唖然としていました。 

そりゃ~そうだ! そうだよ! そうなる!

私だってそうなったもん!! 

笑えない・・・。

お母様たちのように笑って済ませられない・・・。


その光景を別の角度から見ていた職員は・・・ 

笑いを必死にこらえてました。

まさに【笑ってはいけない】状態


そりゃ~ ね~ 

ちょっと離れたところから見ていたら 面白いかもしれませんよ~。


すぐそばにいたら、逆に笑えないものですよ~。

わかります? この気持ち???


でも、J君・・・。


ケツかぁ~。


ケツに反応しちゃったんですね。


そっか~ 反応するんだぁ~。


ムネ派ではなくシリ派か~ なんて感心している自分もいました・・・。


【続編】

ある日 職員たち数名でオムツ交換をしていました

新人の女性職員が私のところに来て、

「Jさんが・・・。やめてくれなくて・・・。」

何やらはっきり言いません。

でも、なんとなく状況を察知しました。

私が「Jさんのオムツ交換に入ればいいの?」と聞いたら

「お願いします・・・。」とのこと


部屋に入ると その理由がわかりました。


オムツ交換しているとき、陰部をいじり始めてしまい、

新人の女性職員が「やめてください」と言っても止めてくれなくて困ったということだったのです。


そこで、私に助けを求めてきたのです。


しょーがないな~と思いつつ、すぐに終わるだろうと思い、
状況を見守りました。


1分もすると、本人は気が済んだのか
陰部いじりのをやめました。

私は「Jさん、手も拭こう」といってタオルを渡し、
手をきれいにさせ、陰部もきれいにして再びオムツを付けました。

彼がとのような気持ちで陰部をいじっていたのか、わかりません。
単純にかゆかったからなのか、性的な興奮のため触っていたのか・・・。

やれやれと思いつつ、

このような『本能』的な部分は残っているんだと思いました。

また、男性介護職員も必要なんだなぁ~ってしみじみ感じました。


【交通事故の話】

交通事故について
ご家族はどのように思っていたかお伝えします。

結論から申し上げますと、

「いつか事故を起こす」と思っていたようです。

また、「他の人は巻き込まないでもらいたい」と常に思っていたようです。

彼が普段から車のスピードを出すことはわかっていました。
同乗した時、かなりスピードを出すなって感じていたようです。

両親としては息子に事故にあってもらいたくないという気持ちがあり、
注意したそうです。

本人は「わかったよ」と答えてスピートを落とした運転をしたようですが、
家族にうるさく言われないように、家族を乗せる時だけ安全運転をしていたようです。

本人は家族の忠告を無視した形になっていたのです。

あと、本人は「大丈夫。俺は事故らないよ」という根拠のない自信を持っていたようです。

【事故当日の話】

事故の連絡があった時、ご家族は
単独事故ということを聞き、ちょっとホッとした感覚がありました。

それだけ他人を巻き込まないか心配したいたということです。

その次に息子は大丈夫なのだろうか?
と ようやくJ君の心配に変わったようです。

病院に到着し 一命をとりとめたと聞いたとき、

「よかった。助かった。」と思ったようです。

その時には 息子が身体障害者になるなんて
微塵思っていませんでした。

当たり前ですよね。

助かった=元の元気な姿に戻れる=いつも通りの日常生活が送れる
というのが普通です。

でも・・・。現実は違いました。


今日のまとめ

交通ルールを守り、事故を防ぎましょう。事故を起こしても、起こされても不幸になります。だからこそ、気をつけましょう。

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