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『稲盛和夫一日一言』8/16(火)

こんにちは!
『稲盛和夫一日一言』 8/16(火)は、「知識、見識、胆識」です。

ポイント:「知識」を信念にまで高めたものが「見識」。その見識を何事にも動じないレベルにまで高めたものが「胆識」。

ちなみに、「丹田」とは、おへそと肛門の中間部分、おへそから指2~3本下に下がったところから、体内に5センチ程度入った部分を指し、東洋医学では全身の精気が集まるところとされています。丹田を鍛えると健康になるだけでなく、いわゆる「胆力」も高まると言われています。

「知識、見識、胆識」については、2011年発刊の『京セラフィロソフィを語るⅡ』(京セラ秘書室経営研究部編集/非売品)では、「知識を見識にまで高め、見識を胆識にまで高める」という項目でまとめられています。

「胆識」という言葉はあまりなじみのない言葉かと思いますが、見識に胆力、つまり勇気が加わったもので、魂のレベルで固く信じているがために、何ものも恐れないという状態、と説明されています。

人間が生きていく上で、ただの物知りでは大した意味がありません。勉強して得た多くの知識を「世の中はこうでなければならない」といった信念にまでまとめ上げると、それは「見識」にまで高まります。しかし、物事は実行されて初めて成就するわけですから、「何としてもそれを実行していこう」という強い意志、勇気を伴ったものにまで高める、それが「担識」です。

京セラ社員にとっては「不撓不屈の精神」とか「燃える闘魂」といった言葉のほうがしっくりくるかもしれません。

ネット検索すればたいがいの情報が得られる便利な時代ですが、同じ情報をみても、判断して身体を動かすのは自分の心です。ポジティブなのかネガティブなのか、損か得か、善か悪か。果たしてどこに判断の基準を置くのか?

心の中の基軸がぶれたと感じたとき、常に原点に戻って判断しようとするかどうかで、人生の結果も変わってくるのではないでしょうか…


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