見出し画像

1つの筋へのアプローチ時間

こんにちは、理学療法士のおかむーです。

今回は、「1つの筋へのアプローチ時間」について、お話したいと思います。

世の中、筋力をアップさせるのに、方法、回数、セット数など、いろいろ記されています。

そのexですが、私は、回数やセット数ではなく、時間で実施しています。

投稿している「リアル臨床」にもあるように、筋の収縮について、一つのexには、整形外科系では休憩を含めて5分ほどです。

何故、このような方法に至ったかと言うと

私の臨床の流れは
情報→現象の観察→推論→評価→アプローチ→確認 
です。

中でも“確認”は重要視しています。

例えば、歩行の場合ですと、狙ったところの歩容の変化になります。

当然、変化の量は人によって違います。

ですが、そこに変化があれば、このままアプローチを進めてよいかの判断になります。

筋力は、1回の運動では付きませんが、眠っていたモーターユニットが目覚め、一時的に筋力が増加して動きが変化します。

“エビデンス”が重要視される時代、アナログで時代遅れかも知れませんが

患者さんに分刻みで試みたところ、見た目に変化が確認されたのが5分ほどでした。

時間を長くしても、5分実施と見た目では変わりませんでした。

中枢系に関しては、10~20分ほどでした。

これも休憩を含めてです。

何やら、この時間と小脳を軸とした上位中枢と関係があるのかも知れません。

注意点としては、高齢者は運動後のすぐの歩行では、筋疲労により歩容がアプローチ前より悪くなる場合があります。

2分間ほど休憩してから歩行させると、アプローチの効果の有無が確認できます。


最後までお読み頂きましてありがとうございます。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?