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遊具におけるコンプライアンス(法定遵守)の検証と報告書に関して、

おはようございます。本日も素敵な一日になりますように願っております。

これまでの記事で遊具の利用者=子どもについての保護に関する必要/要求の条件を記述させて頂きました。(BSI EN-1176-1:2017の規格の別のパートで明記されていない限りにおいては)これらの保護要件は、測定や目視検査または実地試験によって検証されなければなりません。更に報告書には様々な詳細を記載して記録として残しておかなければなりません。今回の記事ではそれらをお伝え出来ればと存じます。

BSI EN-1176-1:2017(45頁)によれば

コンプライアンスの検証と報告書

試験を実施する前に、メーカーの取扱説明書に従って、その遊具の使用位置と同様の状態に遊具を組み立てられなければなりません。
試験報告書には、以下の内容を含むものとします。
a) この欧州規格の番号と日付(EN 1176-1:2017) b) 試験された遊具の詳細
c) 試験前に(観察によって)認められた欠陥を含む遊具状態についての詳細d) 試験後に(観察によって)認められた遊具状態の変化についての詳細
e) 試験結果

衝撃減衰(吸収)地表面材を敷設した後の衝撃減衰(吸収)性の適切レベルの確認

衝撃減衰(吸収)(地)表面材の提供と管理にはかなりの地域差があるため、国家レベルで要件が示されることが推奨されます。国家レベルでの要件が示されていない場合、衝撃減衰(吸収)(地)表面材の敷設後に衝撃減衰(吸収)性の適切レベルを確認するための要件を示めしているので、本規格の附属書Hが使用されるものとします。

注記:これは、附属書Hに従わない場合に、国家要件に示されていることを保証するためです。

(附属書Hについては後日詳細を記述できる機会に説明させて頂ければと存じます。)