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【全文無料】野望杯3位,CL横浜6-3の神鳥リザードン

久しぶりのnote投稿になりました。あ~ると申します。

今回はリザードンex(アルセウス・ピジョット型)のデッキをCL横浜に持ち込んだのでそこに至るまでの過程を記したいと思います。
アルセウスとピジョットでデッキを動かす所謂神鳥型は雪道に弱いという欠点を抱えていましたが、そこにどのようにして抗ったかという部分を重点的に書いていこうと思います。


0.自己紹介

普段はエクストラレギュレーションをメインに遊んでいます。昨シーズンはシティリーグに本気で取り組んだ結果、CSP330獲得しWCSに出場することができました。

1.神鳥リザードンというデッキタイプについて

リザードンにアルセウスとピジョットを合わせるデッキの強みと弱みは以下のように考えました。

強み

・アルセウスVSTARのスターバース・ピジョットのマッハサーチによって進化ラインが3種類あるが立てやすい。

・リザードンでエネ加速できるので、アルセウス軸のデッキで起こりうる「1ターン目手張りできなくて出遅れた」がなくなる。

・マッハサーチで毎ターン欲しいカードをピンポイントで持ってこれるので試合展開を操作できる。

・終盤のリザードンの制圧力。330というHPはなかなかワンパンされづらく、逆にこちらは相手のポケモンを一撃で倒すことが可能。

弱み

・頂への雪道を突破できないとこれらの強みが全て失われる

2.頂への雪道対策(主に対ロストギラティナ)

ロスギラは黒炎の支配者発売後の環境を通してシェア率1位を保っているデッキであったので対ロスギラをメインに考えました。ロスギラの特徴として
・終盤に手札干渉+雪道で相手の動きを止めることが可能
・アクロマ、はなえらびで手札は潤沢にある
の2点が考えられます。それらを踏まえたうえでの対処法を3つ用意しました

雪道を割る手段を増やす

これは当たり前の手段になるかと思います。ロスギラの雪道は3ないし4枚なのでそれと同数くらいの枚数は必要になると思われます。

手札にある雪道を使わせない

これも当たり前のことですがスタジアムは1枚しか場に存在できません。そのため2枚目以降の雪道は手札にずっと温存する形になります。そこで今回このカードを採用することにしました。

Sanderコントロール触っていた時の産物

普通にスタジアム貼り替え合戦をしていては終盤に力負けすると判断し相手のリソースを手札から破壊することに勝機を見出しました。
ほかにも、

・ロスギラの増加に伴い増えたルギア・ミュウにも仕事ができる
・ロスギラのジェットエネを消してエネ管理をよりシビアにさせる
・サナのリバーサル・月明かりの丘を消してリザードンワンパンの目を無くす

等ロスギラ完全ピンポイントメタというわけではなくその他のデッキにもある程度役割があります。

そしてピン差しのメタカードをここぞというタイミングで刺せるのもマッハサーチの強みであるといえます。

ワザで壊す

ピジョットのワザで雪道を破壊することも一応可能です。しかし、HP280のピジョットは出てきてすぐロストインパクトで倒されることでしょう。そのためこのデッキにはVガードエネルギーを1枚採用しています。

先2ストームダイブからアルセウスを守ってくれる

これによりロスギラ側はアルセウス・ピジョットにロストインパクト、リザードンにスターレクイエムでのイージーWINが狙いづらくなります

3.デッキレシピ

果てなき野望杯で使用
CL横浜で使用

今回デッキを作るにあたりADVPCGのデッキレシピもかなり読み漁りました。特に同じマッハサーチを起点にし2進化ポケモンでエネ加速するカメルギアは昔自分も使っていたためデッキ制作に大きく貢献してくれました。

温故知新とはまさにこのこと

各カード採用理由

ポケモン18枚

・リザードンexライン 3-0-3枚
デッキのメインアタッカー、2体押しつけたいのでサイド落ち考慮3枚ずつの採用。枠があればHP100のリザードも1枚入れたいところです(月光手裏剣で倒されなくなるので)

・アルセウスVSTARライン 2-3枚
初めはアルセウスVも2枚にしてましたが2ターン目にスターバースを使って場を作りたいので1枚増やしました。また何らかの事情でリザードンを立てられずアルセウスだけで戦うときの加速先があったほうが良いと判断。
そのせいか初手でめちゃくちゃ事故っていたという試合はあまりなかったかと思います

