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遊び場や遊具に潜むハザード(危険要因)について

おはようございます。今日も良い一日になりますことを願っております。

ハザード(危険要因)とは

遊び場や遊具におけるハザード(危険要因)とは子どもにとっての「怪我をともなう事故の潜在的な発生源」を意味します。

遊び場や遊具で子どもが怪我を引き起こすの状況として、落下、転倒、衝突、圧迫、剪断、挟み込み(エントラップメント)などが考えられます。高い位置にあるプラットフォームの開口部から、昇降のための遊び要素/アイテムを利用中にバランスを崩すなどしての落下や、段差に躓いて転倒や、死角となる遊具の一部に気付かず頭をぶつけたり、稼働する遊具で押し潰されたり、身体の一部を剪断されたりする場合もありますし、狭い隙間に嵌り込んで抜け出せなくなったり、挟まった状況で自由が利かずそのまま宙ぶらりんになったりするような箇所がハザード(危険要因)として挙げられます。更に遊具内・周囲に存在する堅い物体や突出ていたり、鋭かったりする物体を障害物(オブスタクル)は怪我の重症度を高めるものとして、ハザード(危険要因)と見做しております。

欧州の遊具安全規格EN-1176では、これらのハザード(危険要因)箇所を特定し、重症度の高くなる怪我を未然に防げるようにどの様に遊具を設置したり、措置を施したりすれば良いか具体的に数値で示されております。