見出し画像

カリタのクラシックミルを分解して掃除をしました。

まもなく2019年も終わってしまいますね。ぼくは大学卒業して、大学院に入学して、いろいろあった気がします。家庭でハンドドリップコーヒーを始めたり、アウトプットをしっかり行うようになったのも今年です。いろいろやったなあ。唐突だけど、なんだかカルボナーラが食べたい。今度作ります。

コーヒーミルのお手入れ

コーヒーミルで豆を挽くのが楽しみだという方もきっと多いと思います。ぼくもそうです。しかしミルを使ってると、挽いた後のコーヒーの粉や豆が残っていることがほとんどです。爪楊枝やブラシを駆使してできる掃除はしていますが、やはり限界はありますよね。それにこの前、良さげな豆を購入したのでなるべく他の風味を混ぜないで淹れたいな、という方もいますよね。ということで。

画像1

よし!!分解するぞ!!

ぼくが使っているのはカリタさんのクラシックミルです(https://www.kalita.co.jp/products/set/1998)。分解するために準備したものはこちら。

・プラスドライバー(マイナスドライバーも可)
・ラジオペンチ
・キッチンペーパー
・ブラシ

上の2つは分解用、下の2つは掃除用です。
ラジオペンチの代わりに六角レンチでもいけそうですが、かなり小さいものを使うことになりそうなので、ラジオペンチでやります。

分解開始

まずは新聞紙をひいたり、汚れてもいい場所で行いましょう。コーヒーの粉たちがいっぱい出てきます。

そして作業開始する際には、1番最初にミルの下にある粉受けは引き出しておいてください。作業していて、あとで邪魔になってしまうなと思いましたので、先に外しましょう。

画像2

まず、ミルのハンドル部のパーツ。これは手で全て取り外し可能です。

・1番上の留め具
・ハンドル
・歯車を固定する金具
・ワッシャー(ひらべったい)
・挽きを変える歯車
・ワッシャー(上のより比較的厚みがある)

上記のように6つのパーツがあります。細かいものが多いので、無くさないようにネジ箱のようなものを準備しておくと安心です。

画像3

歯車のパーツを外すと、真ん中にあった螺旋が刻まれている軸は下に落っこちていきます。この時ワッシャーが飛んでいくかもしれないので、軸を持ちながら取り外すといいですね。そして受け皿を引っこ抜いておいてと先程言ったのは、万が一この軸が落ちた時のためです。粉受けの底の板は薄めなので、落とすと怖いですよね…。

では次に、プラスドライバーで手前の蓋部分を外します。ぼくはここも外したかったので外しましたが、気にならない人は外さなくてもいいかもしれません。

画像4

この部分は

・ネジ
・ワッシャー

の2点です。小さいので気をつけて…!

画像5

外せました。お次は蓋を固定している部分を外そうかな…。

と思ったら、この部分が全然動きません。握力弱いのかな…。でも外さなくても良さそう。くっつけたままにして次にいきます。

画像6

続いて、鉄と木を繋ぐボルトとネジを外します。ここはラジオペンチでいきましょう。小さな六角レンチがあればそれでも外せそうです。

画像7


この部分は

・ボルト
・長めのネジ
・ワッシャー2つ

の4つのパーツがあります。長めのネジとワッシャー2つは粉受けのある部分から取れます。指で押さえたりしてうまく取り外しましょう。

画像8

これが取れると…

画像9

分解できました!軸部分は取り外せないようなので、うまく移動させながら作業していきます。

それでは掃除していきましょう。

パーツを外していくと、どんどん粉も豆も出てきます。

画像10

ブラシなどを使って全部取り除きましょう。

画像11

鋳鉄部分も木の部分も、おそらく水分に弱いです。拭く場合はキッチンペーパーなど乾いたもので拭く方が良さそうです。

画像12

粉受けから見ると、粉がたくさんついているのが分かりますね。ブラシとキッチンペーパーを使ってきれいにしましょう。ここに残った粉と別の粉が混ざるのが1番悲しいですもんね。

画像15

詰まっていたものたちがたくさん出てきました。ぼくはおよそ2ヶ月放置でこれくらいでした。掃除の頻度は1ヶ月に1回ペースくらいだといいかもしれませんね。

画像13

綺麗にしました!納得いくまで掃除できたら、次は元に戻していきましょう。

復元開始

元に戻すときは、外した順番の逆を行えばいいですね。

画像14

まずは鋳鉄部分をくっつけます。ここが1番面倒です。粉受けのところから長いネジをこのように出すのが本当に大変です。ぼくはなんとか手探りでこのようにして出しましたが、糸を使うやり方もアリかもしれません。

画像16

このような感じで通して、ネジの先端を糸で結び、引っ張り上げる。

画像17

きっとうまくいくんじゃないかな〜と思うのですが、ぼくはやり方が下手すぎて全然うまくいきませんでした。こういうの得意な方、教えてください…。

画像18

ラジオペンチなどで無事くっつけられたら、次は蓋をプラスドライバーで留めましょう。

画像19

ここは豆を入れるため、強く締めてはいけませんよ。ある程度動かせるくらいの締め方にしましょう。

画像20

最後にハンドル部分のパーツを戻していきます。軸を片手で持ち上げながら、

・ワッシャー
・歯車

をまず留めます。

画像23

厚みのあるワッシャーです。気をつけてくださいね。

画像21

つづいて、残りの

・ワッシャー
・歯車を固定する金具
・ハンドル
・留め具

を順番に戻していきましょう。

画像22

こちらはひらべったいワッシャーです。

画像24

すると…

画像25

復元できました!!

パーツが余ってないか、確認してみてください。余っていたら、また分解してやり直しましょう…。ワッシャーの見逃しがあるとかなりしんどいですね。写真を逐一撮影しながらやると、元に戻すときもわかりやすいかと思います。

お疲れ様でした

今回はミルの分解、手入れをしました。カリタさんのクラシックミルなら、ドライバーとラジオペンチがあれば分解できます。分解するときは細かいパーツがたくさんあるので、ネジ箱を使うなど無くさない工夫をしましょう。そして、決して水拭きはしないように、ブラシやキッチンペーパーで掃除しましょう。

ぼくの所要時間は1時間かからないくらい。月に一度くらいは時間を作って手入れを行いたいですね。

このあと早速新しい豆を使ってコーヒーを淹れて飲みました。いい機会があってその豆を購入したので、そちらの方は近いうちにやる気出して書きます。

それではまた。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?