ショパン:小品集 Ballades, Études, Mazurkas, Nocturnes, Polonaises, Preludes, Scherzos, Waltzes

ショパン:小品集
ホロヴィッツ 1945年~1947年録音

00:00 Chopin:ワルツ第7番 嬰ハ短調 Op.64-2
03:15 Chopin:ワルツ第3番 イ短調 Op.34-2
08:11 Chopin:ポロネーズ第6番 変イ長調 Op.53 「英雄」
14:10 Chopin:マズルカ第7番 ヘ短調 Op.7-3
16:30 Chopin:アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ 変ホ長調 Op.22 「華麗なる大ポロネーズ」
24:44 Chopin:アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ 変ホ長調 Op.22 「アンダンテ・スピアナート」

ショパン:小品集(2)
ホロヴィッツ 1949年~1952年録音

28:39 Chopin:スケルツォ第1番 ロ短調 Op.20
37:07 Chopin:夜想曲第15番 ヘ短調 Op.55-1
42:42 Chopin:即興曲第1番 変イ長調 Op.29
46:27 Chopin:練習曲第3番ホ長調 Op.10-3 「別れの曲」
50:32 Chopin:バラード第4番 ヘ短調 Op.52
1:00:42 Chopin:バラード第3番 変イ長調 Op.47

ショパンは、多くのピアノ作品を残したが、その中には未知の作品や、原稿消失作品が複数あることが確認されている。出版されている作品についても、戦乱により自筆譜が失われているものが多い。

ショパンの作品にはいろいろと逸話のあるものが多く、それらの中にはきちんと確証の持てないものも多い。サブタイトルは、ショパンが曲にタイトルを付けることを好まなかったため、ほとんどはショパン自身によるものではない。

ショパンは、遺言で自分の未出版作品の破棄を希望していたが、その希望は受け入れられず、友人でもあったユリアン・フォンタナをはじめとするショパン研究者によって出版された。主な遺作には、『幻想即興曲』『レント・コン・グラン・エスプッレシオーネ 嬰ハ短調(夜想曲 第20番)』などがある。

フォンタナは、ショパンの原稿に手を加え、また作曲年代に関係なく作品番号を付けて出版した。遺作にあたる作品66から74は、フォンタナによって付けられた作品番号である。

なおショパンの作品の分類番号は2つある。KK(クリスティナ・コビラィンスカによる作品番号のついていない作品)とBI(モーリス・ブラウンによる作品分類番号)の2つである。ヤン・エキエルは、彼自身が編纂しているナショナル・エディション(ショパン全集)の中で、作品番号の付いていない作品に限って、WN(Wydanie Narodowe = ナショナル・エディション)というエキエル独自の作品分類番号を記している。

編曲
オーケストラ曲
有名なものとして、いくつかの楽曲にオーケストレーションを施してまとめた数種のバレエ音楽がある。

レ・シルフィード(Les Sylphides) - 1909年初演のバレエ曲目。バレエ演目としてのショパンの編曲では最も有名なもの。編曲者は多数にわたるが、次項のグラズノフを含む。ラ・シルフィード(La Sylphide) - 1835年初演のバレエ曲目と混同される事があるが、こちらはショパンとは関係ない。
ショピニアーナ(Chopiniana) - グラズノフ編曲によるもの。バレエ音楽としての『レ・シルフィード』そのものを指す場合と、『レ・シルフィード』からグラズノフの編曲によるものをさらに抜粋した演奏会用組曲を指す場合がある。英雄ポロネーズや軍隊ポロネーズ、ノクターンやマズルカなどにオーケストレーションが施されている。
ピアノ曲
フランツ・リスト 『ポーランド歌曲集』 - ショパンの歌曲集作品74をピアノ独奏用に編曲。
ステファン・ヘラー 『エレジーと葬送行進曲 作品71』 - 前奏曲作品28-4と作品28-6の編曲。
ミリイ・バラキレフ 『ショパンの2つの前奏曲の主題による即興曲』 - 前奏曲作品28-11と作品28-14の合体編曲。
レオポルド・ゴドフスキー 『ショパンの練習曲に基づく53の練習曲』
マックス・レーガー 『ピアノのための5つの特別練習曲』 - 第1番(作品64-1の編曲)・第2番(作品42)・第3番(作品29)・第4番(作品25-6)・第5番(作品64-2)。
歌曲
ポーリーヌ・ヴィアルド 『6つのマズルカ』 - ルイ・ポメ(Louis Pomey)のフランス語の詞による歌曲への編曲。ショパンの面前でも演奏された[83]。
第1集(1864年出版)作品6-1・作品7-1・作品24-1・作品33-3・作品50-2・作品68-2の編曲。
第2集(1888年頃出版)作品6-4・作品7-3・作品24-2・作品33-3・作品50-1・作品67-1の編曲。

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