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24A一 紙の良さ再発見

もっぱら電子書籍派なので、紙の書籍を買う事って殆ど無いんだけれど、今どんな本が出てるのか見たくなって久しぶりに本屋に行った。
色んな発見があったので雑多に書いていく。


・入り口の新作書籍のコーナーに「ここはすべての夜明けまえ」のサイン本が売っていて、つい欲しくなったけれど持て余しそうなのでやめた。
残り僅かと書かれると妙に購買意欲を掻き立てられるな、それが希少なサイン本だと特に。
まあ、これは本に限らんけども。
今回は自制心が勝った。


・石持浅海先生の「君の望む死に方」の文庫版(祥伝社)カバーイラストが良かった。
碓氷優佳の美貌と恐ろしさが一目見て分かって、イメージ通りだって思えたな。

碓氷優佳シリーズは今まで読んだ倒叙ミステリーの中でもかなり好きなシリーズだから続き読みたいな。「賛美せよ、と成功は言った」以降出てないんだ。ずっと待ってる。


・最近audibleで聴いていた比嘉姉妹シリーズの続編が沢山ある事を知った。こういう発見を求めてわざわざ本屋まで歩いたので報われた。
「ししりばの家」までしか無いと勝手に思っていたからかなり嬉しい。
ひらがな4文字でそれがロクでもない怪異だと分かるのは凄いネーミングセンスだよなぁ。声に出して言いたくなる。ぼぎわんとかずうのめとか。
「ばくうどの悪夢」気になる。



・東野圭吾先生の作品が棚を一つまるまる占領していた。店員に好きな人がいるんだろうか。かなり凝ったポップアップが施されていたな。
東野圭吾先生の作品は探偵ガリレオシリーズくらいしか読んだ事無い。でもガリレオはドラマも原作もどっちも好きだ。

今まで読んだ本の中でも上位で好きな「容疑者xの献身」もあった。思わず欲しくなってしまうがこれも自制した。何回買い直してるか分からないし。
そう思ってKindleで検索してみたら書籍が殆ど無い。探偵ガリレオシリーズも容疑者xの献身しか無かった。何で!?聖女の救済とか久し振りに読みたかったんだけどな……





・家から1番近い本屋の唯一の難点は本が探しにくい事だ。久しぶりに行ったがその点は全く改善されていなかった。
本を探す為のタブレットが店の端っこにあるんだけれどその装置の感度がとにかく悪い。「民俗学」と打ち込むだけでも手間がかかるし、検索した結果の本が本棚の何処にあるのかも表示されていたり、されてなかったりする。(表示の無いものは単に在庫が無いだけの可能性はある)

東京の丸善に行った時は取り扱う書籍の量にも当然驚いたけれど、それよりも検索機器の操作性と見やすさへの感動の念が強かった。
丸善程とは言わないけれど大きな本屋が出来たら嬉しいんだけれど。でも買わないくせにこんなこと言ったら無責任か。





・結局1時間半くらいうろうろして安部公房の「砂の女」を購入した。Kindleに無い本は紙で買うしか無いからね。
紙で本を買ったのは「地の糧」以来だから半年振りくらいか。(地の糧はヨルシカコラボだったからつい買ってしまった)
ずっと読みたかった一冊なので買えて良かった。


紙で本を読むのが苦手というわけでは無く、むしろ趣があって紙の方が好きだ。
単純に家のスペースを圧迫するのが嫌なだけ。
かといって読み終わったらすぐ捨ててしまうっていうのもなんか忍びないのでつい溜まってしまう。本棚はあるけれど既にパンパンだ。これ以上増やしたく無いし、むしろ全部無くしたい。(売るのもダルい)


全ての本がKindleで読めるようになってくれと切に願っている。更に出来れば全てaudibleで聴けるようにして欲しいとも思う。
権利とか諸々の事情で無理なんだろうか?作者の意向もあるだろうけど。
audibleが無理なのはまあ分かる。朗読するのめっちゃ大変だと思うし。
けれどKindleは良いじゃん〜頼みます〜




他にも色々あったけれど、キリがないのでこの辺で。やっぱり本屋っていいな。見たり、探してたりしてたら時間あっという間に過ぎてしまう。楽しい。今後は定期的に行こうかなと思いました。




本屋に行く道中、前まで駐車場だった場所にファミマが建っていて驚いた。その横もコインランドリーになっていて、その景色の変貌具合に「あれ、道間違えたか?」と少し焦った。


コンビニの灯りって認知してる場所のものは見慣れてるから何とも思わないけれど、ふとした瞬間に視界現れた時は「眩しっ」となるんだな。
僕だけかな。そんな自分の感覚の新たな発見が少し嬉しかった。

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