#80 日本から欧州へはばたくファンシーペーパー『TOKYO』
この番組では、様々な切り口から、これからの紙の価値を考えたり、紙にまつわる情報、たまに紙に全く関係ない情報を発信しています。
この番組は、清水紙工(株)の清水聡がお送りします。
本日は、カッコいい紙をご紹介していきたいと思います。
その名も『TOKYO』。
紙の名前が、日本の首都ですよ!半端ないですね!
『FUKUI』とかじゃなくて本当に良かったですね。
僕は福井出身ですが、間違っても自社の紙の名前に『FUKUI』とはつけません(笑)
さて、この『TOKYO』。
製造者は、ファンシーペーパーのメーカーとして日本中にその名を轟かせている特種東海製紙です。
『TANT』、『レザック』。紙業界の方やデザイナーさんなら間違いなく知っている紙ですよね。
特種東海製紙は、そんなファンシーペーパーのスター選手を抱える製紙メーカーさんです。
カラーバリエーションがめちゃくちゃ豊富で、それからエンボスとか印刷なんかを駆使して高級感のある紙を数々そろえている印象です。
そんな特種東海製紙と手を組んだのが、イタリアの製紙メーカーFAVINIです。
FAVINIも高級感のある紙をラインナップに揃えている、由緒あるメーカーさんです。
『TOKYO』は、特種東海製紙が抄紙して、FAVINIが販売するというものです。
ヨーロッパが求めるデザイン性の高い紙を、日本の高い技術力で表現した、とでも言えますかね。
さて、こうなってくるとデザインが気になりますよね。
FAVINIのホームページを見ていきましょう。
一言で言います。「拍手」ですね👏完璧です👏
めちゃくちゃカッコいい!
まず色ですね。モノトーン・ベージュ系を中心にダークトーンなインディゴと赤錆色。完璧です👏
そして、表情。細かくてシャープなエンボスで非常に高級感があります。完璧です👏
そして極めつけはネーミングですね。『TOKYO』。完璧です👏
もはや、逆輸入したくなるカッコ良さです。
厚みは、米坪で120gと350gの2種類。
サイズは、B1サイズです。
FSC認証パルプと古紙パルプで、環境にも良いそうです。
ぜひ、FAVINIのホームページでチェックしてみてください。
はい、という訳で今回は、日本から欧州へはばたくファンシーペーパーということで『TOKYO』をご紹介しました。
僕は、職業柄っていうのもあるんですが、好みのデザインの紙があると捨てずにとっておくっていう変わった人間なんですね。
この『TOKYO』は、僕の紙コレクションのリストに入れたいくらいカッコいいです。
その上、高品質で環境にも良いとなったら、もう言うことないです。
皆さんもおすすめの紙があったら教えてください。
それでは、今回はこの辺で失礼いたします。
最後までご視聴いただきありがとうございました。
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「紙の価値を再定義する」をミッションに、現代の紙の価値を問い直す、RETHINK PAPER PROJECT!
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