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クロノ・トリガーみたいな仕事がしたいな〜

とある旅人が、ため息と鼻息を交じらせて、突如こんな発言をしました。

わたしは、妙に共感してしまったのですが、ところで「クロノ・トリガーみたいな仕事」とは具体的にどんな様相だろう?と、問いを投げ返したのですが、わたしたちは、明確な答えにたどり着けませんでした。

それは、壮大である
それは、希望ある展開である
それは、意味ある闘いである

おおよそ、こんなような特徴が挙げられたのですが、どうも「クロノ・トリガーみたいな仕事」にはなりきらない。そのことが、もやもやしていたので、ちょっと掘り下げてみました。

1. 冒険であること

前者に挙げた特徴に加え、その旅は過酷であるということが挙げらるのではないでしょうか。もっと言えば、それは身に危険をもたらす旅です。それに直面した当初は絶望を抱き、「でも、やるんだよ!」と勇気を絞り足を前に運び、その過酷と危険を乗り越えたその先にこそ希望があり、希望が手にし難いものだからこそ壮大であり、だからその旅には意味があり、これを冒険と呼ぶのではないでしょうか。

さて、この冒険ですが、3つの原則があるそうです。という話を聴いたことがあるのですが、なんだったけかなー。①冒険は計画的である(無謀ではない)/②冒険は危険を伴う(探索ではない)/③冒険は片道である(出張ではない)だったような気がするんですけど、ちょっとこれ、オーディエンスを使いたいですね。

さらに、ある冒険家は「自分の命を自分で判断できることが自由だ」と言い、ある偉人は「冒険は最良の師である」と言いました。極度の判断を命がけで取り組み、そこから学び、さらなる冒険へと発っていくのは、「クロノ・トリガー的」であるかもしれません。

2. 公共的価値のある取り組みであること

これは言うまでもないですが、生活に突如として現れた危機に対して、彼らは立ち上がり、「世界を救おう」とかしちゃうわけです。

なので、その仕事がいくら壮大であろうとも、希望があろうとも、意味があろうとも、過酷で危険で片道の旅であろうとも、それが本人のための冒険であったなら、それは「クロノ・トリガーみたいな仕事」ではないのでしょう。広く遍く人たちに関係する冒険であることが、条件になりそうです。

3. 未来からの要請があるものであること

RPGの主人公が冒険へと踏み出すときには、①押し付けられ型/②巻き込まれ型/③舞い降りる型という、大きくわけると3つの類型があると観察されます。もしこれが現代に置き換えて部活であれば、「誰もやりたくないから、お前が部長やってね」か、「やいのやいのやってるうちに先輩がいなくなって、仕方なく後輩のためにしぶしぶ部長」か、「この部を救うためには、わたしが部長にならなければならぬのだ」か、このどれかってことです。あれ、余計わからなくなりましたか?

クロノ・トリガーの場合は、②と③のミックスなのかなと思うのですが、どのような冒険のはじまりだとしても、いずれかのタイミングで他者からの要請がなければ、それは独りよがりの冒険であるといえます。つまり、応援される冒険であることが、「クロノ・トリガーみたいな仕事」には必要になりそうです。加えて、応援を受けるのは、今だけではありません。まだ見ぬ誰かに感謝されるであろうという強い確信が持てる冒険であることも、不可欠となるのではないでしょうか。


さて、ここまで書き進めて思うのは、あの旅人もまた勇者であり、わたしたちの宿には勇者ご一行がお泊りになられたのだなあと、しみじみ感じております(この表現が、厳密に言うと、今や微妙に間違いとなってしまったことについては、これは、また別の話…)。

この世界には、取り組まなければならないクエストが、まだまだたくさんあります。戦いに傷ついたり、たそがれて一回休みになっちまったりする者もいます。わたしたちには、多くの勇者が必要です。

そして、悪者がいない、終わりのない、このわたしたちの世界だからこそ。

わたしたちの宿では、多くの勇者ご一行を歓迎しておりますので、エベツの村にお越しの際は、ぜひお立ち寄りくださいませ。

最後に告知なんですけども(いきなり現実の話w)、4月25日に、わたしたちの宿はグランドオープンを迎えます。この記念すべき日に、オープニングイベントを開催することにしました。その名も、「旅は世界を救う」です。宿ならではの、合宿スタイルで実施します(とある旅人も参戦します!)。

合宿型イベントのため、うちの宿に泊まれる人数と同じく参加定員は10名。そのうち、5名がお申し込み済みです。申し込みは、クラウドファンディングのリターンのみで、すでに登壇者になってもらいたいほどの人が参加に名乗りを上げてくださっています。「クロノ・トリガーみたいな合宿」にするつもりですので、ぜひみなさまのご参加お待ちしております!(お申し込みは、下記リンクから)

あ、一つ言い忘れたことがありました。あの、わたし、実は、クロノ・トリガーやったことありません!

#はたらくを自由に

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