・ピジョットライン 2-0-2枚

元祖マッハサーチ


ADVPCGでの壊れポケパワーが帰ってきました。当時も強すぎてそれ専用メタスタジアムが出たりするなど

露骨なピジョットメタスタジアム
次に出るジラーチなんかも同様か


スターバースで飴とピジョット、後飴かリザードンが手札にあれば残りのパーツをマッハサーチで持ってきて1ターンで3体同時進化が可能に。

・ミュウ 1枚
初動の展開の後押し+サイド1取らせて、1-2-2-2のサイドプランを押し付けるために採用。VIPパスや飴を拾ってくるのが役割。

・マナフィ 1枚
最速進化出来なかったときやパオジアンに先手取られると手裏剣で壊滅するので採用。

・かがやくリザードン→バケッチャ 1枚
変更点で詳しく解説します。

グッズ17枚
ポケモンサーチ系
・バトルVIPパス4枚
・ハイパーボール4枚
・ネストボール2枚
初ターンにアルセウス、ポッポ、ヒトカゲの3体(もし次の番ヒトカゲ倒されそうなら4体)を置かないといけないのでVIPパスで展開する形に

ハイパーボールはアルセウスVSTARに繋げやすくなるほかバケッチャで対雪道の解決札にもなりうるので4枚採用

VIPパスだけでは引けなかったときに詰む+中盤から2体目のリザードンを作る用にネストも2枚入れてます。

・ふしぎなアメ4枚
ピジョット1体、リザードン2体作ることが多いので4枚フル採用

・すごいつりざお1枚
ハイパーボールで切ったエネを戻してれんごくしはいで付けたり序盤で倒されたポッポ、ヒトカゲを戻したり用

・ロストスイーパー1枚
ミュウでサーチ可能なスタジアム破壊カード。スタジアム以外にも災いの箱、リベンジパンチといった打点調整カードを透かしたりできます

・あなぬけの紐1枚
バケッチャ等の逃げエネ2のポケモンを下げるように採用。4枚目のボスみたいに使う場面もあり、その場合は逃げ0のピジョットを差し出してすぐ逃げます

ポケモンのどうぐ1枚
・こだわりベルト1枚
序盤のアルセウスが230出せるようになるので相手の進化前Vを取ったり、相手の残りサイド3でのバーニングダークでも300出せるようにするなど活躍の機会が多い1枚

サポート11枚
ドローサポート
・ナンジャモ3枚
・アクロマの実験3枚
枠があればもう少し増やしたいところ。カゲツ要らなくねと思ってる人はナンジャモ4枚目、博士、ヒガナの決意辺りが入れ替え候補

・ボスの指令3枚
ピジョットに進化出来れば毎ターンボス使うことも可能なので3枚、これも出来れば4枚入れたいサポート

・ジニア1枚
スターバースでジニアと飴持ってくれば、手札にパーツ持ってなくともリザードンピジョットの進化パーツ全部揃います

・カゲツ1枚
役割は上で解説しているのでざっくり使うタイミングを。
1.使いたいサポートが特にない時
2.ロスギラのツツジ解禁の直前
3.アルカナシャインサーナイトで殴る気配を見せてる時
4.相手の手札が潤沢な時
後は手札に抱えてるかどうか相手の表情を見たりして考えます。

エネルギー10枚
・基本炎エネルギー8枚
アルセウスに3、リザードン2体に2ずつ加速した場合この分量が最低ラインかなと判断。手札に炎エネ来ることもあるので

・ダブルターボエネルギー1枚
初手にヒトカゲ置けなかったときにアルセウスで最低限の攻撃ができるように1枚。2枚入れてるレシピもありますが1枚はVガードに変更。

・Vガードエネルギー1枚
採用理由は上で説明。

変更点

かがやくリザードン→バケッチャに変更
野望杯で使用した際、カゲツ以上に使わなかったカードはかがやくリザードンでした。また、野望杯で負けた2戦は共通して序盤の雪道ジャッジマンを乗り越えられなかったことが敗因でしたのでボールから雪道を割れるバケッチャの方が使い勝手が良いだろうと判断しました。
またボウルタウンは雪道を剥がすというより、序盤の展開のために置くカードなのでバケッチャも足した方がより安全と考えました


4.当日のマッチング

果てなき野望杯
予選
ロスギラ 先⭕️
ロスギラ 後⭕️
雪ミュウ 後❌
サーナイト 後⭕️
ロスギラ 先⭕️

トナメ
神鳥リザ 先⭕️
サーナイト 先⭕️
アルセリザ 後❌

3位決定戦(BO3)
白ルギア  後❌⭕️⭕️

CL横浜
アルセポピー(ロコン入) 先❌4-6
雪道ミライドン 先⭕️6-2
ロストヤミラミ 先⭕️6-5
パオパル 先⭕️6-2
ロスギラ 先⭕️6-5
アルセロコン 後❌3-6
神パオジアン 後⭕️6-3
アルギラ 先⭕️6-4
サーナイト 後❌5-6

1番の難敵と思われたロスギラにはしっかり勝つことが出来ましたがアローラロコンの対処法を考えきれてなかったこと、ロコンを早く処理しようと焦りが生まれたのが今回の敗因かなと思います。

5.最後に

ここまで読んでいただきありがとうございました。普段はエクストラの記事を書いたりつぶやいたりしてますので是非他の記事も読んでみてください。その他質問等ありましたら

までお願いします。

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