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DTMは人類史上最低最悪の趣味

どもDTMを始めて1年いくかどうかくらいのクソザコDTMerことRØZL3Y(ロズリー)です。
今日はDTMがいかに趣味としてはクソかっての書こうと思う。これからDTMを始めようとしてる人にとっては酷なことを言うかもしれない。

パソコンさえあれば手軽に音楽が作れるとか、スマホでも音楽を手軽に作れるとかこれからDTMを始めたいって方は、こんな甘い言葉に騙されてはいけません!それはなぜかって、「始めることは出来る、だがしかし・・・」と続くからだ。まずDTMに関して、無料の物は基本的にクソだと思って良い。
(一部例外を除く)

DAWの選び方とかでも良く解説されてることだが無料版はお試し品なのでどんな感じなのかを体験するもの。本格的に使いたいなら無料版は総じて使えない、そして値段も安くて手軽だろうと一瞬思う最下位グレードはトラック数に限りがあったり本来使えるはずのエフェクター類が使えなかったりと機能制限されてるから結局後から買い足すことになるので下位グレードも買う価値無し、よって必然的に中級グレードから上位グレードが必要になる。

上位版の違いは搭載されている付属音源やエフェクター類の充実度が良くなるという感じだけど、この辺りは自分のやりたいジャンルで必要かどうかを考えて好みで良いと思うんだけどド初心者はそんなのわかるわけがないのでミドルグレードをとりあえず買うでしょ、そうすると使ってるうちに物足りなくなって最上位グレードが欲しくなる。
DAWは何がお勧めですかって言われたら結局必ず後から最上位版が欲しくなるんだから、最上位版一択で買えって話になる。問題は始めようとしたその瞬間の金銭的な問題だけだ。

ヨシ、DAWは用意した、いざ作曲開始だ!!と曲を作ろうとして、やる気が合ってイメージしてる物もあったとしても付属シンセの音がしょぼすぎてSynthをいじって音を作るだけで数時間があっという間に経過する、それでも全く気に入った音にならず、とりあえず付属シンセのファクトリープリセットで作って形にしてみる物の、その出来栄えに幻滅するのだ。

付属のシンセや無料シンセでも全然良いんだよ、個々のパラメーターとかをちゃんと理解してる人で自分で音をサクっと作れる人とか、わからないなりにも時間をかけたら良い音も作れると思うけど、初心者はその音を作る段階でまずつまづく。(たまにそれを一瞬で超えてくる天才はいる)
何日もいじって欲しい音にならないなんてやってたら、さすがに飽きるでしょ。だからこれを解消するには良いSynthが1本あるだけでだいぶ違う。無料シンセをいじり倒すよりも有料シンセである程度完成してるプリセットをいじったほうが早かったりするし、そのまま使えるものだって多い。

ことEDM系に関していうなら、SERUMやMassiveといった利用者も多い有名どころのSynthはプリセットがかなり優秀で有料の物から無料のものまで大量に出回っている。無料のプリセットでも無料Synthとは桁違いで各段に良い。さらにパラメーターとかもわかりやすかったりもする

無料シンセでも作れるかもしれないが、シンセの使い方とかをマスターしてる人以外は有料シンセは最強の時短アイテムだ。

この時点で1本シンセを買うと、また2万くらい吹っ飛ぶわけで、セールで買えたらラッキーです!個人的にはDAW買った時点でジャンルに合う良いSynthも1本セットで買ったほうが精神衛生上100%良い。

そんでもってやっていくうちに、面倒な処理やら音の悩みがあれこれと噴き出してきて新しいプラグインが欲しくなってくるし、サンプルパックやプリセットバンクも色々欲しくなってくる。音ネタは大量に合って困ることはない。
サードパーティのプラグイン(別売りのプラグインのこと)の良いところはDAW付属のエフェクターで再現するには複数のエフェクターを使ってオートメーションをいくつも書いてって処理を単体のプラグインで簡単に処理できるってとこにあるし、プラグインごとにそれでしか出せない物っていう感じの特徴的な物もあるから、やっぱり色々と欲しくなる。
持ってる分だけ引き出しが増えるイコール金がいくらでも吹っ飛んでいく。

ソシャゲの有料ガチャと同じような感じって誰かが言ってたけど、まさにそれで有料ガチャを引いたからって毎回使える物が100%でるとは限らないけどゲームでも廃課金してる人は段違いで強かったりなんてこともあるでしょ
DTMも一緒で集めた分だけ引き出しが増えるのはあると思う。

作業環境もそうでスピーカーとかヘッドフォンは普通のリスニング用の物じゃ扱いづらくてフラットで聞こえて低音もちゃんと出てるモニタースピーカーとかを買わないとひどい目にうしPCもある程度のスペックが無いとまともに動きもしない、100均のイヤホンとかマジでスカスカで使えたもんじゃない。だけどそのチープなイヤホンでどう聞こえるかをチェックするには使えるとフォローだけは入れよう。
MIDIキーボードだってピアノが弾けないにしても鍵盤叩いてすぐに音を鳴らせるのは効率が良い。といった具合に作業環境を整えるのもある程度の金がかかる。高ければ必ずしも良いってことじゃないかもだけど良い物は相応に高い。

この辺りも無料でも出来るけど・・・って話だよね。
それでなんだかんだで集めていくと10万、30万、50万、、、、と行くわけだ。そしてこれを言わないといけない、100万かけようが200万かけようが最終的に納得するものが作れるとはならないのだ。むしろある程度揃えてからがスタートラインじゃないかと思うほどだ。

DTMの継続率は10%とからしいけど、ある程度環境を整えるだけでもそれなりに金もかかるし制作する時間も必要になるから好きな人しか続けられないのは当然だよね。好きな音がいっこうに出なければモチベも下がるし、かといってカッコ良い音を出すには金がかかる(金をかけたほうがはるかに早く手に入る)し、DTMをしている人あるあるだと思うんだけど曲が出来上がって浮かれるのもつかの間、数日たつと気にらなくなる。良い音が作れたと思っても今度はミックスやマスタリングがうまくいかないとか、誰かに聞いてもらおうとSNSやYouTubeで投稿してら、たまに知らん奴からメタ糞叩かれたりもするから、そういうのがストレスになる人にとっては最悪だと思う。
SNSを見るとツヨツヨDTMerがわんさかいて、比較しだせばキリもない。これがDTMの世界だ。ほかの趣味ならかけた費用に比例して満足感を十分味わえるものが多い中、DTMに関しては、得られる満足感は人によるだろうが、かけた費用と比例しないことも多いだろう。こんなに金をかけても悩みばっかり増える。そんな状態になる人だっているかもしれない。
自分もその一人でもある、好きだから続けられているがやればやるほど悩みが出てくるよ。例えばマスタリング難しいなーとか色々悩みは出てくる。それがまた楽しいってのもあるんだけど、だから継続率は10%だし、人によっては「DTMは人類史上最低最悪の趣味」になりうるんだなきっと!

てな感じでタイトルを回収して終わりますかね。
でわ。

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