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機械翻訳って何なんや?

こんなニュースがありました。当然、「これは何や?」と思った方が、WEB検索して、当社にもたくさんのお問合せをいただいております。感謝。

良い機会なので、ちょっと補足説明のnoteを書いてみます。普段、あちこちでお話ししていることの整理を兼ねて。

翻訳って

学生時代に嫌々やらされてた英語の勉強、としか記憶が無い(私だけ?)一般人にとっては、翻訳と言うと、どうも一部の方だけが利用する、インテリチックな難しいこと、という印象がありますよね?(再度、私だけ?)

私自身、今の会社にJOINするまで、全く縁もゆかりもありませんでした。翻訳業界について何も知らんやろ、と言われれば、一通りの歴史や状況は把握したものの、経験してはいません。

でも、翻訳(機械翻訳)は今やだれでも使ってますよね!そう、Google先生が翻訳してくれます。ご存じの通り、まぁ笑えるアレです。これをビジネスで使えるかと言えば、全く使えません。そのため、昔からお仕事においては【翻訳=翻訳会社を通じてプロ翻訳家の方に依頼】と言うものでした。

それが、機械翻訳と言う技術が世に現れて、一気に事情が変わり始めました。今までは全て人の力でやらないとならなかった作業の一部を、機械があっと言う間にやってくれる時代が来たってところが今です。『通訳』とか『日本語字幕』とか我々が普段接するものも、広く言うと翻訳に含まれると思います。みんな(再再度、私だけ?)が嫌いな分厚い英語の辞書も近い業界なわけです。

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機械翻訳って

↑のように、(特にビジネスユースの世界では)翻訳は非常に特殊な作業でした。一方で世間で誰もが認識している【翻訳=Google先生】の認識とは非常にかけ離れています。機械の翻訳は当然ですが、圧倒的に時間を含めたコスト削減に繋がります。一瞬で翻訳できてしまいますよね?

だからと言って、プロ翻訳家の方々が一斉に職を失われるような事態にはなっていないわけです。なぜなら、(特に日本語は)同じ外国語に対しても、様々な意味に訳さないと文章として意味が通じない事態が発生するからです。ベタな例で言えば、operationという英単語。

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「操作」です。1秒も掛かりません。

ところが、【運転】とか【手術】とか、文脈や状況によって全く違う意味に訳さないと『翻訳』としては質が低いわけです。これが冒頭に書いたように『笑えるアレ』だったりするわけです。

そこで、機械翻訳で最初の下書きを作ったりとか、機械翻訳に専門用語辞書を持たせる開発を加えたりとか、様々な工夫がここ数年、なされてきました。そして、ようやく実務に耐えうるレベルになってきたね、というのが冒頭のNHKで報じられたところです。

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ここでロゼッタが登場します

ここまでに説明した通り、機械翻訳自体は非常に画期的な技術ではありますが、一般の方や、特にビジネスで『翻訳』という作業が不可欠な方々にとってはどうってことなかったわけです。言ってしまえば『使えねー』的な。。

では、上のようにパソコンの画面を見て「え~~~~っ!」となってる(もちろん、あくまでもイメージです^^)のは何かと言うと、当社が開発したAI自動翻訳サービス【T-4OO】で機械翻訳サービスに触れた場合の様子です。言ってることが矛盾してるだろ!と思われたら、説明のし甲斐があります。機械翻訳の技術に開発を加え、圧倒的な専門分野辞書(約2000分野)を駆使した訳し分けを実現して、いわゆる【プロの翻訳家レベル】を実現したのが【T-4OO】です。

ロゼッタの今後をチラ見せ

現段階で実用レベルにはまだ残念ながら到達してませんが、既にデモを見せていただいて、非常に近い将来で現実の世界になることは確信しています。

私は開発でも営業でもありませんが、このような時代の変わり目に関われるだけで、毎日、ワクワクが止まらねぇぜ!という心境です。

しかも、こんなミッションを掲げてます、当社。

なんだか面白そうじゃん!と思っちゃったあなた、ぜひ、一緒にワクワクしましょう!ということでキレイにリクルートに繋いでみました。

ご質問やお問合せ、ご相談等は、遠慮なく下記まで。(なぜかTwitter)


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