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ダンスミュージックのBPM分布図

どもRØZL3Y(ロズリー)です。
今回はダンスミュージックのジャンル別にBPMの分布を解りやすい画像で作ってるものが何も出てこなかったので代表的なジャンルで図解にまとめました。

ダンスミュージックのジャンル別BPM一覧

ダンスミュージックのサブジャンルまで書くととんでもない数で判りずらくなってしまうので、ざっくりと分けてます。

Ragge(レゲエ)BPM:90~100 あたり

ここで書いているのはオールドスクールのルーツレゲエです。ダンスレゲエになるとBPM128~130あたりまで上がります。リズムが少し変わる派生ジャンルのレゲトンもダンスホールレゲエと同じくらいのBPMです。

HIPHOP(ヒップホップ)BPM:80~120 あたり

ヒップホップは今はいろいろなジャンルでクロスオーバーされててまとめきれないので、かなりざっくりですが王道のBPMは90~120程度が多いと思います。Lo-Fiとかになると80くらいまで落ちます。BPM160くらいのドラムンベースに乗ってたりもするのでBPMの幅はかなり広い

R&B(アールアンドビー)BPM:80くらい~

R&Bはリズムアンドブルースの略称で、割としっとりした曲調の物が多いですがBPMの分布で言うとこれもHIPHOPと同様に幅が広いです。

Twerk(トゥワーク)BPM:90~100

R&Bの派生ジャンルですが、王道のR&Bより少しテンポが上がって曲調も明るめの物が多いです。

Dubstep(ダブステップ)BPM:130~160

これまたサブジャンルごとにBPMが大きく変わります。ダブステップの基本的なビートは140が多いです。サブジャンルのRiddimやColourBassなどは150が基本のテンポになっていることが多く、Dramstepになると160以上になったりするので表にはその括りで160まで書いてますが、DramstepはどちらかというとDram and Bassのサブジャンルに含めることが多いと思います。
また例外的にミニマム系のダブステだと120くらいまで落ちる物もあります。

Dram and Bass(ドラムンベース)BPM:150~180

Dram and BassもまたサブジャンルやアーティストによってBPMが大きく変わります。しっとり系のliquid DnBなんかは遅めの物も多いですし、NeurofunkなどのハードなドラムンベースはBPMが早くなる傾向にあります。好みもあるので一概には言えませんが王道はやはり178とかでしょうか!?

TRAP(トラップ)BPM:120~160(60~80)

TRAPはHIPHOPの派生ジャンルなのでこれまたBPMは曲によって変わりますが基本的なBPMは120~160程度(60~80)で遅めの物が多いです。早めのビートになると130(65)や140(70)といったように、音の方向性や店舗が近いジャンル、例えばEDMやDubstep・Brostepとも相性が良いので楽曲に取り入れられていたりもします。

House(ハウス)BPM:120~130

Houseも派生ジャンルがかなり多いジャンルですが基本的なBPMは128~130アタリが一番多いと思います。

Techno(テクノ)BPM:130~160

テクノもまた幅広いジャンルなので一概に言えません。House、Techno、electronicのBPMの王道はBPM 130 前後です。HardTechno、HardcoreTechnoよりになると、どんどんBPMは上がっていきます。

EDM(イーディーエム)BPM:128~130

EDMは「Electronic Dance Music」の略語なのでここに書いたすべてのジャンルがEDMではありますが、この記事では俗に言うBigRoomHouseなどを指してます。EDMは殆どの楽曲がもはや王道のBPM128~130あたりで構成されています。

Trance(トランス)BPM:120~150

トランスは基本的にはBPM130~150あたりで構成されているものが多いです。例外的にハードトランスなどはBPM150~160アタリで構成されていたりもするのでサブジャンルによって変わります。

Hardstyle(ハードスタイル)BPM:150~160

このジャンルも4つ打ちのジャンルですがBPMはちょっと早めで150~160あたりで構成されているものが殆どです。

Hardcore Techno(ハードコアテクノ)BPM:????

Hardcoreもかなり幅が広いジャンルですが、ハードコアとかガバんどといった感じで呼ばれるジャンルなどではBPM160~200程度が多いです。シュランツなどは150~160あたりが多いです。また余談ですが、音ゲーや同人系の界隈ではハードコアに付随するこっち系の早いジャンルが好まれる傾向が強く既に別ジャンルとして派生しているので正しくはHardcoreTechnoには含まれないかもしれないがざっくりと分けたのでここに含めて書いてます。

たまにBPM500とか1000といったようなアホみたいなテンポで曲を作るぶっとんでる大バカ者 が現れます!

あとがき

最後は少しふざけましたが、ひとくちにEDM(Electronic Dance Music)と言ってもジャンルの幅はかなり広いく、作り手側からしたらそれぞれのジャンルで音作りもリズムも全然違うのでかなり奥が深くて面白いです。

またHIPHOPはジャンル問いよりカルチャーだしEDMは人によってはフェスで流れるようなBigroom系のハウスと捉える人もいる反面、他のベースミュージックや電子音楽全般含めてEDMと捉えてる人もいると思うので毎回説明するときに補足をしなきゃいけないのがちょっとめんどくさいところではあるけれど、最近では様々なジャンルでクロスオーバーされてて、既存ジャンルを組み合わせて派生ジャンルがたくさん生まれています。次はこのクロスオーバーされた部分をそれそれまとめるのも面白いかもしれないね。


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